東大に11年在籍した後、タクシードライバーになりました

はとのす 

はとのすワーク

負荷は重かれど、幸福は感じる

更新日:

Tweet
このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket
LINEで送る


ストレスというのはなかなか抜けないもので、一日働いて、疲れ果てたあと飲みたくなった。誰か一緒に飲んでくれる人がいたらいいんだけど、都合よく捕まる人もいない。

気の利いたバーに入ろうかとも思ったのだけど、懐は寒い。というかなるだけ節約してPS4買って、モンハンワールドがやりたい。どうしてもやりたい。1年に1回だけでいいから、自分が楽しむための買い物がしたい。

というわけでロイヤルホストで一人飲み。

栄養バランスは良く、料理も、ビールも、ハイボールも美味しい。そのへんのお店に入るよりも、ロイヤルホストやデニーズに入るほうがずっと美味しくて会計が恐ろしくない。いざとなったらカードも使えるのだ。

とはいえ、一人で飲んでいても面白くないのですぐに帰宅することにした。ロイヤルホストでやったのは、結局仕事のメールを送ることくらい。ちょっと仕事が多いのよね。新しい人が入ったから負担は激減したんだけど。

CEOの西村さんがいうに、仕事には4種類あるらしい。

やりたい仕事 
やらなければいけない仕事
やりたくない仕事
やると腐っていく仕事

確かになと思う。
基本的に今のぼくは「やりたい仕事」からは程遠いことをしている。それは、やりたい仕事を達成するためのステップなのだろうと考えている。

そして、ぼくは、確実にステップを踏んでいる。お店のnoteでも記事が書けたし、今度からラジオも始められる。

といっても、仕事として認められるようなものでもないから、ソニーの精神でやるしかない。本業とは別のところで、偉大なプロダクトを作るのだ。

やはり、もうちょっと収入面も考えなきゃいけないなと思う。といっても、考える事の8割がお店のことだから、なかなかそうもいかない。お金に詳しい人に面談してもらいたいくらいなんだけど、お金に詳しい人は忙しいし、面談するにもお金がかかるわけなので。

まぁまぁ、現状は負荷は高いけど、不満はない。
仕事もあるし、生きていられる。楽しいことも少しはある。
ぼくにとって楽しいことは、共に生きて行く仲間が増えることだから。

一人で高価なお酒を飲むより、大好きになるかもしれない誰かと一緒に280円でノロノロになった発泡酒を飲むほうがいい。

やはりぼくは人が好きなのだ。お金はあったほうが随分と助かるんだけど、お金に対する愛情も、愛着も、執着もない。稼げるわけもないし、溜まるわけもない。

そんなことを考えつつ、帰路につく。
家に戻ると、赤子が爆泣きしていた。

4歳の息子は耳をふさいでうるさーいという顔をしている。妻も疲れて、寝てしまっている。

よしよし、パパと遊ぼう。
少し抱っこすると泣き止んだので、二人で寝転びながら、遊ぶ。

目が合うと、ケラケラ笑う。変な顔をしてもケラケラ笑う。ラップを披露しても笑う。

ご機嫌になったら娘は、「パ……パ……」と言った!!!

パパっていったぞ!!いったぞ!!!

小躍りして喜んでいると、そのままゴロンと寝転んで、眠りについた。
寝かしつけ成功!出来るパパだね!!

最近仕事が忙しすぎて家にいる時間が短い。でも、子供は確実に育っている。

パパって言われてしまったよ。娘が大きくなったら、もうちょいお洒落なパパになって、表参道のカフェでデートするんだからっ!!

パパはまだ戦える。もっと戦える。理想を実現するため、愛する場所を守るため、そして愛する家族の食費を稼ぐため、もっと戦わなければならない。

ぼくは、愛で満ち溢れた良き人生を送れていると思う。
こんな毎日がずっと続きますように。

-はとのすワーク

Copyright© はとのす  , 2022 All Rights Reserved.