非リア充のパラダイスTwitter様よりも異世界系マンガを勧める理由
突然ですが、生きてると疲れますよね。
ぼくはかなり人間好きなタイプなので、飲み会なども苦ではないのですが、その癖人疲れすることも多くて、72時間くらい連続で閉ざされた空間に隔離されたいと思うことがよくあります。
ただ、実際に隔離されているとまた別な問題が生じます。
暇 な ん で す
暇だからといってTwitterを覗いてはいけません。SNSは人の心をざわつかせる書き込みで溢れています。バズツイートというのは「ざわつかせ選手権優勝ツイート」という意味です。
「コンビニ店員が心の底から思う来てほしくない客ベスト3」のようなツイートを見て、「いやいや、仕事なんだからちゃんとやれよ」と引用RTしてしまったらもうおしまいです。引用RTがイイネされるかどうかが気になって、度々Twitterを覗きに行ってしまいます。
ぼくもTwitter廃人と言っていいような人間ですが、人間社会の疲れから癒やされたい時はTwitter駄目です。あれは非リア充ツールではあるのですが、非リア充が、自分なりに充実した時に使うものであって、現実逃避には役に立ちません。
ちなみに、ぼくのTwitterアカウントはこちらです。中村慎太郎 (@_shintaro_)
Facebookなんてもっての外です。現実逃避的なコメントをしようものなら、二回り上くらいの紳士に説教されてし合います。インスタグラム? そんなの3ヶ月くらい開いてません。 LINE? グループLINEの通知しか来ないので基本見ません。
「今日ひまー?あそぼー!」
みたいなLINEが来ることはまずありえませんが、実はE-mailにはやまほど来ます。
知らない女性の名前からのメールで、メールアドレスはこんな感じ。
as3dkj23toaok2adjh3f5aht@mailhat.com
明らかに犯罪組織がコンピューターで生成したメールアドレスでヘッダーを偽装してきています。ただまぁ、現実逃避したいけど、ちょっと孤独を感じるような時は、こんな気持になります。
「あ、返信してもいいかなぁ、いや、騙されてるよね。でも返信したいという気持ちがちょっと湧いてきていることは否定できないなー。こんなメールが送られてくるような、リア充暮らしをしてみたかったな……。あー……。あー……。あー……。」
と言いつつ闇に落ちていきます。
でも、待ってください!!
まだ大丈夫です。
闇はあなたを捉えていますが、あなたは打ち払うことは出来ます。
あなたは伝説の勇者なのだから――。
実は、私達の世界は滅びようとしています。
だから、最後の力を振り絞って異世界からあなたを召喚しました。
どうか私達の世界を救って下さい。
あなただけが頼りなのです……。
魔王の復活を止められるのはあなたしかいません。
え?ほんとですか!!魔王と戦ってくれるんですね!!
やったー!!ありがとうございます!!正直ちょっと不安だったんです。
ところで、勇者さまってちょっとかっこいいですね。
彼女とかいるんですか?
ほんとですか? ちょっとうれしいです……。とか言っちゃって!!私何いってるんだろ!!
え?私ですか?そんなそんな!恋人なんかいませんよ!
この世界では18歳になるまで男女の交際が出来ないように神様が魔法をかけているんですよ。
はい、実は今日が18歳の誕生日なんです!!
実は……、私の使命は勇者様の戦いのサポートをすることと……
えっと……あの……恋人の役目をすることなんです!!!
もし……ご迷惑じゃなかったら……ですが……。
はい、大丈夫です!!勇者さまちょっとかっこいいし!!
これからよろしくお願いしますね!!
これが、異世界系!!
