奈良鴻池の変。ロック総統、古都奈良で討ち取られる?!


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速報!!ロック総統 討ち取られる!!!


ロック総統ぶらり旅に参加してきた。この旅は、ロック総統が全国のサッカークラブや、サッカーに関係するところをぶらりと訪れるという企画で、第一弾の静岡・鹿児島編はDVDとして発売されている。

総統ぶらり旅2014DVD

第二弾は東北編で、名高きティガーマスク氏とも対決したようだ。第二弾は、現在鋭意作成中とのことである。そして、第三弾が信州長野編と奈良・関西編(正式名称は不明)として制作される見込みとなっている。

わたくし、中村慎太郎は、信州長野編と奈良・関西編では出演者として参加している(第二弾にもプチ出演しているらしい)。


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旅の詳細については、いつか発売されるDVDをご覧頂きたい。ぼく自身も、DVDでも見ないと細部まで思い出せないくらい盛りだくさんの旅であった。

表題とした「奈良鴻池の変」についてだけ、DVDに先立つ速報版として公開したい。

今回、奈良を訪れた理由は、ロック総統がサポートしている「ホンダロックSC」が「奈良クラブ」と対決することとなったためであった。紆余曲折あり(この辺はDVDで見てね)、ロック総統は試合の前日に「奈良新聞」にて写真入りでデカデカと紹介され、奈良クラブのHPでも大々的に紹介された上、試合前にはトークショーとサイン会まで組まれたのであった。

トークショーには、ぼくも出演することを前日に聞かされて冷や汗が出た。まさか前日の車中で発表されるとは思わなかった。衣装(こぎれいな服とヘルメット)を持ってきておいて良かった。


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30分のトークショーのうち25分くらいは総統が話していたので、ぼくの仕事はあまり多くなかったのだが、総統との絡みも段々うまくなってきたらしく、反響は上々であった。そもそも、ぼくは奈良クラブについて特に何かを知っているわけでもないので、現状で語りたいことがあったわけでもない。

奈良クラブってどんなクラブなんだろうか? それすらわからずにトークショーに出る羽目になったのは、ご存じ某黒幕さんのせいなのである。

途中で乱入してきた岡山一成選手は凄まじいまでの暴れっぷりであった。ぼくのことも知っていてくれて「ぼくの本と同時期に出したんだけど、ぼくはぼろ負けでしたよ!!」と言っておられた。「岡山劇場」はサポーターの物語を選手側から描いているという非常に希有な本で、続刊で引用させてもらおうと思っていたのである。

その後、サイン会になったのだが、ぼくはサインするべき本を持ってきていなかったので、総統の隣でサポートしていた。何名かぼくのことを知ってくれている人もいて、時間があったので色々と話し込んだ。

浦和サポ兼奈良サポの方は、『サポーターをめぐる冒険』を読んでいたく感動してくれたとのことだった。「はとのす」読者の高校1年生とは随分と長いこと話し込んだ。ぼくのTwitterを見てこの試合に訪れてみたという方もいた。東京在住の女子大生は、東大の学食によく行くがあまり美味しくないと言っていたので、赤門前の美味しい担々麺屋さんを教えておいた。

今回は、奈良クラブの主催ゲームであったにも関わらず、ロック総統は主役であった。地方紙で紹介され、試合前のイベントでGMと対談したのである。これも詳しくはDVDなのだが、JFLというリーグ、奈良クラブ、サポーターとは極めて良好な関係にあるため、問題など生じようはずもなかった。

だから、試合前に、ロック総統が奈良クラブサポーター席に乱入した時も混乱はなかった。それもそのはず、奈良クラブのコールリーダーとは前日に酒を酌み交わしているのである。

ロック総統の提唱するフットボール革命の担い手、その思想の最先端にいるのが奈良クラブサポーターなのである。ロック総統としては若く、理想に燃える、イコマ氏とマサヤ氏が可愛くてしょうがないようだ。

対戦相手は「敵」であり、そのサポーターは「悪魔の手先」、試合中はもちろん、試合の前後も「死ね、殺せ」と罵詈雑言を交わすようでは、真のフットボール革命は起こらない。そこには笑顔が生まれないからである。

もっと楽しくやろうぜ。もっと多くの人を巻き込もう。
勝ち負けも大事だけど、それよりも大切なことがあるはずだ。

今そこにあるサッカーを愛せ。
そして、サッカーとは、試合そのものだけではない。
サッカーに関わるすべてを愛するのだ。

勝って勝って勝ち抜いて、優勝に優勝を重ねても決して満たされないものがある。それが本当は一番大切なもののはずだ。そして、それは、目をこらしてよく見れば「今、そこにある」何かなのである。

