Jリーグの優勝争いが壮絶に面白いことに気付いた。


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Jリーグの優勝争いが面白い!!!

Jリーグファンのほとんどが既に気付いていることだと思うが、優勝争いが最後の最後までもつれそうな気配だ。すごく面白いことになっている。

ぼくはつい最近までJリーグにあまり興味を持っていなかった。「Jリーグを初観戦した結果、思わぬことになった。」以降、スタジアムに何度か行ったものの優勝争いにはあまり興味を持っていなかった。スタジアムでサッカーを観るのが楽しかったのであって、勝敗はあまり重視していなかったのだ。

ところが、昨日、Jリーグファンが30人近く集う飲み会に参戦してみたところ、みんな自分のチームが「勝点」をいかに積み重ねるかに気を配っていることを知った。

帰ってから、順位表を眺めていたら確かにこれは面白い!!


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5チームが優勝を争う

まずは、この表を見て頂きたい。

2013-11-11_2019

残り3試合を全勝した場合、得られる勝ち点は9。

黒い太枠が囲った1から5位のチームが優勝の可能性が十分に残されたチーム。横浜F・マリノス、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズの4チームが、勝ち点3の範囲に収まっている。5位のセレッソ大阪は全勝することが必須だが、その場合には可能性は十分に残されている(川崎フロンターレも0ではないけど、ややこしくなるので除外)。

この5チームのどこが優勝してもおかしくないし、これから行われる3節の試合については、いつどこで何が起こってもドラマチックな展開となるのは間違いない。該当するチームのサポーターにとっては最高にエキサイティングでスリリングな3試合になるだろう。また、傍から見ている分には、どう転んでも面白い展開だ。

残酷なことに優勝できるのは1チームしかないため、3チームのサポーターは悔しさを抱えたまま来シーズンに望むことになる。そう考えると今からドキドキする。

ところで、優勝争い以外にもドラマはあるようだ。1~3位のチームはACL(アジア最強のクラブチームを決める大会)への出場権が得られることから、3位以内に入るための争いももう一つの山場となる。

また、7位までは順位に応じて賞金が手に入るらしい。これもあるとないとでは大きな違いだろうし、第一賞金が取れたら気分がいい。ないよりはあるほうがずっといい。

降格争いについては既に決着がついた模様なのだが、例年はこちらも異様な盛り上がりを見せるらしい。

優勝へのストーリー

しかし、どのチームが優勝する可能性が高いのだろうか。簡単に推定してみた。

全18チームの勝率を求め、各チームを勝率に応じてA~Dにランク付けした。50%以上はA、40%以上はB、30%以上はC、それ以下はDとした。

並べて見てみると、いくつもストーリーラインが描けて大変面白い。

【5位 セレッソ大阪の場合】
32節  A サンフレチェ広島
33節  A 鹿島アントラーズ
最終節 A 浦和レッズ

5位のセレッソ大阪は、なんと対戦相手はすべてAランクのチームだ。つまり、優勝争いの最前線のチームと戦い抜かなければならない。

これは非常に厳しい日程といえるわけだが、自力で打開できる可能性があるという意味では恵まれているともいえる。万一全勝した場合はどうなるだろうか。まず、セレッソ大阪の勝点は62となる。と、同時に、残りの3試合で横浜F・マリノスが勝ち点3以内、浦和レッズが4以内、サンフレッチェ広島が5以内、鹿島アントラーズが6以内であった場合、得失点差の争いに持ち込むことができる。

もし少年漫画の中の出来事で、主人公が柿谷曜一朗だったとしたら……もう先の展開が読めてしまう。セレッソ大阪は接戦を制して優勝を決め、柿谷は世界へと旅立っていく……

もちろん、Jリーグには筋書きはない。でも、そういう可能性があるってことにワクワクさせられる。

【1位 横浜F・マリノスの場合】
32節  D ジュビロ磐田
33節  B アルビレックス新潟
最終節 B 川崎フロンターレ

Aランクのチームとの対戦がないという点では恵まれている。しかし、エースの中村俊輔は胆嚢炎で緊急入院していたため、コンディションが低下している可能性もある。

その状態で、ジュビロ磐田と戦わなければいけない。磐田は降格が決まってしまったものの、だからこそ、チームのプライドを懸けて全力で向かってくることが予想される。また、最終節には川崎フロンターレとの神奈川ダービーが待っている。

川崎フロンターレは優勝確率もまだ残っているチームであり、順位が一つ変わればACLの出場権や賞金の獲得などに大きく影響する。

ストライカーの大久保は「得点王レース」の1位を独走していて、最後の瞬間まで貪欲に点を取りに来ることが予想される。「ここまで来たら狙いますよ」とやべっちFCで語っているのを先ほど観てしまった。

