東大に11年在籍した後、タクシードライバーになりました

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【執筆】本を書くのが大変だと言うことを実感中。

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現在、「はとのす」本の執筆に取り組んでいるわけだが……
これが想像以上に厄介な代物だった。

かなりキツめの想像をしていたし、作業量としては見通し通りだからその点は問題ない。
しかしながら、やればやるほどプレッシャーが襲いかかってきて、これがなかなか尋常ではないのだ。

本を書く?! できなかったらどうしよう?!
苦労して書いたのに、誰からも相手にされなかったり、ものすごく怒られたりしたらどうしよう……

不安で苦しくなる。

いや、待て、そもそも書き終えることはできるんだろうか?
本当にこれ終わるのか?

そう考えていると、修士論文を書いていた時を思い出した。
着手は11月からで、緒論(前書き)については12月1日に書き終えた。
そこから、1日15時間以上の作業が1月20日まで続いた。つまり、合計何時間だろうか?

ざっと計算して750時間。書くだけでこんなにかかったとは……
もちろん書いている時間だけじゃなくて図表を作ったり、データを見直したり、考察を練り直したり、指導教員に提出した原稿が要修正で真っ赤になっていたりと色々な作業が必要だったのだ。

正月なんかも当然ない。
今年の正月は久々に人間らしく過ごせたからとても満足だった。
家でのんびりしようと思ったら、仕事に追われていないことが大切なのだ。

修士論文は大変だったな。
あれに比べたら必要な時間はぐっと少なくて済む。
多分200時間+予備の50時間があれば十分だろうと見積もった。

しかしながら、他の作業もしつつ、生活もしつつ、育児やら家事などもしつつの200時間確保は決して楽ではない。
1日5時間で40日、10時間で20日、15時間やりきる体力と気力と時間があれば2週間で終わる。

あるいは、必要な時間を削るという方法もある。
200時間ではなく100時間で終わらせるという方針だ。

100時間で書き上げて、20時間かけて推敲する。
このパターンであれば、10~20日で書き終えることができる。
今から100時間のリミットをかけて、いかに100時間を捻出するかという方向で動きべきなのかもしれない。

ふと気付くとゴジラ化した息子に時間を吸い取られてしまうので、時間を確保することを最重要課題として行動することにしよう。

プレッシャーは強く感じるが、これこそ夢の舞台なんだ。これこそ望んだことなのだ!!!

ワールドカップに出るのが夢だったら、決勝でPKを蹴るのを嫌がってなんかいられないだろう。
夢の舞台では強気になるしかない。

緊張して、心が縮こまって、何が正しいのかわからなくなる。ぼくの人生は本当にこれでいいのかと不安になる。

毛布にくるまって、もう少し寝ていたい。ずっと寝ていたい。一日何もせずに寝ていたい。
そう思っても飛び起きなければいけない。

「100時間を削る作業」
そう思うと非常に楽になる。

2月半ばには原稿を上げるのだ!
企画が通るかどうかもわからないが、書かないことには永遠に本など作れない。

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