ロック総統の思想を極めて簡略化するとこのように解釈できる。

ロック総統は、20年以上も日本サッカーを見つめ、インファイトで暴れていた時代なども経ている熟練のサポーターである。一方でぼくは、正真正銘のにわかサッカーファンで、サポーターとしても非常に「ぬるい」立ち位置である。

何故ぼくが、ロック総統に傾倒したのかというと、ロック総統の考え方は、実はライト層、にわか層にとってもフレンドリーなものだからなのだ。というのも当然で、コア層だけに迎合し、先鋭していくようなやり方では、日本のサッカーには未来はないという考えなのだ。そして、その点には強く同調する。

ぼくは「日本国民はまだそれほどサッカーが好きではない」と思っている。サッカーだからという理由だけで、人やお金が集まってくることはないのだ。


さて、今回の「奈良鴻池の変」へと話を戻そう。初期にはアンダーグラウンドで活動していたロック総統も今や著名人と扱われるようになった。しかし、内心では、それを承服しきれないと考えている者もいたのである。

奈良の主役は俺達だ!!!

以下の動画は、ぼくが撮影したものである。奈良クラブが「ひみつのアッコちゃん」のチャントを始めたので、動画で記録しておこうと思ったら様子がおかしい。

オーオーオーオオー オーオーオーオオー オオオオー フォルツァ 奈良!
奈良クラブ!! 奈良クラブ 奈良クラブ!!

試合の途中。目の前では選手達がボールを蹴っている時にも関わらず、その男は歩み始めた。その後ろを奈良クラブサポーターが踊り跳ねながらついていく。おじさん、女子高生、小さな女の子、高校生。

向かった先には、ホンダロックの応援席があった。

前代未聞、驚天動地。

奈良クラブサポーターの突然の襲撃に、意表を突かれるロック総統。そう、この襲撃は台本にはない。

試合中に、試合を見ないとサポーターとは本当にサポーターなのか?!
相手の応援席に殴り込みをかけるなんて、大きなトラブルになったらどうするのだ?!

しかし、見よ!! サポーターや周囲の観客の楽しそうな顔を!!

さらには……

コールリーダーのイコマ氏は、ホンダロック側に居座って、しばらくホンダロックの応援をしていたらしい。

奈良クラブサポーターには全く常識が通じない。

旧来の応援方法を行ってきて、それこそが自分のサポーター道だと感じている者にとっては、嫌悪感すらあるかもしれない。 しかしながら、これこそがまさしく革命なのである。

ロック総統は革命に倒れた。主役の座から一気にたたき落とされた上、試合にも敗れてしまったのだ。試合後には、正座して反省させられてしまった。

そして、ロック総統の介添えによって、奈良クラブサポーターは覚醒した。絶対の自信を得たことだろう。今後、奈良クラブサポーターの面白さは加速していくのは間違いない。

二人のコールリーダー。強いカリスマ性を持ち、よく通る声で観客席を鼓舞するイコマ氏は、剛速球を投げる正統派のピッチャー。マサヤ氏は、ナックルボーラー。どこへボールが飛んでいくのか本人にもわからず、時にはボコボコに打たれることもあるが、その球筋は観る者すべてを魅了していく。

試練は山ほどあるだろうけど、いつか大きな流れが出来るのではないだろうか。

そして、老兵ロック総統の時代は終わったのか?! 今後の日本サッカーを盛り上げて行くのは、若き奈良クラブなのだろうか?!

いや、「逆襲のロック総統」にも期待したい。

実はいい人であることもバレてきて「愛すべき初老のおじさん」となりつつあるロック総統よ!!刈谷から清水まで運転しただけで力尽きるほど弱ってしまった総統よ!!もう一度、立ち上がれ!!

ロック総統は確かに弱っていた。疲れ果てていた。しかし、それは、長時間続く「ゆるやかな虐待」の成果であり、あの時の総統はベストコンディションにはほど遠かった。

来年もう一度、奈良クラブとホンダロックの対戦がみたい。

昇格するなよ、奈良クラブ!!


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というわけで、速報版はこれでおしまい。
奈良クラブのことはBlogではない場所で語りたいのだけど、もう色々溜まりまくっていていつになるかわからないから、「乱入事件」だけに絞って公開した。

これ以上の詳しい内容は、ぼくの文章と黒幕氏が作成するDVDの完成をお待ち下さい。