FC東京の「シュート撃て」チャントはどうするんだろうか?
今年からFC東京のユニフォームがリニューアルされるらしい。といってもフォントが変わる程度のようだが。
フォントをリニューアルしたFC東京の2014ユニフォーム
長崎から復帰する幸野志有人選手の背番号は28で、背中にはSHUTOと入るらしい。ローマ字読みすると、「シュート」あるいは「首都」。なんというFC東京らしいネームだろうか。
そう「シュート」と言うと、あのチャントが思い浮かぶのだ。
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FC東京の試合を観ていると、ある種のフラストレーションが溜まってくることがある。
森重から高橋秀人にパスを繋ぎ、高橋秀人がアーリアに、アーリアが東に、東からヨネへ、ヨネが徳さんに、徳さんがルーカスに、ルーカスからアーリアへ、アーリアから左サイドを上がってきたこーすけへ、こーすけが切り返して中央のアーリアに、アーリアから東へ、東からルーカスへ、ルーカスから左サイドのこーすけへ、こーすけがサイドを突破してクロス、クロスが弾かれる、こぼれ球をヨネが拾い、アーリアへ、アーリアから秀人に戻し、東へ、右サイドの徳さんに、徳さんからまたアーリアへ、正面がブロックされているから左サイドのこーすけへ。
バイタルエリアで流れるように繋がるパスと、いつまで立ってもペナルティエリアに近づけないもどかしさが、我々の心を一つにする。
誰かシュート撃てよ!!!!
その気持ちが最大まで高まった時に出るチャントが、「シュート撃て!シュート撃て!シュート撃て!シュート撃て!」。
FC東京の戦いは、このチャントが出てからが本番らしい。これを聞くと選手はイラっとすることもあるようだ(高橋秀人が言っていたと誰かに聞いた気がする)。そのいらつきが良い感じに強引さとして現れて、選手を少しアグレッシブにする。その結果、ようやく攻撃の最後の歯車が噛み合うようになる(と、同時にカウンターの恐怖に怯える羽目にもなる)。
ところで、ここで問題になるのが幸野志有人(しゅうと)選手。
「シュート撃て!」というチャントと「シュート選手」はどう共存するのだろうか。あんまり気にせずに、「シュート撃て!」チャントの時はシュートであり、「シュート!シュート!シュート!シュート!」とコールした場合は志有人選手だと脳内で解釈すればいいのだろうか。
そのへんをユーモラスに仕上げられると東京らしくて素敵なので、期待したいところだ。シュートとしゅうとをどうやって料理するかという、実際的にはあまり役に立たない事柄について、真剣に考えて議論してしまうあたりが東京という街の持つ馬鹿馬鹿しさなのだ。
政治や宗教の話とかをし出すと喧嘩になっちゃうし、出身地もバラバラだから共通の話題がうまく場で一致しないことも多い。だから、我々東京人は、「誰にでも分かるどうでもいい話」を肴に酒を呑むのだ。
え?ぼくだけ? あ、そうですか。そうですか。
飲み会でよく「人生に影響与えた漫画ベスト3を発表!!」とか言い出すのがしんたろうクオリティ。
ところで、上のURLの記事にはこんな記述「4連勝で5位まで順位を上げて迎えた28節、勝負どころの鹿島戦で1-4の大敗。」
たまたま観た試合だったけど、転機になっていたようだ。去年のJリーグ観戦は、転機となるような要所を自分の目で観ることができたような気がする。そういう意味で非常に幸運だった。とても楽しかった。半分は偶然や運命ともいえるかもしれないが、もう半分では必然だ。
TwitterやFacebookで絡んでいるサポーターの方々、あるいは現地や飲み会で出会ったサポーターの方々が、「あそこにいけ、いくべきだ、必ずいけ」と背中を押してくれ続けたおかげだろうと思う。
そういうのを思うと、感謝の気持ちが溢れてくる。去年は本当に熱い経験をすることができた。この気持ちを返す最大の方法は、今よりもJリーグを盛り上げることに貢献することだけだろう。忘れられてしまったJリーグの魅力を世に伝えるのだ。
「早く書け!早く書け!」コールが出る前に、書き上げたいところだ。
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