ブロガーから作家になってブロガーに戻った人のブログ

はとのす 

サッカー論

久保建英がにっこり笑う時。YBCルヴァンカップ グループステージ 第1節【筋トレサッカー観戦 vol.5】

更新日:

Pocket
LINEで送る


ルヴァンルヴァーン!
ルヴァンカップである。

ぼくは密かに期待していた。久保建英が先発するのではないかと!

そして、それは現実になった。
リーグ戦以上にワクワクするのはナンデダロー。

主力として富樫敬真も使われるはずなのだ。

他にも活きのいい若手がウジャウジャいる!!

U-23が存在することの最大のメリットと言える。
出場機会が多いクラブのほうが、自分の将来を考えた時に魅力的に見えるのだろう。

試合前にこんなツイートをした。

今日のルヴァンカップ。久保建英がスタメンだ!!全体的にスタメンが若い!面白そう!

久保(16)を筆頭に、岡崎慎(19)、内田宅哉(19)、小川諒也(21)、山田将之(23)、富樫敬真(24)と若手のイケメン勢揃い。永井と交代で、平岡翼も出てくれると嬉しいなぁ。

おもしろそうなメンバーがスタメンなのである。

長谷川健太監督も、今日は若手の品評会とかいってるので、そのつもりで楽しもうと思う。

スターティング

FC東京

FW
富樫敬真 永井謙佑

MF
橋本拳人 岡崎慎 久保建英 内田拓哉

DF
山田将之 吉本一謙 丸山祐市 小川諒也

GK
林彰洋

監督
長谷川健太

GKの林以外は綺麗なターンオーバーをしている。

横浜Fマリノス

FW
イッペイシノズカ ウーゴヴィエラ 遠藤渓太 

MF
扇原貴宏 ダビドバブンスキー 吉尾海夏

DF
松原健 栗原勇蔵 ミロシュテゲネク 下平匠

GK
飯倉大樹

監督 アンジェ・ポステコグルー

エリク・モンバエルツに続いて、アンジェ・ポステコグルーという、何とも発音しづらい監督を重ねてきた横浜F・マリノス(言いたいだけ)。

試合の流れ

この日は三ツ沢なので、現地で見たいところではあったが、仕事の都合で渋々諦めた。

スカパーで視聴。入って良かったスカイパーフェクトTV!

スカパー!に再加入したウェットな理由。 | | はとのす

ライブで見ようと思ったのだが仕事が終わらなかったので、録画しておいた。
ちょうど試合が終わった頃に見始めたのだ。

ツイッターは当然遮断である。

試合を見始めると、解説の方が、FC東京のことをガンバを言い間違えるという珍事があった。
それも2回も!

長谷川健太監督のイメージが強かったのだろう。

さて、序盤からFC東京の若手たちは元気に動き回り、いきなり決定機を迎える。しかし、シュートはバーに当たる。

その直後であった。

横浜Fマリノス、遠藤渓太のシュートをGK林彰洋が弾く。
それをイッペイシノズカが押し込む。

まさかの失点である。

いや、でもまだ試合は終わらない。
始まったばっかりだ。
たとえ、4-0で負けていたとしても、最後の最後まで諦めてはいけないのだ。

ちょうどスコアを0-1にされた問いであった。
聞き慣れた電子音がした。
思わずスマホを見る。

すると……

おおおお……

FC東京公式ラインが……

このあと86分間、両チーム共に得点がないという不都合な真実を知ってしまった。

FC東京のLINEはとても大切で、ぼくが記憶喪失になっている間も、自分がサポーターだと思えたのはこのLINEがあったからだ。ツイッターでFC東京についてつぶやく人は目に見えて減っていた(一日十ツイートくらいしていたガチサポの人も一ヶ月に一回くらいになっていたケースもあった)。

そんな中でも、試合の前後に情報を送ってくれる公式LINEはとてもありがたかった。

しかし…… 録画中継を遅れて見る場合にはまずい。大問題児だ。ここ数年、通知を切ったことはなかったが、今年は録画で遅れてみる機会も増えそうなので、切っておこう。

あと、あれね。DAZNで遅れて見ようと思ったら、ハイライトのところから始まったりするあの事案。あれは修正されたんだろうか。何時何分に見始めたとしても、最初から始まって欲しいものだ。

