NBA記事だけど、はとのーとでは、細かいことを説明しないのでサッカーの人は後で出てくるハイライトだけでもどうぞ。
最近サッカー漬けなので、さっぱり観れていなかったNBA。
このたび観戦したのは、ウェスト2位のスパーズと5位のロケッツの試合。
スパーズは怪我人が続出しているらしく、グリーン、レナード、スプリッターがいない。ハワードがいるロケッツ相手にスプリッターがいないのはかなり厳しい。
一方でロケッツも、ヒゲ男ハーデンが欠場。ということは、今回はハワードで押し切ることになるのだろうか。
どういう試合になるかと思ったら意外にも面白かった。
ハイライト
BOX
リンをみて切なくなる
ハーバード大卒の台湾人、ジェレミーリンをみると切なくなる。
身体能力に劣るリンは、高いバスケIQと小技を駆使して戦っているのだが……
ところどころで、かつての「ぼく」の得意技をするときがある。
特に気になったのが、ワンドリジャンプシュート。
あれが一番得意だった。今はもう全く入らないので撃つことすらしない。年に数回のバスケではジャンプシュートの姿勢は維持できないのだ。
あれが当たり前に入った時代があったことが少し信じられなくなる。もう戻れない、かつての思い出。ちょっと切なくなった。
そういう意味では、5年前といまではNBAの見方が全然違うなぁ。
昔は、プレーの参考にするために観ていたけど、今はただ楽しむために観ている。
ダンカンvsハワード
これだけでも観戦した甲斐があった。
今回のダンカンの仕事は、ハワードを止めること。
がっつりマンマークしてローポストで競り合っていた。
これは楽しい!!
最近はサッカーを観る機会が増えたが、ローポストのゴリゴリ感だけはバスケじゃないと味わえない。
ハイレベルなローポストの争いはパワフルかつテクニカルで最高に面白い。
ぼくもチビっこなりにインサイドプレイヤーをやったいたことがあるので、やはりこういうのが観たいのだ。
ハイライトにもあるが、1Qはダンカンがハワードを封殺。全く仕事をさせない。ハワードは9本連続でシュートを落とす。
一応シュートの形まで行っているのだがやはりプレッシャーがきついのだろう。
一方でダンカンは着実にポイントを伸ばしていく。
ハワードのシュートは9本目にようやく入る。
10本目はダンカンを力で押し込んでカウント。
ハワードすごいね。ダンカン相手にここまで出来るようになったとは……
この選手はルーキーイヤーから観ているから特別な感慨がある。
オラジュワンが教えてるせいなのか、ちょっと動きがしっとりしたかもしれない。
ハック ア ハワード
次第にダンカン1人ではハワードを守れなくなっていく。
どうしようもないのでダブルチームに行く。
その直後、ハイライトにも出ているが、ジノビリが豪快なダンクを決めた後(ハイライト 1:35くらいから)、どこかを痛めて退場してしまった。
そのせいで、スパーズは圧倒的な劣勢になってしまう。そこでポポビッチは指示をした。ハックハワード!
ハックというのはわざとファールをして、フリースローを撃たせる作戦。
ハワードのフリースロー成功率は50%程度なので、平均1点の失点で済む。
運が良ければそれ以下になることもある。
戦術的には面白いが、観ていて面白いものではない。
しかし、ヘタクソのフリースローが試合の命運を握るというのは、それはそれでエンターテイメント性があるものだ。
ハワードは「そこそこ」フリースローを決め続けた。
ハワードのリバウンドが勝負を決める
最終クォーター、劣勢になったスパーズ。
ダンカンもハワード相手に1on1で決め続ける体力は残っていない。
そこで「ディアウが頑張る」。テレビでも「ディアウが頑張った!」といっていたくらいだから実に頑張ったのだ(ハイライト 2:20くらいから)。
スラムダンクでいう「自ら取る!!」を実践して粘っていた。
しかしながら、リバウンド争いでは分が悪い。ハワードがいるからだ。
ハイライト 2:35分あたりをみると出ているが、オフェンスリバウンドからもの凄いダンクをたたき込んでいた。
凄いリバウンドだね。
相変わらずフリースローが下手なハワードは2投とも落とす。しかし、「自ら取る!!」
それをリンが決めて点差を広げる。
最終的にはハワード無双モードが始まり、リバウンドというリバウンドを取って試合を決めた形になった。
試合終了後
ちょっと活躍したブルックスをマクヘイルが「いいこいいこ」していた。
そして優しく抱きしめていた。
なんだこれ。
もしかしたらロケッツは良い雰囲気なのかもしれない。
始めてみたのだが、ビバリーというルーキーがリンを相手に何か指示をしていたり、タイムアウトにスーツ姿のヒゲがハワードに駆け寄って何か指示していたりと、コミュニケーションが円滑にとれている様子がみてとれた。ハワードはいいところに来たのかもね。