負けちゃったなぁ…… FC東京、準決勝で散る。


Pocket
LINEで送る


うーん、負けてしまった。

この試合を見ていて驚いたのは、FC東京が5-4のブロックでがっちり固めていたこと。ガチガチのコチコチのこんな布陣を見たのは、始めてだった。もちろん、特に初期のうちは誰がどこにいるのやらわかっていなかったというのもあるので、気づかなかっただけなのかもしれない。ただ、こんなに守り重視な印象を受けたのは始めてだった。

それでも、何度か決定機を作ってきたから広島は流石にチャンピオンチームだった。相手が守備を固めていても遠目のミドルを遠慮無くぶっぱなしてくるところに、チームとしての潔さというか、攻撃的な精神というか、勝者のメンタリティのようなものを感じた。


スポンサーリンク

FC東京は守りを固めて、少ないチャンスに賭ける作戦だったのだろうか。実際に決定機はいくつかあった。でも、足りなかった。ぼくの観てきたFC東京は1つや2つの決定機を決められるようなチームではなかった。後半丸々攻めつづけてやっと1点だけ取れるようなチームだったのだ。

延長線に入り、惜しいシーンはいくつもあったが、ゴールを割ることまではできなかった。

そして、PK戦を迎える。

PK戦は、完全にホームの雰囲気で入った。広島が気の毒になるくらいの東京ホームだった。塩田!塩田!の大合唱で支えたのだが、勝ち切ることができなかった。

3-1でリードしたときは勝ったと思った。しかし、魔神西川の前に敗北。うーん……

まだ勝負が決まる前に、「勝利の歌」を歌ったことで負けてしまったと批判する人もいたようだ。確かに、勝利の歌を歌った後のシュートを外したことで、流れが相手に行ってしまったという印象はある。だから、あれは失敗なのは間違いない。

しかし、広島という強いチームに対してあそこまで競れたのは紛れもなく応援の力だったと思う。今回は少し遠目で見ていたのだが、応援の力は非常に強かったという印象があった。チームの背中を押し続けていたと思う。

最初はゴール裏の中心地だけだったのだが、次第に応援の力はゴール裏全体に広まっていった。最後の最後には、ゴール裏の端っこにいたぼくの周りでもみんな「塩田ーーー!!」と叫んでいた。

それでも負けちゃったんだから仕方がない。

「勝利の歌」を歌うことで、相手に絶望を与えようという作戦の意図はわかる。結果は誰がどうみても失敗なんだけど、意図があって失敗したなら仕方がない。120分間、全力で声を出して、チームを支え続けてきた結果、最後にミスをしてしまったとしても、外野からは絶対に否定することはできない。

選手だってミスをするし、コールリーダーだってミスをするさ。コールリーダー自身が、この敗戦をどう考えているのかはよくわからないし、ミスをしたとは思っていないかもしれないけど、一番凹んでいるのはまさしくコールリーダーだろうと思う。

仙台戦は応援の力で勝てたことは間違いないし、この試合だって応援の力で最後まで競れた。だから仕方がないことだと思うんだよね。

決勝に行けなかったのは仕方がないことなのだ。悔しくもあるが……まぁ仕方がない。来年はイタリア人の監督が来るらしいから、優雅で泥臭いフットボールができることに期待したい。

正月には平山が大活躍してくれて、ACLの出場権を勝ち取ってくれて……来年はACLの取材をがっつりしようと取らぬ狸の皮算用をしていたのだが、そうもいかなかった。うーん、国立の平山見たかったなぁ。残念だなぁ……

帰りに信濃町の居酒屋によって、ビールを飲んだ。もうビールだよ、こういう時は。どういう時でも飲むんだけど。宴もたけなわ解散するときになって、「あー……でも悔しいね。PKまで行って負けるなよなぁ……西川ェ……」とつぶやいていたら、隣の個室で飲んでいた人がガラっと戸を開けた。

「ごめんなさいね。正月まで滞在を伸ばすことにしましたよ。」

オホホホという感じで、声をかけてくれたご婦人は広島サポーターの方だった。すごく楽しそうに飲んでいたのをみてなんかホッとした。この気持ちはなんなんだろうね。

「今日は、キーパーが権田じゃなかったのは、どうしてだったんですか?」

と聞かれたので、気合を入れて答えてきた。

「塩田っていうのは、本当に情熱的な選手で、サポーターからの信頼が最も厚く、大一番でレギュラーを勝ち取って……!!」

お酒を飲んでいたのでいまいち要領を得なかったが、そんな感じ。

この日は、嫁さん、子供(11ヶ月)、地元の飲み仲間、バスケ仲間、はとのす関係でできた友達、サッカージャーナリストの舩木さん、関西のサッカー観戦サークル“Tifosi” URLのお二人と一緒に観戦していた。

サッカーに詳しい人から、全くわからない人まで色々いたのだけど、みんなサッカー観戦を楽しんでくれたみたいなのでその点は良かった。

勝てたら最高だったのは間違いないが…… まぁ仕方がない。うーん、仕方がない。

……で、次の試合はいつなんだ? 2月? 3月? 遠いなぁ……

そして、決勝戦はどうしようかな。

広島はとても好きなチームなんだけど、昨日の今日で応援をする気にはなれないし、中村俊輔が決勝やACLをどう戦っていくのかは気になるけど横浜Fマリノスのゴール裏に一人で行くのも唐突すぎてちょっと難しい気がする。

初観戦の時と同じ席で、サッカーを俯瞰で眺めてみるも良し。広島か横浜を応援してみるも良し。人間は自由だ。ぼくも自由な気持ちでサッカーを見よう。

それはそうと、今回のサッカー観戦は太陽がまぶしすぎた。天気が良すぎるのも考えものだね。

DSCF8128


はとのすのJリーグ記事が本になりました!
序盤はブログ記事を大幅に加筆・修正したものですが、中盤以降はどこにも書いていないものが殆どです。

本の内容についてはこちらをご参照下さい。
前書きと目次の紹介『サポーターをめぐる冒険 Jリーグを初観戦した結果、思わぬ事になった』


スポンサーリンク