現実の理など一切関係がないのです。
すべてはご都合主義で進んでいきます。
あなたはいきなり異世界の勇者になります。選ばれし者です。世界中の人が注目しています。
主人公と自分は別人だ、そう思うかも知れません。しかし、異世界系の主人公は、読者である「あなた」に近い人物像であることが多いです。
ゲームばかりしている高校生、会社に疲れたサラリーマン。
いや、主にこの2つと言い切ってもいいかもしれません。この2つで男性の9割はカバーできます。そうじゃない人は、リア充なので、ダンサー時代の連れと海でバーベキューでもしてください。知りませんよ、そんな人達のことは。
さて、異世界系の主人公は、選ばれしものなので持てます。超美少女にモテます。そんな現実離れしたことなんかあるか!という方は芥川賞受賞作や候補作を読んで下さい。
コンビニでアルバイトする30代半ばの女性とストーカー経験のある男性の奇妙な同居生活だったり、刺激の少ない農村で子どもたちが残虐なゲームをしている様子を描いたり……。
文学作品では逃れられない現実を突きつけられます。人間の闇を描くのが重めの文学だからです。
ちなみに上記の作品はこちらです。
現実から逃れ、何もかも忘れてハッピーな気持ちになりながらも、ゲームのような世界の中で大活躍する。それが異世界系です。そこには文学的な本質は何もありません。たまに、文学的な作品もありますが、邪魔です。ノイズです。
男性の主人公はどこかで見たことがあるような月並みな人物でいいし、女の子は典型的なゲームの登場人物でいいわけです。斬新な設定の人物はいりません。どこかで見たことがあるような人物が、どこかで見たことがあるような冒険をしています。
だからこそ、脳が疲れないわけです。何も考えずにダラダラ読むことが出来ます。というと、「そんなもの読んでもつまらないのでは」と思うかも知れませんが、これが非常に面白いわけです。何がどう面白いかは、これから作品ごとに説明しようと思います。
『転生したらスライムだった件』が異世界系の王者
まずは王者『転スラ』です。異世界系というジャンルは、実は昔からうっすらと存在していました。検索してみると年表があったので読んでみると、最初は古事記!!それはちょっとやりすぎとしても、『オーラバトラー』とか『魔神英雄伝ワタル』などの懐かしい名前が並びます。
ちなみに日本における元祖はこちらの『異世界の勇士』(高千穂遙)という作品だそうです。
昔の少女漫画ファンには有名な『不思議遊戯』もそういえば異世界ものですね。
異世界召喚・転移・転生ファンタジーライトノベル年表|ブックオフオンライン
年表によると異世界系の作品は2010年頃から顕著に増え始めています。そんな流れの中2013年に生まれたのが『転生したらスライムだった件』です。この作品がいつの間にか、異世界系の火付け役のような形になり、今では異世界系の代表作品のように扱われています。
多くの書店で一番目立つ位置に大々的に陳列されていることからもその注目度がわかります。
『転スラ』は、理不尽に死亡した主人公が、異世界に転生するわけですが、なぜかスライムになります。また、30歳まで童貞だった者は賢者になるという法則に基づき、スライムでありながらも、ユニークスキル「大賢者」を持つことになります。
スライムとして転生した異世界で、最初に遭遇するのは暴風竜ヴェルドラ。カタストロフ級の超絶モンスターです。しかし、話してみるとヴェルドラもなかなか話せる奴で――。
スライムというのはゲーム世界の常識においては最弱の存在です。そのスライムでありながら、次々とレベルアップしていき、次第にモンスターの仲間を増やし、集落から村へ、村から街へ、そして国家へと発展させていくサクセスストーリーが展開されます。
転スラのいいところは、サクサクと話が進むことと、どこか優しい世界観であることです。心に波風を立てるドロっとした出来事はあまり起こりません。どこかのんびりまったりとした気持ちにさせてくれます。
ただし、問題点が一つだけあって、最初の方はゴブリンとかスライムとかドラゴンとか狼しか出てこないので、可愛い子も、イケメンもいません。ここが最大の難所です。ただ、後から「人型」の良キャラも次々と出てくるので、ご安心下さい。
異世界系で最初に読むなら『転スラ』がオススメです!