現在は1位ではあるものの、最後の最後まで予断が許されない厳しい戦いになるのは間違いない。

【2位 浦和レッズ】
32節  B 川崎フロンターレ
33節  C サガン鳥栖
最終節 B セレッソ大阪

ナビスコカップの決勝を惜しくも落としたこともあり、リーグ優勝に懸ける熱意は高いはずだが、浦和レッズにも苦難の道が待っている。

まず、川崎フロンターレは、前述の通り優勝争いからは一歩引いたものの、勝点を積み重ねることには強いモチベーションを持っていることが予想される。

そして、最終節はセレッソ大阪との対戦が待っている。前述したように、セレッソ大阪が以前の2試合を勝ち抜いてきた場合、優勝決定戦になる可能性がある。セレッソが3勝で、浦和が1勝1分だった場合、この試合の勝敗ですべて決まるという事態になるかもしれない。

そうならないためには、浦和レッズは前の2試合を絶対に落とせない。

もちろん、セレッソ大阪よりも、Aランクの他の3チームとの勝ち点争いのほうが熾烈なことは言うまでもない。

※追記
浦和レッズはアウェーの鳥栖には、近年ほとんど勝っていないらしい。Twitterで教えて頂いた。そういう意味では、どの試合も死闘になりそうだ。

【3位 サンフレッチェ広島の場合】
32節  B セレッソ大阪
33節  D 湘南ベルマーレ
最終節 A 鹿島アントラーズ

次節のセレッソ大阪戦がとても重要だ。ここで勝てばセレッソ大阪が優勝する可能性がなくなる(広島60、C大阪53で残り2試合では追いつかない)。ライバルを一つ消すという意味でとても重要な試合だ。

しかし、万一負けてしまうと、最終節に鹿島アントラーズ戦が控えているだけに非常に難しいことになる。しかも、最終節は敵地カシマスタジアムで迎えることとなる。

【4位 鹿島アントラーズの場合】
32節  C サガン鳥栖
33節  B セレッソ大阪
最終節 A サンフレッチェ広島

次々節のセレッソ大阪戦、最終節のサンフレッチェ広島戦と山場が続く。そのため、次節のサガン鳥栖戦は絶対に落とせない。引き分けでも駄目だ。

サガン鳥栖とセレッソ大阪から無事勝ち点をもぎ取れた場合には、最終節で勝ち点62。対戦相手の広島はそこまでの2試合について、一つも勝てていなかった場合には勝ち点57。鹿島には届かない。しかし、1勝で60、2勝だと63となる。

特に、両チームとも2勝してきた場合には、この試合が優勝決定戦になる可能性がある。

(そして、その試合を観にカシマスタジアムに行くことが決まっている。ラッキー!!!!!)

結局どこが優勝しそうなんだか全くわからないが……

現状1位で、3連勝すれば自動的に優勝が決まる横浜F・マリノスが有利なことは間違いない。しかし、一つでも落とすようならばどこが優勝するのか全くわからないサバイバルゲームに突入していく。

なんというか……

面白すぎるよ、Jリーグ!

数字を整理していてワクワクしてきた。特に、セレッソ大阪がAランクのチームとの対戦を3つ残していることがわかったときは、胸の高鳴りが止まらなくなった。

本当は贔屓のチームが優勝争いに参加してくれたほうが楽しめたのかもしれないが、そうじゃない場合でも客観的にみて楽しむことができる。

Jリーグをつまらないと言ったやつは一体誰なんだ?どこをどうすればつまらないのか逆に聞きたいくらいだ。

スタジアムに行けば間違いなく面白いし、順位表を眺めているだけでも楽しくて仕方がない。これを楽しめない方がどうかしてるという気すらしてくる。

とはいえ、自分もつい最近まで全く興味を持っていなかったのだから、困ったものだ。

このシステムの面白さを知ってしまうと、やっぱり2ステージ制って駄目なのかもしれないと思うようになってきた。

……でも、放映権料も大切だからなぁ。難しいところだ。

ともかく、Jリーグの残り3試合どう考えても面白い。

老若男女、Jリーグの古参ファンからニワカまで、海外厨から野球ファンまで、父ちゃん母ちゃんポチタマ、みんなJリーグに注目してみよう!


はとのすのJリーグ記事が本になりました!
序盤はブログ記事を大幅に加筆・修正したものですが、中盤以降はどこにも書いていないものが殆どです。

本の内容についてはこちらをご参照下さい。
前書きと目次の紹介『サポーターをめぐる冒険 Jリーグを初観戦した結果、思わぬ事になった』


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