さておき。
横浜F・マリノスは、東京よりもメンツがガチだったので、流石に手強かった。

特にバブンスキーと遠藤渓太が厄介だった。真ん中とサイドで崩されていたら流石に安定しない。よく1点で抑えたものだ。遠藤のプレーは本当にいい。大好きだ。切り込んでからしっかり助走して、ドカーンと強いキックを蹴り込む。どうしてそこにディフェンスがいないのかというのは摩訶不思議なX-File事案にしても、良いプレーであったと思う。

バブンスキーも、遠くまで見えている選手で、思い切ったサイドチェンジはJリーグではあまりみないものだった。

調べてみるとバブンスキーは、バルサのカンテラ育ちの24歳なのだそうだ。いわゆるメッシになれなかった選手である。まだ読んでないけどこんな本があるので、いずれ読んでみようと思っている。

さて、悠々とプレーする横浜F・マリノスに対して、FC東京は守勢に回った。

出だしはとても調子が良く、粗いながらもシュートまで持って行けているので、トップチームよりいいんじゃないかと思ったくらいだ。しかし、流石に経験も少なく、連携も取れていないのでずっと続けるのは厳しかったようだ(相手にとって防ぎやすいものであったようだ)。

あっちは楽々パスを回しているのに、東京はプレスを剥がすのに必死である。

パスの精度もいまいちで、サポートも、ゴールを狙っている選手もいないこともあり、出しどころに困ることが増えていった。

そんな中で良かったと思うのは、小川諒也のクロスは有効であったこと。真ん中にいるのがパトリックであれば1点くらい取れていたと思う。もっともほとんどのチームにはパトリックはいないので、クロスはあまり有効な選択肢ではない。

特にこの日のFWは、富樫敬真と永井謙佑。二人とも身長178cmと標準的な大きさだ。富樫はヘディングで決めた(決められた)イメージがあるのだけど、永井はどうなんだろうか。

一応検索してみたら違うものが出てきた。

永井 龍のヘディングシュートで同点に追い付いた長崎【明治安田J2 第10節 長崎vs横浜FC】:Jリーグ.jp

永井の活かし方としては、キープ力のある久保のあたりでいったん溜めて、橋本あたりとコンビネーションで崩している間に、ラインの裏側を狙ってもらう。そして、その時の重心のかけ方を見逃さずに、久保からキラーパス!というパターンなのかなと思う。

そして、実際に、永井はそういうパスが欲しそうだったのだが、この日に関しては全体的に押し込まれていて、チームとしして、そこまで組む余裕がなかったようだ。

擬音で言うとワチャワチャしていた。
初めて一緒に試合に出るメンバーなので、誰がどうしたいのかわからず混乱しているような状態である(というかそのままずばりなんだろうけど)。

さて、問題は久保建英である。

相手も警戒しているのか、あるいは弱点と見ているのか、フィジカルなプレーで止めようとしてくる。
実際に、強い当たりは有効で、バランスを崩すシーンがしばしば見られた。でも、試合終了時には慣れてきていたようにも見える。

インテンシティという言葉がある。直訳すると「強度」である。
この言葉は、抽象用語が苦手な日本人は使わないほうがいいと思っているのだが、敢えて使ってみよう。

久保建英はテクニカルだがインテンシティが低いという見方がある。確かに16歳で、肉体的には未完成だ。
しかし、久保は、相手の動きを予想して、重心をコントロールし始めたように見える。

どう当たられるかを考えて、前後のプレーを調整するのだ。

覚えるのが早すぎではないだろうか?

前半には苦労していたのに、後半は扇原のあたりをかわして、一人で悠々とボールを運んだ。キャプテン翼の世界である。
それも、扇原相手にですぜ?

本当に頭のいい選手だなと思う。

にこりともしない、クソ真面目な顔でプレーしているのだが、試験中の学生のようものだ。テストを解きながらにやにやしている学生もいないわけではなかろうが、大抵は真剣な顔をして取り組んでいるだろう。

次から次へと問題の難易度が上がっていく。

浦和戦では、日本代表クラスの槙野が本気で当たってきた。

仙台戦では、連携が取れず孤立しながらも、それでもある程度崩せていた。

そしてルヴァンのFマリノス戦では、中盤の要としての重責を負った。FKまで蹴っているのだ。

ただまぁちょっと顔が真面目すぎる。とあるサッカーファンというかメディアの大御所が、「あの表情だとちょっと人気でないよなぁ」と言っていたのを思い出した。

そうなのだ。表情がまるで難民キャンプなのである。しかしながら、実際に難民なのかもしれない。

明日生きるか死ぬかもわからないという緊張感の中でプレーしているというべきなのかもしれない。

対戦相手は、鳴り物入りのヤングスターを、総力で潰しに来る。

味方もまだ味方とはいえない。恐らく、心から久保建英をみとめて、建英のためにプレーしようという選手はまだいないだろう。

それは、自分で獲得するしかない。

久保にボールを任せれば、何とかなる。
久保はどこにいるんだ!