最近アニメシリーズも流行ってます。
1ヶ月程度無料で見れるU-NEXTにもあるようなので、アニメ版が気になる方は是非どうぞ。なお、配信されなくなる可能性もあるのでこちらでご確認ください。
アニメ一覧の動画 (すべての作品) | U-NEXT
一国の王様としてバリバリ働こう! 『現実主義勇者の王国再建記』
王道の国作りであれば、『現実勇者』かなと思います。傾きかけている小国に召喚された主人公は、王として次々と内政を整えていきます。
ゲーム『信長の野望』で内政が好きな人にはたまらない作品です。この作品も『転スラ』同様に優しい仕上がりなので、どれだけ疲れていてもまったりと読むことが出来ます。まだ巻数は少ないのですが、現実逃避したい日にはまっさきに手に取る作品です。
究極の癒し系『異世界迷宮でハーレムを』
ハーレムですよ、ハーレム。
こちらの作品には大人の描写も含まれているのが特徴です。つまり、表紙に出てくる女の子、ロクサーヌとも、○○☓☓してしまいます。
ただ、この作品は、『転スラ』や『現実勇者』よりもハードな世界観です。盗賊をはじめとした悪人が結構な勢いで悪人なので、主人公はあまり人を信用せず、ハーレムのメンバーだけで過ごします。
人間を殺す時の描写もシビアです。また、ゲーム世界のように描かれる異世界の設定も細かく、少し頭を使わなければついていけなくなる場面もあります。
だから、レビュー上はマイナスの評価をつける人も多いです。というのも、エッチィのが見たいのに、延々とスキル振りについて主人公が検証と考察しているから、ぜんぜんエッチィシーンにいかないじゃないか!というストレスがあるようです。
ただ、この作品の本質は、実はハーレムではなくて、この検証と考察のほうです。MMORPGというジャンルがありました。これは、世界中のプレイヤーたちが、オンライン上の空間に同時接続するというスタイルのゲームです。
一つの特徴として、運営会社の気まぐれで武器の強さとかスキルの効果が変わるため、攻略本が存在せず、攻略サイトも当時はあまりなかったため、プレイヤー自身が検証と考察をする必要がありました。
そして検証した結果を、2chとかシタラバの掲示板に書き込んでいき、集合知を用いてゲームを攻略していきました。あの時代を知っている人にとっては、非常に懐かしいゲームであり、主人公は実に真っ当な方法でゲームを攻略していきます。
マンガ『HUNTER☓HUNTER』の「文字説明部分」が好きな人には面白く感じられると思います。
『異世界ハーレム』には、魔王がいるとか、世界が破滅するとかいう難しいことは出てきません。ゲームの世界で着々とレベルアップしていき、共に冒険する女の子との仲を深めていきます。レベルアップと交流が目的でクリアが存在しないという意味では、これはまさしくMMORPGなわけです。
UO、リネージュ、RO、フリフオンライン、マビノギ、MoEなど、様々なMMOが生まれては廃れていきました。あの時の楽しさよ、青春よ、もう一度!!
というわけで『異世界ハーレム』はオススメなわけですが、マンガで読むと字が多すぎてわかりづらいという問題点があります。マンガ版はまだ巻数が浅いのですが、恐らく先に進むに連れて説明が多すぎてわかりづらい上に、話がぜんぜん展開しないという状態に追い込まれると思います。そのかわり、マンガ家さんがとても絵が上手いので、夜のシーンは非常に夜です。
個人的には小説版は非常に状況がわかりやすいのでオススメです。しかし、夜のシーンは、「昨晩は堪能した」のような省略的な表現として描かれることが多いため、そっちのほうを目当てに読んでいるとストレスが溜まるかもしれません。
結論:両方買って下さい。
生まれ変わって人生をやりなおす!『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』
『転スラ』がフィーバーする前は、異世界ものの顔役になっていた作品です。主人公は、ヒキヲタデブヲタクです。要するに、引きこもっている太ったオタクです。割と気持ち悪いです。しかし、強引に家から引きずり出され、交通事項にあって死亡します。
そして、主人公は異世界の赤ん坊として生まれ変わります。
つまり、0歳からやり直すわけです。もう現実世界では詰んでいたので、これから頑張ろうというような気力が湧かなかった主人公ですが、生まれ変わってからは、ひたむきに努力を初めます。
そして、主人公の中の魔法の才能が開花していきます。また、前世ではうまく出来なかった他人とのコミュニケーションにも積極的に取り組むようになります。
文字通り「異世界行ったら本気を出す」という趣旨の作品です。ただ、この作品はあまり軟弱な内容ではなく、かなり大きなストーリーが進行していきます。
異世界ものは「設定が命」というところがあり、1〜2巻までなら大体どの作品も面白いのですが、3巻くらいから急速に失速していくことがあります。要するに出落ちというやつです。あー、そういうずっこけ方かーと納得するのも異世界系の楽しさでもあります。
一方で『無職転生』は、物語がしっかりとしているため、引き込まれるように読んでしまいます。
異世界の子供として生まれながらも、うまく生きられなかった現実世界の影を引きずる主人公は何を見るのでしょうか。
