東大に11年在籍した後、タクシードライバーになりました

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はとのすワーク はとのす日誌

文章は高貴な嗜みである。

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ピー……、ピー……、ガガガ、ピー……、ピー……。

渋谷の職場で昼休みとなった。もてあましてしまうことも多い時間だけど、この区切られた範囲で何かしらブログ記事を書くのもいいかと思い、トライしてみる。

倉庫状態になって言えるバックヤードで書いているので、秘密基地から発信している風味だ。

もうね、弱音も吐かなくなってきた。
自分が物書きとしてあまりにもアウトプット効率が悪いことに絶望して、失望しているわけだけど、弱音というのは、すなわち甘えなのだ。明らかに自分に問題があるので、甘えようとも思わない。

だから、環境を変えてみることにした。一人だけで、淡々とタスクを積み上げていくのはぼくにはもう無理だから、半強制的に刺激を受ける場所に身を置くことにした。

一片の自信はある。よくない文章を書いてしまうこともあるが、「不格好なツボを割る巨匠的な行為」を行うことで質を高めていくことが出来る。

だから、言葉に出すことさえ出切れば、きっと大丈夫なはずなのだ。

ぼくに足りないのは「時間」ではなく「刺激」だという仮説に基づき、都会に出稼ぎに出ることで「刺激」と「収入」を確保する。

そして残った時間で、最上の趣味として、貴族的な愉しみと共に、文章を綴るのだ。

「趣味 作家」のほうが「仕事 作家」よりもモチベーションがあがるという傾向は見られるかどうか。何事も試してみるしかない。

というわけで、ぼくは生まれて初めてまともな就職をしつつあります。

ぼくの条件は、「ロシアワールドカップ行く休み取れなかったら、そこでやめます」。そのへんは何とかなりそうなので、長い付き合いに出来るかもしれません。お店でPVをやろうかみたいな企画も考えたんだけど(前後に小話を挟みつつ)、あれ公式にやるとお金かかるんだよね、確か。

誰に聴いたらいいんだろう……。と思ったけど、立川のスポーツ居酒屋kiten!のふくやんでも、池袋のバッカスの店長でも、身近に聴ける人がいっぱいいることに気付いた。

さておき。

文章は高貴な楽しみである。

これを一年間掲げながら書いていこうと思う。ダダイズム的な芸術に憧れていたところがあるのだけど、もう年も取ってきたし、反抗心みたいのもあまりないのよね。だから、芸術が爆発しない。

やっていれば爆発することもあるかもしれないけど、爆発を目的としないことが重要なのだ。収入を確保してあれば、出版社にさえ損をさせなければ、かなり気楽に書くことが出来る。そして、そのほうが売り上げも上がるかもしれない。

 

実は本屋に行くのが嫌いだった。嫌いになっていた。

こんなに本が出版されているのに、ぼくはいつまでも書けずにいる。

どれだけ自分を追い詰めても、作品が形にならない。

そして、せっかくの著書も本棚からなくなっていった。

誰かが本を出したというニュースを聴くのも嫌になっていたし、色々あってサッカー自体もちょっと遠ざけていた。

でも、毎日本に接している中で情熱が静かに湧き上がってきた。サッカーも見たいし、サッカーに関わる人を描きたい。プレーもしたい。バスケも、だ。

そしてそれ以外の旅も。全部!

 

毎日のように埋まるように本と接していると、気持ちが高まってくる。本は本当に素晴らしい。これほど濃縮された意志の塊はこの世に存在しない。

ぼくは本が好きだし、本が作りたいし、多くの人に本をおすすめしていきたい。

こういう「欲望」が湧き上がってくるのも大切なことだ。家で、家事と育児をしていると子供の成長のことばかり考えて、自分の未来がどうでもよくなってくる。しかし、個体として、生物としてもっと上を目指すことはとても大切だ。

 

というわけで昼休み終わり。

お仕事関係のtweetをお店のアカウントからしているので、よかったら探してみて下さい。敢えてURLは載せない。なぜならもう昼休みが終わるから!!

ガーガーガー……。

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