そうやって、周りが探し始める時は必ず来るはずだ。

どうやって勝ち取るのか。
それはわからない。
クラブハウスやロッカールームに盗撮カメラを何百個も仕掛ければアドバイスも出来るかもしれないが、外から見ているだけでは全然わからない。

他の選手とコミュニケーションは取れているようだ。しかし、どこまで相手に響いているか。

マイケルジョーダンがどうして偉大な選手なのか。

個として優れていただけではないのだ。

自分が強いだけでは絶対に優勝できないと悟ったジョーダンは、チームメイトを集めて朝練をしはじめた。

結果、ジョーダンを中心とした、強力なチームが出来たのだ。

久保建英にそれが出来るだろうか。
Jリーグや日本代表でプレーする限りは、そういった問題はつきまとうだろう。

自分がやりたいサッカーを貫くには、カリスマになるしかない。

さぁどうなるでしょうか。

プレー面でもだいぶ見えてきた。
久保建英は細かい駆け引きが上手だ。一般の選手よりも3倍細かい。バスケ用語で言うとフェイクの数が多い。

ボールを持つ位置を細かくずらしてパスコースを作ったり、逆を付いたりと、本当に技が細かい。そして、そのプレー一つ一つが天然ではなく、考えた上でやっているのだろう。1試合見ていて、同じようなプレーをあまりみなかった。引き出しが多いと言うよりは、状況によってプレーを変えられるんだろう。

左利きで中盤を支配していく様子はメッシみたいだなと思ったりもしたし、するする抜けていくとイニエスタみたいだなという気もする。バルサの血は確実に流れている。

久保が技術屋ではなく駆け引き屋なら期待度がさらに高まる。
技術には上限があるし、相手も対応できるようになる。しかし、駆け引きは経験を積めば積むほど向上する。青天井なのである。

この感じで2年もプレーすると、手がつけられない選手になりそうな気がする。

しかし、そこまでいったら、さよならが近い。

ま、それはそれだ。久保に触発された活きのいい若手が残ってくれたらそれでいいのさ。

さておき、久保建英の表情が暗いということは、まだ生き残るのに必死だということで、それだけ必死な状態では、周囲と仲良くすることも難しいはずだ。ビジネスライクに仲良くすることは出来るかもしれないが、ビジネスではなく友達になることも大切なのだ。

それは、サッカーだけではなくて、現実のビジネスでも同じ事だ。

久保建英がにっこり笑った時、すべての準備はようやく終わる。

さて、ぼくが久保建英の笑顔、あるいは、仲間たちと喜びを分かち合っているところを見るのは第何節でしょうか。

横浜FMvsFC東京の試合結果・データ(JリーグYBCルヴァンカップ:2018年3月7日):Jリーグ.jp

ところで、3試合見た結果がこれである。

FC東京 1-3 対戦チーム (3試合の合算)

トイレ事件のため、ぼくはまだ1得点も見ていないことになる。

おいおい、頼むぜ。わっしょいさせてくれー!

というわけで、次節はアウェー磐田戦。自宅から観戦予定である。

あ、あとプチ告知。

音声チャンネル『ハトトカ』に、ブラジルで活動するサッカー監督 平安山良太さんにご出演頂く予定です!
コリンチャンスの育成部など、南米での指導経験が豊富な方です。サンパウロのシェラスコ屋さんで会いました。
近日公開予定なので是非聞いて下さい!(まだ収録してないけど)

ハトトカで最近サッカー色が強かったのは、モンゴルやニュージーランドでプロ契約していた冨澤拓海選手のお話と、映画『ホペイロの憂鬱』に森陽介選手役で出演した郭智博さんのお話です。永遠に続く待機列のおともに是非どうぞ!

第115回『ゴールキーパー冨澤拓海の世界① トミー、サッカーの原点』 | ハトトカ いつかあなたと文化祭

第115回『ゴールキーパー冨澤拓海の世界① トミー、サッカーの原点』 | ハトトカ いつかあなたと文化祭

-サッカー論

Copyright© はとのす  , 2018 All Rights Reserved.