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探鳥論

「電線の上にいるそのハトは……」宮古島探鳥その8(2013年6月)

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<宮古島探鳥を最初から読む方はコチラから>

朝の広場で驚くミフウズラを見て心を和ませた後、親戚の家に一度戻った。宮古島は血のつながり、地のつながりを非常に大切にするところなので、「親戚」の範囲が非常に広い。

極端な話をすると、近所に住んでいるおじさんも親戚の集まりに参加したりすることもある。 といっても、それは宮古島の古くからある集落での話で、中心地である平良市ではマンションなども多く、人間関係は若干希薄な印象がある。

さて、宿泊先の親戚の家でしばらくゴロゴロした後、15時に北部の集落にあるおばぁの家へと向かった。夕方から宴が開かれることになっていたからだ。少し早めに着くと、宴の準備がされていたので、手伝いを少々。

そういえばお酒が足りないということになり、近所の商店に酒を買いに行くことになった。ついでに近所で鳥を探そう――とは思わずに双眼鏡は置いてきてしまった。後で後悔した。

集落の周辺では、あまり珍しい鳥は期待できない。例によってイソヒヨドリ、ヒヨドリ、スズメ、キジバト、セッカを見かけたくらいだ。

驚いたのはドバトがいたこと。
他の場所では殆ど見かけなくて、唯一この集落の周辺でだけ確認した。おばぁの家のすぐ裏で、また別のおばぁが餌付けしていたところを見ると、「放し飼い」状態なのかもしれない。

(後日、集落の裏手の畑のそばで、鳩小屋を発見した。中には何羽かドバトがいた。籠脱けなのかもしれない)

道に迷ってしまった。

道を教えてくれたおばさんは、生まれも育ちも宮古島なのでミャークがきつくてうまく意味が取れなかったのだ。その上、狭い集落なのに商店が3店舗ほどある。どこの商店にいけばいいのかわからなくなってしまった。

(どうでもいいけど、商店のうち2つは魚屋さん。宮古の人は魚が大好きらしい。)

ともかく、道に歩いてウロウロしているうちに小学校の前に着いた。その先は集落から外れてしまうようだ。道を引き返すことにした。

学校の傍の電線にはリュウキュウキジバトが止まっていた。

miyako_tori_sozai076

と、思ったら少し遠くにちょっとカラーリングの違うハトがいることに気付いた。双眼鏡がないのでよくわからなかったが、近づいてみることにした。

すると、明らかに色合いがおかしい。これはアオバト!!!!!
あるいはズアカアオバト? よくわからない。

miyako_tori_sozai075

アオバトとズアカアオバトの相違がどこにあったか確認していなかったので、とりあえず証拠写真を撮ることにした。やはりもう少しいいカメラを持ち歩きたい……

DSCF6021

何とか光がよくあたる角度を見つけて撮影。珍鳥ズアカアオバト様とはいえ、近づいても飛ばない。こうなるとキジバトとあまり変わらない。

後で図鑑を読んでみると、アオバトとズアカアオバトの識別点はお腹の色らしい。アオバトはお腹が白く、ズアカアオバトは白い部分が少ないのだそうだ。写真も見比べたが、この写真の鳥はズアカアオバトと言っていいだろうと思う。

とある図鑑では、ズアカアオバトはクチバシの色がコバルト色だから見分けられると書いてあったが、確かにラピスラズリのような良い色をしている。しかし、写真を見る限りではアオバトも似たような色をしているため、クチバシの色では判別できないように感じた。

ズアカというからには頭が赤いのだろうと思ったが、頭が赤いのは台湾に棲息している亜種の特徴らしい。つまり、ズアカアオバトの亜種のミドリアタマズアカアオバトとでも言うべき鳥なんだろう。

宮古島では、アオバトは「極めて稀な迷鳥」という扱いらしく、いるとしても冬鳥らしい。そういう意味でも安心してズアカアオバトだと断定することができる。

大野山林の中で見つけるしかないと思っていたズアカアオバトに、こんなところで会えるとは思っていなかったのでラッキーだった。

ハトの仲間は、ぼくにとって非常に重要な種類なので、新しい種を見つけられて大満足だった。

☆新規確認種☆

ズアカアオバト、ドバト

☆宮古島探鳥 確認種数☆

22種(+1種 アカショウビン)
※ドバト含む

New!

☆Life list No. 148 ズアカアオバトがそのへんにいた!!

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