東大に11年在籍した後、タクシードライバーになりました

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1年ぶりにブログはとのす復活

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そうだ、ブログを書こう。
初心に帰るべきなのだ。

というわけで、数年放置していたブログ「はとのす」を復活させることにした。

記事更新にはnoteを利用していて、おととしは年間100本近く書いたのだが、どうもnoteだとよそゆきの気持ちがして良いことを書こうと身構えてしまうところがある。

自分のブログで自分が書きたいことを書くのが、物書きになった原点なので、そこへ立ち返ろう。

そもそも、文章を書くのはとても気持ちがいいことなのだ。頭に浮かぶこと、心の中でモヤモヤしていることを、次々と言語に変換していく。

結果として、自分という存在が文章に形を変えて、物質としてそこに残るのだ。

ただ、ネット上に文章を載せるだけだと、それはあまりにも儚い存在だと思うこともある。ネット上のテキスト情報は劣化せずに、場合によっては永久に存在するはずなのだが、不思議なことに、ネット上の文章は色褪せて古いものになっていく。

一方で、紙に印刷した文章は、古くならない。というよりも古くなるのが遅い。ネットでは新しいもの、情報が強調されるので、3ヶ月前の日付をみただけで随分と古くさいもののように感じられるが、紙の本の場合には、古いことが当たり前だし、似合っているのだろう。

だから紙の本が作りたい。
そう願って書き始めた。
紙の本を出すことに、死にたいくらいに憧れた。長渕剛が歌った東京への思いよりも、ぼくの紙の本に対する思いのほうが強い!!そう言い切れるくらい憧れていた。

だから、紙の本を出すことを意識して活動し始め、1点の書籍を残すことができた。しかし、その後は挫折の日々であった。

そもそも、ぼくの脳はすっかり壊れていたのだ。手ひどいうつ病におかされながらも、自覚しておらず、治療もしていなかったので、活動のインテンシティが低かった。

もっと激しく、もっと強く、燃え上がるように書いていたいのに、全然身体がうまく動かない。そんなことをしているうちに、すっかり年を取って41歳になった。あと半年で42歳だ。

2023年から2030年までは自分がしっかり書くことを主眼において活動していこうと思っている。

燃え上がるような情熱で、人の心を動かし、人の人生に影響を与え、時に幸福に誘えるような。そんな文章を書く。

それには、自分が経営している会社が必要だし、人様に文章を読んでもらえるような人間としてあり続けることも必要だ。

もう駄目かもしれないな。

もうやめちゃおうかな。

何度思ったことか。思わない日がないというくらい考え続けた1年半だった。つまりそれが起業してからの一年半だ。

目をつぶってやめたと言えば、そこでおしまい。借金はある程度残るが、一生懸命働けば返せないこともないので、それを返す。あとは家族を幸せにするだけ。それでいい。

だけど、諦めきれない。

自分が表現者として紙の本を出していくことを。

映画に出るような俳優になりたいと思ったことはない。ミュージシャンにも憧れたことはあるが、一番やりたいことではない。

映画を見るより、ゲームをするより、デートに行くより、美味しいものを食べるより、高級時計を買うより、キャバクラに行くより、高級車を買うより、健康でいることより、お金を得ることより……。

ぼくは文章を書くのが好きなのだ。

ぼくにとって、最大の憧れであり、No.1は常に文章を書く人なのだ。だからもう少しここで頑張ろう。そして、初心に帰ってブログも更新していこう。

そもそも、ブログはお金を稼ぐ場所ではない。何かをPRする場所でもない。ウェブに書きたいことを書いて、ログをとっていくもの、ウェブログなのだ。

どんなに悪いことのなかにも必ず良いことが含まれている。逆に、すごく良いことの中にも悪いことが含まれている。

会社を立ち上げ本を出すことができたが、そこには明らかにほころびがあった。そのほころびを直すためには、自分が頑張るしかないと思った。周りの仲間も自分こそが頑張って何とかすると言ってくれた。

しかし、頑張るということは無理をしているということで、無理をしていると必ずどこかで転んでしまうのだ。

本当に疲れた。限界まで疲れた。いや、限界を超えて疲れた。もうこのまま、世界から退場したほうがいいんじゃないかと毎日真面目に考えるほど疲れた。

信頼していた人に裏切られ、非難され、追い詰められた。ストレスが酷く、心臓がハンマーで打たれように動悸した。

とはいえ、すべての因果は自分にある。人を信頼しすぎたのは良くないし、それも過負荷をかけてしまっていたということなのだろう。

決着をつけることはしっかりつけていくとして、大切なのは自分がどうやって生きていくかだ。

スマイルスマイル。

笑顔で進もう。

幸福を感じられるように、達成感を感じられるようにしながら。必要なことは勇気を持って早めに話し合って、しっかり進んでいこう。

自分を映画やゲームの主人公だと思えばいい。大変な出来事は人生を彩るプロットだ。

こんな悲惨な状態でW杯に直面するとは思わなかったが、どんなことがあってもフットボールは平等だし、最高だった。

楽しくやっていけば、いずれ、同じ山を登っていく旅の仲間にも出会えることだろう。

人生は、栄養のあるご飯が食べられて、安心して眠れたらそれだけで幸福だ。温かいお風呂や美味しいお酒と肴、語り合う家族や仲間がいたらより素晴らしい。

愛してくれる家族がいて、家族を愛することができていて、また、家族のように接してくれる人もまわりにいる。

良い人生だと思う。

そして、文章を書いたり、本を読んだりする時間があると、さらに人生は輝いていく。

若くして学べば 壮にして為すあり
壮にして学べば 老いて衰えず
老いて学べば 死しても朽ちず

どうせ生きているのだから、もっと色々学んで、楽しんでから死にたい。

これは17歳のころにいつも考えていたこと。佐藤一斎の言葉を紙に書いて、壁に貼っていた。

とりあえず年内は、バブル時代のパチンコ玉のように仕事をしないといけないので、やり抜く所存。

来年からは文章の生産量を上げて、単著を2〜3点出そう。ただ出しただけでは大赤字になってしまうので、動画についての学びを深め、誰の何の役に立つ本なのかを全力でPRしていこう。

ぼくは間違えてばかりだけど、今までやってきたことや向かおうと思っている方向は間違っていない。

というわけで、毎日とはいかないかもだけど、ブログを更新していこうと思う。

書いてみて、とても気持ちがいい。
けど、こんなのばかりでは読んでもらえないので、もう少し人の役に立つことも書いていこう。

人が読みたいと思うものと、自分が書きたいと思うものをうまくバランシングするのが物書きの仕事なのだ。

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