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探鳥論

「謎の白黒鳥発見。この鳥は!!!!!」宮古島探鳥その5(2013年6月)

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<宮古島探鳥を最初から読む方はコチラから>

ドライブの途上でツバメチドリとミフウズラを見つけて、随分と心が軽くなった。鳥を見つけると言葉にはしがたい嬉しく幸せな気持ちが胸の奥から湧き上がってくる。これは一体どういう心情なんだろうか。

ミフウズラを見つけたポイントから2,3分進むとおばぁの家へと到着した。

 

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街や村というよりも集落といったほうがいいような土地で、背の低い頑健そうな家が並んでいる。集落内にはコンビニはないが、地元に密着した商店が1つと、何故か魚屋が2店もある。宮古島の人は魚がとても好きらしい。実際に、魚屋では非常に鮮度の良いものが並んでいたし、スーパーの品揃えも凄まじかった。まさかサワラの刺身が並んでいるとは……

しばらくの間おばぁ達と談笑した。周辺も簡単に見て回ったが、暑すぎたせいもあったのかスズメとイソヒヨドリしか見つけることができなかった。

2,3時間ほど話した後で解散になった。日暮れまでだいぶ時間があったのでドライブしつつ池間島へと向かった。

池間島は宮古島周辺の離島だが、池間大橋で繋がっているため車で行くことができる。池間湿原は元々U字型をした島だったらしい。しかし、面積を広げるために、Uの上の部分を閉じてOの形にした結果、中央の部分は湿地となって残ったらしい。その湿地が池間湿原で、良好な探鳥地となっている。

池間湿原に来た最大の目的はムラサキサギに会うことだった。「恐竜的な」色彩とフォルムを持つ大きな鳥(主観)。北限はどこかわからないが、宮古島あたりまで来ないとなかなか会えない鳥だ。宮古島では繁殖しているので留鳥としていつ来ても会うことができる(と思う)。

池間湿原に行くためには島の途中で中心部へと向かう道路を曲がった。その後、ボコボコの路面をしばらく車で行ったのだが、どうしても着かない。池間湿原はなくなってしまったのだろうかと頭をひねる。確かに標識通りに移動しているのに。

と思って標識のところに戻ってみると、壊れて別の方向を指していた。そのせいで同じ場所をぐるぐると回ることになってしまったようだ。

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地面があまりにもボコボコしていたせいで、車の底を擦ってしまった。そのため、オイルが漏れてしまっていて修理に出さなければならず、後で面倒な思いをする羽目になってしまった。

しかし、池間湿原に来たことに後悔はない!

 

と言いたいところだが、途中までは後悔していたのも事実だ。

道に迷った挙げ句ようやく、湿原の観察小屋に到着して、早速鳥を探し始めたが、見つけたのはダイサギとバンのみ(あ、カイツブリもいたね)。これは期待できそうにないかな。
などと思っているとリュウキュウツバメが飛んでくる。他の鳥も出てくるかと思いそのまましばらく待つが、何も起こらない。

夏場の日中に来てしまったせいでとんでもなく暑い。気力が奪われていく。

そんな時、紫色の塊が宙を舞った。ムラサキサギだ!!悠々と飛びあがったその姿勢、首に走る一筋のライン、その姿は!!!

 

アオサギの色違いにしか見えない……

距離があったので、ぼくのカメラではうまくとれなかったが掲載しておく。

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意外に感動が小さかった。一度は見ておきたい鳥だけど、一度見れば十分かなという気がする。首の筋と色合い以外はほぼアオサギにしか見えないので、珍しいものを見たという気がしない。

羽根がボロボロになったミサゴが飛んできた。沖縄にオスプレイ。若干趣深い。

その後、遠くの方にカルガモが見えた。少数が繁殖しているらしい。子連れのようだったが、遠すぎてうまく見えなかった。

ムラサキサギも見つけたし、ここに用事はないかなと、と引き上げようとした時であった。カルガモがいたエリアを肉眼で確認すると……


白いカモみたいな鳥がいる!!!

慌てて双眼鏡を見る。

しっぽがながい?!顔が白い!?

 

え?

 

コオリガモ??

そんなものがいるわけがない……

お、飛んだ!!


白い、黒い!

 

なんだこの鳥は!!!!

 

身体の中央部から尾にかけてが黒い。尾は長い。雨覆いの大部分は白いが周りの部分は黒かった。顔と首は白く見えた。

この鳥は、なんだ……? 白い鳥、しかもある程度のサイズがある鳥だ。カルガモの横にいてカモに見えたわけだから、カルガモとそう遠くはないサイズのはずだ。ぼくの作ってきた宮古島夏鳥リストにはない鳥だ。しかし、その色合いと尾の長さにピンと来るものがあった。もしかして……もしかして?

さぁ、白黒の鳥よ!見やすいところに降りてきてくれ!!と強く願うも、葦原の中へと消えていき二度と出てくることはなかった。残念だ。

最初にした事は、観察したものをノートに書き記すことだ。簡単なスケッチと、形態及び色彩的な特徴を記した紙を片手に後でインターネットで検索をした。

謎の白黒の鳥は……もしかして、あれなんじゃないだろうか……?

検索ワード
「レンカク 飛翔時」

すると、すぐに確定させることができた。

あれは……

レ ン カ ク !!!!!

 

レンカクだ!!!!!!!!!!
手持ちの野鳥図鑑には飛翔時の色彩パターンが載っていなかったからピンと来なかったようだ。

わからない方のために説明しておくと、日本では年に1回出るかどうかというような非常に珍しい鳥。実際にどういった頻度で確認されているのかは、ベテランに聞いてみないとわからないが。

しかし、レンカク。あれはレンカクなのか?いや、間違いないが、何となく納得がいかない。レンカクを見つけて嬉しいけど、奥歯に何か詰まっているような感じが残った。とても嬉しいけど、心から喜べない感じ。

でも、全く予想していなかった中で自力で見つけられたことに関してはとても嬉しい。でも、もうちょっとよく見たかった(以下ループ)。

これはもう一度確認にこなければ……

来て良かったぜ、池間湿原!!!
そして翌日は朝5時から「大野山林」で探鳥をすることにしていた。探すぜ、キンバト、アカショウビン!!オオクイナ、ズグロミゾゴイ!!

☆新規確認種☆
ムラサキサギ、レンカク、バン、カルガモ、カイツブリ、ミサゴ、ダイサギ

☆宮古島探鳥 確認種数☆
15種(+1種 アカショウビン)

New!

☆Life list No. 144 ムラサキサギは飛び上がった!☆
☆Life list No. 145 レンカク!レンカクを見つけたー!!☆

 

続き

「宮古島の森に棲む2種のハト」宮古島探鳥その6

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