朝から「甘え」と「育児」について考えてみる。


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ブログや日記などのウェッブ上の文章は挨拶から始めることが多い。これが純粋な意味合いでの日記、つまり自分が日常を記録するためのものであれば、冒頭に挨拶を入れる必要はない。

「おはようございます!今日も頑張りましょう!」

別に悪いことではないと思うのだが、これがウェッブ上の日記や文章の特徴だろうと思う。読み手がいることを当然の前提として書き始めるのがスタンダードなのだ。

もしかしたら若い人の中には「日記は個人的な秘め事」という感覚がない人もいるかもしれない。

俺は、一体、誰に向けて、何を書いているのか。
人から評価されたいのか。人に自分を見せたいのか。

情けない自分をさらけ出し、それでも肯定してもらおうというのは自己顕示である。
醜悪な自分でも肯定されると信じているのは、甘えであり、愚かさであり、ナルシズムである。
甘えは悪いことではないはずだが、日本独自の考え方のようだ。

「甘える」という英語は存在しない。
だから、日本の心理学者が提唱し「AMAE」という用語で認識されている。

「イギリスの子犬は甘えるか」というタイトルの講義を受けたことがある。我々の感覚からすると甘えるのかもしれないが、イギリス人は甘えているとは認識しないのだろう。

この議論も10年以上前に聞いただけなので現在はもっと進展しているかもしれない。

商品説明
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「甘え」は日本人の日常生活にしばしば見られる感情だが、著者は外国にはそれに対応する適切な語彙がないことに気づいた。そんな自身のカルチャーショックから洞察を重ね、フロイトの精神分析、ベネディクトの『菊と刀』、サピア・ウォーフの文化言語論などを比較検討し、「甘え」理論を構築、人間心理の本質を丹念に追究した。
「甘え」は「つきはなされてしまうことを否定し、接近欲求を含み、分離する感情を別のよりよい方法で解決しようとすること」と定義される。

本書では、「甘えの世界」として日本人の精神生活に根ざした「義理人情」などを取り挙げ、その観念体系を説明、「甘えの論理」で言語と心理の不可分の関係を論じた。また「甘えの病理」では「甘え」の延長線上にある「くやしい」という感情を解説し、その病理を「甘えと現代社会」という社会現象論にまで発展させていく。


そうそう、これこれ。
「甘え」とは、人から突き放されることが嫌で、もっと近くにいたいという気持ちにもなり……。

ん?

「分離する感情をよりよい方法で解決しようとする」というのは何だろうか。ちょっとこれだけでは理解できない。甘えの延長線上に悔しいがあるというのも何かわかる気がする。日本人はすぐに嫉妬をするから。

この本は学術書なので、ちょっと読みづらいだろう。最近、新書も出たみたいなので興味ある方はこちらがお勧め。


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内容紹介

「甘え」を奪われたことが、子供たちに引きこもりや摂食障害などの心の病が増えた原因ではないか。自然な甘えの肯定と他者に「触れる」感覚が、生命力や豊かな人間関係を育むと説く、衝撃の対話。


甘えを奪われたらいけないという論調らしい。そうかもしれない。育児関係にも踏み込んでいるのでこっちのほうが読む価値が高そうだ。もっとも我が子は、それなりに甘やかされているので大丈夫だろう。

昨日も「歩けない。抱っこして」と言われたので、「赤ちゃんになっちゃったの?バブーって言ったらいいよ」

「…………バブゥ」

「おーよちよち、赤ちゃんでしゅね!!抱っこちまちょうね!!バブバブー!!」

とか言いながら、抱っこして空中でグルグル回していた。その間、我が子は大笑いを続けていた。そして、承認欲求が満足したのか。

「自分で歩けるよ!」と言って歩き始めた。

これがベストの育児かどうかはよくわからない。いや、ベストかもしれない。
ベストの育児というのは、自分の人間性を、子供に向けることだ。最初の他人としての親の、いいところも、悪いところもちゃんと見せてあげること。そして、愛情を持って接すること。

まー、結構なレベルでイライラすることもあるんだけどね!!

甘えたいという願望を満足させることも大事らしいので、それはそれで満たさせておいて、厳しく自立させるような教育もしっかり施していかないといけない。

時間が守れない、お片付けが出来ない、自分の身の回りのことが出来ないという大人になると後で本当に苦労するから。

パパのようにね――。


全然関係ないんだけど、甘えについてはこんな本もあった。

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出版社からのコメント
「甘えるなんて、恥ずかしくてムリ! 」
「そんなキャラじゃないし……」
「彼に“重い”と思われるのが怖いんです」

本書は、そんなあなたこそ読んでほしい1冊です。
私自身、上記の台詞そのままのことを考えている、典型的な「甘え下手」でした。

そこで今回、編集作業をしながら、 アドバイスを一つひとつ、試してみたのです。 ほんの少し勇気を出す必要はありましたが、 甘えてみた相手から、びっくりするほどあたたかい反応が返ってくるなど、 予想以上の手応えがありました。

おかげで今は、「甘える」ことに対して、 少しずつ抵抗がなくなってきています。

もしかしたら、こう疑問に思う方がいらっしゃるかもしれません。
「元No.1キャバクラ嬢なんて、 生まれつき甘え上手な女性がなるものでしょう? そんな人が、具体的なコツなんて教えられるの?」

著者の高野麗子さんは、 中高生時代、まったくモテないオタク少女でした。

そんな彼女が、No.1にまでのぼりつめられたのは、 20代前半でとにかくたくさんの男性とデートを重ね、 体当たりで男性との上手な接し方を学び、身につけたからなのです。

「甘え下手」の気持ちをよくわかってくれるのも、 初歩の初歩から解説をしてくれるのも、 そんな過去をもつ彼女だからこそ。

少しでも「甘える」ことに興味があるのなら。 大好きな彼から、ながくふかーく愛されたいのなら。 この本は、きっと力になれると思います。


この本が一番面白そうに思えてしまう「自称甘え下手」なワタクシは、キャバクラ嬢にとって「甘え」は本質的なのかどうかを考えながら、朝食の準備へと移ろうと思う。


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