異世界のブラック企業に立ち向かえ!『迷宮ブラックカンパニー』
こちらは、変わった設定の作品です。現実世界では投資などを組み合わせて働かないでも食っていける状態まで持っていった主人公が、異世界のブラック企業に務める羽目になる話です。
この作品は、ぼくは好きなのですが、よくよく考えると「出落ち」しています。設定は面白いのですが、話を展開させることに失敗して、3巻でいきなりまったく違う世界へとワープします。
「ええ?そうくるか?今までの流れどうするんだ?」と困惑するわけですが、ここから逆転できるのかどうか。1巻は非常に面白く、2巻も面白いのですが、3巻は「???」がいっぱいでした。こういったゆるさがあるのが、異世界系の特徴です。
ここから盛り返していくことを期待しつつ、追っていこうと思っています。
燃えるような作品『100万の命の上に俺は立っている』
「出落ち」にならないどころか、どんどん盛り上がっていくのがこの作品。著者がしっかり勉強して書いているため、現実世界の雑学や社会情勢についての知識まで身についていくというある意味邪道な異世界系作品です。
主人公たちは異世界へと召喚され、クエストを受けさせられます。例えば「○日以内に荷物を届けよ」というようなものです。それをクリアしたら一度現実に戻り、ある日またクエストを受けるために異世界へと移動します。
最新のエピソードでは「麻薬常習者を減らせ」というクエストが提示されます。金持ちの国では麻薬が蔓延しているのですが、隣国にあるマフィアが強力なためなかなか取り締まれないでいます。
これはアメリカとメキシコのことだと、作中の登場人物がいいます。そう、現実にある麻薬の問題を、異世界で解決するという構図になっています。ゴルゴ13的な要素があるマンガです。
そして、『100万の命』の一番良いところは、登場人物がみんな一生懸命で熱いことです。とにかくみんながんばります。一生懸命がんばります。ただそれだけのことが、とても胸を熱くしてくれます。
ストーリーも次第に深く深く展開していき……、どうなるんだろう、このマンガ。続きが楽しみで楽しみでしょうがないマンガです。
蛇足ですが、続刊が楽しみなマンガは、年齢と共に減っていきました。今では『HUNTER☓HUNTER』やサッカー漫画くらいしか楽しみなものはありません。あ、『ベルセルク』や『ヒストリエ』もそうなんですが、全然続きが出ないという……。
さておき、異世界系に出会ったことで、続刊が楽しみなマンガが増えました。今はそれなりの数の作品をフォローしているので、毎月のように新鮮な喜びに触れられます。異世界系ばんざーい!!
というわけで、『100万の命』は巻を増すごとに面白くなっていくので、オススメです!
異世界不動産系?『ドラゴン、家を買う』
実はこれ、まだ読んでません。が、どう考えても面白いので、必ず読みます。
※読んだら追記します
なんかすごく流行ってる 『Re:ゼロから始める異世界生活』
読んでないやつも紹介するという禁じ手を使ったので、ここでもう一つ。通称リゼロ。超有名で、ものすごく流行っているのですが、実はまだ読んでません。アニメで見るの良いかと思っています。
Youtuberのヒカルさんが延々とカードを開封している動画でしか知らないという偏った状態です。アニメではやっているものは、マンガから読んで良いものかどうかとちょっと悩むので出足が遅くなります。
Re:ゼロも、↓で紹介している『このすば』も1ヶ月程度無料で見れるU-NEXTにもあるようなので、気になる方は登録してみて下さい。なお、配信されなくなる可能性もあるので、配信中のサービスについてはこちらでご確認ください。
アニメ一覧の動画 (すべての作品) | U-NEXT
最強のキャラゲー『この素晴らしい世界に祝福を』
こ の す ば!
面白いです、大好きです。何がいいってキャラがいいです。主人公はカズマもといクズマ。特に何の取り柄もない意気地なしの童貞で、ヒキヲタのゲーマーです。
共に旅するギャル、もとい女神アクア。とにかく性格が悪い、いや、性格はいい。ぼくは大好き。でもとても頭が悪い。通称駄女神。でもかわいい。さなぱっちょ感がある。
身を挺して仲間を守る女クルセイダー、ダクネス。彼女はドM。痛めつけてほしくてタンクをやっているという真性のやつ。ああ、そうかドMって可愛いんだという謎の気づきを与えてくれた。
そしてめぐみん!
めぐみんは、超破壊力を持った爆裂魔法の使い手なんだけど、爆裂魔法しか使えない。そして、一発撃つと全魔力を使い果たしてしばらく動けなくなる。かなり強いんだけど、とても弱い。それがめぐみん。
ロマンに生きる彼女はとてもかっこいいし愛らしい。
黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう。覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行の歪みとなりて現出せよ!踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。万象等しく灰塵に帰し、深淵より来たれ!これが人類最大の威力の攻撃手段、これこそが究極の攻撃魔法、エクスプロージョン!
エクスプロージョン!!
