はとのすJリーグ本、出版に向けて。


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事のあらましから説明しようと思います。
昨年、「はとのす」中村慎太郎にとあるオファーが寄せられたことから物事は動き始めます。


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そのオファーの内容については、まだ詳細には書けないのですが、Jリーグ関係の書籍執筆のご提案でした。「はとのすらしさ」全開で書けそうな非常に楽しそうな企画!!これは絶対にやりたい!!

というわけで、2014年は「はとのすJリーグ企画」がブログから飛び出して展開していきます。大盛り上がりの日本代表や海外サッカーと比較して、Jリーグについての語り部が不足しているように思います。ローカルで、地味で、ダークで、ロークオリティーだという一般のイメージはあるのだろうと思います。

しかし、ぼくはそうは思いません。ぼくが観たJリーグは全く別のものでした。そこには、光があり、情熱があり、愛がありました。Jリーグの素晴らしさを本気で表現した文章がまだ不足していると思います。ぼくは「にわかファン」であることには間違いのですが、「にわかファン」じゃないと気づけないものもあるのではないかと思います。

最初は全く自信がなくてビクビクしながら書いていたJリーグ関係の記事ですが、魂を込めて記そうと思います。

誰が何と言おうと 周りは気にするな 自分を信じていれば 勝利はついてくる

そう思えるようになったのもJリーグのおかげ。どの程度貢献できるかわからないのですが、Jリーグ各チームとサポーター達の深い愛情に溢れた関係性と物語性を文章に出来るのはきっと自分だけだろうと思っています。初観戦記を書いて以降、同じような着眼点からサポーターについて書いた記事も出ていましたが、「何か大切なもの」が欠けているように思えます。

だから、サポーターには届かないし、サポーター以外にも当然届きません。その「欠けているもの」が何かについては、ぼくもまだうまく言葉にできません。漠然とした感覚を言葉に直すには、膨大な努力量が必要です。今年は1年かけてこの作業をしようと思います。

さて、その前に実はもう一仕事あって……
それを説明するには、どこの出版社のどういう方からオファーを頂いたのかについて説明する必要があります。

赤羽の小さな出版社 ころから

今回Jリーグ企画のオファーをして下さったのは、「ころから」という小さな出版社です。設立から約1年で、出版点数は5点のみです。

詳しくは出版社HPをご参照下さい。

ころから

「ころから」の企画をやるべきだと考えた理由は簡単です。この小さな出版社は、FC東京サポーターと浦和レッズサポーターによって運営されていたからです。実際に打ち合わせしてみて強く思ったのは、Jリーグについてちゃんと書こうと思ったら、サポーターの気持ちがよくわかる方と組まないと、なかなか良いものができないだろうということです。

ぼくが作家としてもう少し成長したら、価値観が違う人と組むのも有意義だろうと思いますが、現段階ではそうもいきません。

Jリーグについて詳しい人と、Jリーグ各チームのサポーターは立ち位置が異なり、考え方や感じ方が全く違っています。現場で感じた空気と、テレビ観戦した人がTweetを比べてみると、全く異質なものであることがわかります。それはもう「断絶」しているというくらい違っています。だから、きっとサポーターは報道をみてしっくりこないことが多いのだろうと思います。サポーターが見ているものと、記者や傍観者が見ているものは、全く異質なものなのです。

ぼくが書きたいのは、スタジアムにいなければわからないことです。これはサポーターならみんな当たり前に知っていることです。しかし、日常の感覚を言葉にするのは決して簡単なことではありません。誰にでもできそうだけど、容易にはできない困難なミッションなのです。

その「ミッション・インポッシブル」に立ち向かおうと思ったら、タッグを組むパートナーが同じ感覚を持っていることが必要不可欠だと考えました。

もう1つこの出版社が好ましく思えたのは、出版している本を読んでみた結果です。

まずは「離島の本屋」。
もう企画とタイトルからして感じがいい。中を読んでみると、離島の暮らしをさらりと書き記していて、胃もたれすることなく気持ちが良く読めました。この本は、デザイン性が秀逸で、「ことりっぷ」風とでもいえばいいのか、非常に好感が持てるデザインでした。

以下の本は手にとってはいないものの、好感が持てた本です。

特に2冊目の「サウジアラビアでマッシャアラー! 嫁いでみたアラブの国の不思議体験」は、昔愛読していた「読むクスリ」を思い出される現地の血の通った体験談と思われるので、是非読んでみたいところです。

