03.育児

ライオン・ザキ・コドモとモジャモジャ・ジャラシの冒険

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この間、子供と遊んでいた時のこと。

なんでだったかな。しばらくハリルホジッチ騒ぎで仕事に張り付いていたのもあったし、妻を休ませないとというのもあったし。

3時間だか4時間だか、家の中で延々と遊んでいた。

大抵1時間くらいでどっちかが飽きて自然解散になるんだけど、その日は息子もパパを必要としていたし、パパも息子を必要としていた。

我々の遊びの合図はいつもこうだ。

「船に乗ろう!!」

ベッドの上に乗って、掛け物をかけると、そこは船の中なのだ。

息子はいつも船長をやりたがる。

「ぼくが運転するからね。パパはお船の中に入ってて!出発進行!テレビで行き先を決めますよー!」

テレビというのは恐らく操船室にあるモニターのことだろう。

どこまでいくの?

「グアム!!」

妻の社内旅行で行ったグアムが楽しかったらしい。旅行中はぶーぶー行っていたのに、楽しくて楽しくてしょうがなかったらしい。

息子よ、すまんね。今年は多分遠くへの旅行には行けない。でも、来年か再来年には必ず行こう!

それまではお船ごっこで遊びに行くのだ。世界はとても広いが、お金さえあれば大抵の場所には行くことが出来る。

でも、想像力の世界は無限に広い。どこまでもどこまでも続いていく。そして世界は、何度でも生まれ変わる。

今回の世界はとても広かった。いつもなら1分で到着するグアムまで2時間くらいかかった。

ねぇ、まだつかないの?

「ぼくは誰だと思う?ぼくはね……。ライオン・ザキ・コドモ!」

ライオン・ザキ・コドモ? なんだそれー!

「ガオー!!ライオン・ザキ・コドモは強いんだよ!」

よし、ライオン・ザキ・コドモ。一緒に行こう。パパはね……。ほんとうはパパじゃないんだよ。

名前は……!!

モジャモジャ・ジャラシ

「なんだそれ!!」と爆笑する息子。

というわけで、ライオン・ザキ・コドモとモジャモジャ・ジャラシの大冒険が始まった。

海の上は危ないことがいっぱい、嵐が来たり、サメが現れたり、巨大な亀が出てきたり、雪が降ってきたり。

ライオン・ザキ・コドモ!危ない!!隠れて!!

「!どうしたの?」

おーーーーーーーーーーっきいサメだよ!!!!!隠れてないと食べられちゃうよ!!!

「隠れよう!!も隠れて!!」

隠れながらちょっとくすぐってみる。

「駄目だよ!!!モジャモジャ・ジャラシ!やめて!!!見つかっちゃうから!!!」

途中で釣りゲームを始める。釣れた魚は調理して食べる。息子はおままごと的な遊びが好きなようだ。

そして長い長い旅が終わり、グアム島に到着した。

よし、ライオン・ザキ・コドモ!遊びに行こう。

「ごめんね。ライオン・ザキ・コドモはもう遊べない」

どうして?

「もういなくなっちゃうからね。これでさよならだからね」

どうして?せっかくグアムまで来たのに。

「もうほんとうに遊べないの。ライオン・ザキ・コドモはもういなくなっちゃうんだよ」

えー……。ライオン・ザキ・コドモともっと遊びたいよ。

「モジャモジャ・ジャラシは一人で遊んで!さようなら」

そうして、ライオン・ザキ・コドモは去って行った。遊びすぎて疲れたのかもしれない。パパと息子という壁を取っ払って、ただの友達として遊ぶための仮面が不要になったのかもしれない。

ライオン・ザキ・コドモがいなくなってモジャモジャ・ジャラシはとても寂しくなりました。

えーん、えーん。一緒に遊んでくれる人がいないよぉ……。

悲しくて悲しくてしょうがないので、モジャモジャ・ジャラシは違う船を探しに行きました。

一人で船に乗り込みますがライオン・ザキ・コドモはいません。

船に乗ってしばらくスマホをいじっていると(要するに寝ていてると)、鳴き声が聞こえます。

「えーん、えーん。えーん、えーん。」

どうしたの?君はライオン・ザキ・コドモかい?

「違うでちゅ……。えーん、えーん。」

ライオン・ザキ・コドモを見なかった?

「見てないでちゅ……。えーん、えーん。」

君の名前は?

「ウサギ・ザキ・バブーでちゅ」

というわけで、モジャモジャ・ジャラシは泣き止まないウサギ・ザキ・バブーを船に乗せてなぐさめはじめました。

モジャモジャ・ジャラシがミロを作ってあげようか?

「飲みたいでちゅ!」

そして、二人が描いた世界は、ライオン・ザキ・コドモを探す旅から、お風呂の中でのアヒル探し大会へと繋がっていくわけですが、これはまた別の物語。いつかどこかでお話しましょう。

Never ending story in endless world.


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