は、作品紹介になってない!こう書いてきて思うのですが、『このすば』はキャラクターの良さが際立っています。ぼくはアニメ版を観たのですが、とてもゆるく見れるのでオススメです。
アクア派、めぐみん派、ダクネス派に分かれて激論するのも熱い作品ですが、ぼくはアクアが好きで、自分はめぐみんになりたい。え?聴いてないって?
アニメ版は今ならAmazonプライムで無料で見れたはずです。時々変わるので要確認です!
ゲームの世界から抜けられなくなる『ソードアート・オンライン』
こちらもアニメ版を観ました。
夏場にワールドカップ関係で非常にプレッシャーがかかる仕事をしていたのですが、家に帰って『ソードアート・オンライン』を見るのだけが息抜きとして機能していました。
この作品はMMORPGのような仮想世界から抜けられなくなり、ゲームを攻略すれば出ることが出来るという言葉を信じて、戦っていく話です。
文句なしに面白いです。特にアスナ&キリトの共闘は最高です。いやいや、その展開どうなんだと思うこともなきにしもあらずでしたが、MMO世界での生活と現実世界のリンクという、ぼくの世代のゲーマーたちが人類史上初めて直面した問題に対して、一つの決着をつけてくれているのでこれで良いのかなと思っています。
そういえば続編で映画版があるらしいので、それも観てみたいと思います。
ソードアート・オンラインもU-NEXTに入っているようなので、是非覗いてみて下さい。
あまりにも不遇な英雄『盾の勇者』
ある日4人の勇者が召喚されます。
4人は、4種類の武器を割り当てられ、世界を救うためにモンスターと戦うことになるわけですが……。
主人公は盾を割り当てられます。しかし、盾の勇者はどういうわけか非常に冷遇され、ひどい目にあいます。結果、国家から何のサポートもされず、悪人のレッテルを貼られた最悪の状態で冒険がスタートします。
負のオーラ前回で始まるハードな世界観ですが、少しずつ力をつけていくところや、奴隷となった少女ラフタリアとの交流など、物語としての面白さが詰まっています。
アニメ版もはじまったようなので絶好調なようですね。といいつつ実はまだ最後まで読んでいないので、次に引きこもりたい時は『盾の勇者』の6巻以降を読んでいきたいと思います。
平和な世界をまったり冒険『デスマーチから始まる異世界狂想曲』
主人公は有能なプログラマーで、ゲームの制作をしているわけですが、そのスケジュールがあまりにもハードで、デスマーチ(死の行進)状態でした。そして、ある日主人公は異世界へと迷い込み、ハードすぎる業務から解放されることになります。
デスマーチは現実世界での出来事なので、物語にはあまり重要ではありません。主人公がデスマーチ状態の仕事でも放棄せずに、結果を出せる有能な社会人であったということを強く提示するのみです。
実際に主人公は知的で冷静で優しいタイプです。またコミュニティ内でトラブルが起こるのを嫌うので、可愛い女子多数と一緒に旅をするという状況になりながらも絶対に手を出しません。
しかし、なぜか色街にいって娼婦を抱くという。
何その設定。
これは恐らく異世界系7不思議の一つでしょう。どうして『デスマーチ』の主人公は、娼婦を買うのか。お話はほんわかまったり系ながら、主人公がチート級の能力者なので、全能感が感じられます。現実逃避には極めて向いている作品ということ出来ます。
この作品もアニメ化していて、Amazonプライムに入れば無料で観られるようです。
大人向けの内政系シミュレーション『魔王の始め方』
この作品は、異世界系ではなく、ダークファンタジーです。しかし、主人公が若返った上でハーレム状態へと突入するため、異世界系と同じテイストで読むことが出来ます。
また主人公が「魔王」という立場になるため、えげつない戦い方を選択することも出来ます。世界観もしっかりとした面白い作品です。また、かなりアダルトな描写もあるので、苦手な人は絶対に読まないようにしてください。
ダンジョンを構築し、魔物や罠を増やし、周辺国を少しずつ侵略しています。美しい王妃がいるような国の場合は……(割愛)。
漫画版はゆっくりとしか進まないので、ぼくは小説版で最後まで読みました。非常に良く出来ていたとだけ言っておきます。まずは漫画版を読んでみて、気に入ったら小説を読んで見るのがいいかもしれません。
異世界作品オススメ ベスト3
13の作品についてここまで書いてきましたが、最後にベスト3を発表します。完全に主観です。
3位
2位
1位
1位は小説版です。
強くなっている主人公たちを眺めているのが楽しすぎます!
というわけで以上です。また新しいのを読んだら追記していこうと思います。