しかし、1つ気になった点があって、出版された本のうち2冊は政治・思想的なテーマでした。まず、最近出た本がこちら。「奴らを通すな」というのは人種差別的なヘイトスピーチに対してアンチを唱えた本のようで、なかなか過激な装丁をしています。

amazonの書評を読んでみるとこれがなかなか面白くて、最高点の5が3票、4が4票、3と2がなくて1が5票入っています。多くが長文のレビューで、これを読み比べてみるとなかなか面白いです。賛否がくっきり割れて、そのいずれも熱量が強いというのは、作品としては非常に良いことだと思います。

語るに値しない適当な作品では、こういう現象は起きません。

もう一冊、「ナショナリズムの誘惑」。こちらは自分で購入して読んでみました。この本は著者が3人いますが、そのうち1人は「オシムの言葉」で有名な木村元彦さん。

ぼくは、政治思想的にはここに書かれている内容とは異なる立場にあると言っていいのですが、この本には好感が持てました。一言で言うなら「アプローチが気に入った」です。「平和を望み、武器を捨てよう」と言って説得力があるのはジョン・レノンくらいのものなのですが、政治思想的な言説にはこのレベルを出ないものが結構あります。

「ナショナリズムの誘惑」では、非常に実証的なアプローチをしていて、実際に現場にいって体験したことに基づいて議論を進めています。

「どうせバカなネトウヨどもが騒いでるだけ」というレッテル貼りではなく、実際に在特会のメンバーにインタビューをしているのには好感が持てました。

正しいアプローチからちゃんと議論をしているのに、結論は自分と違うところに着地するというのは興味深い問題でした。

最終的にはこの本を読んだことで、「ころから」という出版社で本が出したいと思うようになりました。

出版しているどの本も作り方がとても丁寧な印象を受け、本を作ると言うことを大切にしていることが伺えました。

大きい出版社ではないので、プロモーションが強いということはないだろうと思いますが、心を込めて本を綴りたいという気持ちに答えてくれるだろうことは間違いないと感じました。

前書きが2000字では書けません!!

というわけで、今年から始まる新シーズンにあわせて企画を練ることにしました。
どういう企画にするかを明らかにするために、試しに「前書き」を書いてみるといいというアドバイスを頂き、唸りながら考えていたのは昨年末のことでした。

しかし、どうしてもうまく書けませんでした。
というのも……

Jリーグに興味を持った切っ掛け、Jリーグにはまっていった道筋などを書こうと思うと、前書きのレベルでは到底書き切れません。

もし、自分が書きたいことを全部書いたとしたら一体何字になるだろうかと計算してみると、なんと20万字くらいになってしまいました。

ちょっと書けそうにないので、

「すみません。前書きにはとても収まりません。前書きの内容を、一冊の本にはできないでしょうか?ぼくとJリーグとの出会いを、是非記させて下さい!!!」

という逆オファーをしてみました。

企画の概案としては……

・初観戦から次第にJリーグにはまっていた過程、その理由
・Jリーグの概観図の提示(入門本として機能させたい)
・はとのす記事にした試合、記事にしていない試合を含めて、全て書籍向けに書き直す

正直ブログの記事については、自分でも文章として不完全だと思っているし、ウェッブ向けの書き方と書籍向けの書き方は全く違うので、書き直さないことにはお話になりません。

企画書をまとめて、「ころから」さんに持って行ってみると、

「とりあえず、書いてみて、それから判断しましょう。」

ということにして頂いたので、とにもかくにも書きます!!

「はとのすJリーグ観戦本」が無事出せたら、それに基づいて次の企画もやっていけると面白いのではないかと思います。

ぼくだって物書きなのだ。自分の本が出せるならば、全力を尽くします。

仕事のほうも、3月くらいから以前やっていたライター業に復帰するか、サッカー関係に本腰を入れるか判断する必要に迫られています。嫁さんが仕事復帰できればもう少しフラフラと好きなことだけ書いていることもできたのですが、熾烈な保育園競争に破れ…… 旦那がフリーランスだと保育園に入るための優先度が非常に低いらしいです。

というわけで、本を出すという夢への挑戦という側面だけではなく、妻子を養うための重要な仕事という意味でも全力で取り組みます。

現在執筆を始めている「はとのす観戦記本」については、無事出版できそうな流れになったら改めてご報告します。この本は、売れる売れないよりも、しっかりとした自分らしい本にしたいと思います。若き日の宇都宮徹壱さんが名著「幻のサッカー王国」を書いたように、ぼくも丁寧に心を込めて最初の作品を書きたいとおもいます!!!!

「2014年のJリーグ企画」については、着々と進んでいるところなので近いうちに公開できると思います!


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