東大に11年在籍した後、タクシードライバーになりました

はとのす 

東大卒のタクシー運転手

短い距離でタクシーに乗るときのコツ。運転手のがっかり顔を見ないで済む方法

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物書きタクシードライバー
中村慎太郎

東京生まれ、東京育ち。タクシー乗務の合間にブログ記事やサッカー旅記事、タクシーエッセイなどを書いている。距離が短いと嫌がるドライバーも正直いるけど、全然嫌がらないドライバーもいる。その違いとは……?!


タクシーに乗った際に嫌な思いをしたことがある人は殊の外多いようです。

誰に聞いても「嫌なタクシードライバーの思い出」を1つか2つ持っているものだ。ぼくの場合はあんまり酷いことになったことはないのですが、気さくに話しかけたつもりが、冷たく無視されるなんてこともありました……。ああ、そうだ。あの個タクさん感じ悪かったな……。

というわけで、今回はタクシーに乗って嫌な思いをしないための方法を1つ紹介しようと思います。

最初に断っておきますが、タクシードライバーには本当に色んな人がいます。お客さんに対して不満を持つことが多いドライバーも残念ながらいますし、売上だけしか考えないドライバーもいます。でも、職業意識が強く、すべてのお客様に対して誠実に奉仕しようとするドライバーもいます。

色んなドライバーとの出会いも、タクシーの楽しみ方の1つだと思っています。

近距離でも嫌がられない方法とは!?

原則としてタクシードライバーに給料は歩合制です。タクシー料金の半分がドライバーの懐に入ると考えるとわかりやすいと思います。420円の運賃なら210円しか入りませんが、2000円なら1000円入りますし、2万円なら1万円以上入ります。

2万円も乗る人がいるのかって?ぼくは2回経験しています。場合によっては3万、4万なんてこともあります。タクシードリームです。

このように収入にダイレクトに影響するので、長距離は嬉しいし、短距離だとちょっとがっかりするというのはドライバーの心理として実際にあります。だって、人間だもの。

とはいえ、近距離だろうが何だろうがタクシーが必要な時は使って下さい。その時、どんなタクシーを選ぶかで嫌な思いをする可能性を減らすことが出来ます。

ちなみに、短距離とはどのくらいなのかというと、1 kmくらいで420円は正真正銘の短距離で、2 kmで820円というのもちょっと短めかなという感じです。3 kmで1200円くらいいけば短距離とは言われなくなります。

5 kmで2000円も乗ってもらえるとニコニコです。

乗る方はあんまり気にしなくていいことだと思いますけどね。

流しのタクシー、着け待ちタクシー、乗り場のタクシー

さて、タクシーはみんな同じように見えると思いますが、実は大まかにいうと4種類あります。ここでは、まず3種類について説明します。

1.乗り場のタクシー

みんなよく知っている駅前で並んでいるタクシーでのこと。時間帯によっては1時間近く並ぶこともあります。近距離だからといって拒否されることはありませんし、駅の乗り場は近距離客が多いのでそれほど嫌な顔をされることはありません。

ただ、駅の乗り場でずっと並んでいるタクシードライバーは、勤労意欲が低めな方が多いです。短距離が多い駅の乗り場で、何十分もかけて待っても収入はあがりませんからね。近距離の場合、乗り場のタクシーに乗るのは正解です。

2.流しのタクシー

次に良いのは、流しのタクシーです。流しというのは、乗り場などで止まっているタクシーではなく街中を走っているタクシーです。流しながらお客さんを探しているドライバーは、手を上げている人を見つけるとお宝を見つけたような嬉しい気分になります。

待っているだけで自動的にお客さんが「降ってくる」のではなく、自分でお客さんと「めぐりあった」わけです。

それに短距離であっても、次に辿り着いたポイントから流し営業を始めるだけなので特に問題はありません。駅待ちの場合はまた並び直さないといけないので、面倒なわけです。

だから、理想は流しを捕まえることです。待っているタクシーはもう少し危険度が高いです。特に長蛇の列が出来ている場合には!

3.着け待ちのタクシー

そして一番のくせ者が「着け待ち」のタクシーです。どういう状態かというと、乗り場以外の路上で車を止めて待っているタクシーです。

こういうタクシーは長距離狙いであることが多いです。特に個人タクシーの場合はその傾向が強いです。ある街では行き先を聞いて短かった場合には断る個人タクシーもいると聞いています。本当は乗車拒否したら駄目なんですけどね……。

多分そういう経験をしたことがあるお客様だと思うのですが、乗車前にこう聞かれることがあります。

「近いけどいい?」

もちろん大丈夫ですし、そもそも断る権利はないのです。でも、嫌な顔をするドライバーはいるのだろうと思います。

着け待ちポイントは多数あるのですが、夜の繁華街で高速道路の入り口に近いところなどは一発狙いです。嫌な思いをする確率をなるだけ減らしたい方は、着け待ちは避けたほうがいいかもしれません。もっとも新宿の場合はそもそも近距離が多いので大丈夫とか、新橋や銀座のあたりは長距離狙いの古参が多いからちょっと難しいなど街によっての違いもあります。

アプリでタクシーを呼んでしまおう!

さて、3つの営業スタイルを紹介しましたが、最後の1つはアプリ配車です。最近は、アプリから簡単にタクシーを呼ぶことができます。

地図上で指定した地点までタクシーがやってきます。迎車料金として420円がかかるのですが、自宅やお店の前、タクシーが通っていない場所までピンポイントで呼べることを考えるととっても便利です。

また、クレジットカードを登録しておくと、支払いもアプリ上で済ませることが出来るため、さっと降りることが出来ます。

さらに目的地を指定しておけば、ドライバーと余計な会話もしないで済みます。

タクシー自体が少々値が張る乗り物なのですが、うまく使うとドアトゥドアーの所要時間を大幅に下げることが出来るのもタクシーです。

アプリは時折クーポンがもらえるので、お得に使うことも出来ます。

いくつか種類がありますが、一番お勧めなのはGoアプリです。

※提携広告が唯一見つかったという事情もありますが、本当にお勧めです。



どうしてお勧めなのかというと、単純に登録されているタクシーの台数が多いのですぐ来るからです。また、配車されるタクシーのドライバーは、比較的接客態度が良い傾向があります。

ワンランク上のサービスを求めるなら、アプリ配車を利用するのをお勧めします。

ちなみにこのアプリでは、ぼくのタクシーと出会える可能性はゼロです!!

中村慎太郎

東京大学文科Ⅱ類→文学部倫理学専修.
東京大学大気海洋研究所でアワビ類の行動を研究する.
その後、フリーランスライター/作家/ブロガーとなり『サポーターをめぐる冒険』(ころから)を上梓。サッカー本大賞2015を受賞.

現在はタクシードライバーをしながら、旅とサッカーを紡ぐウェブ雑誌“OWL magazine”を主催.

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