東大に11年在籍した後、タクシードライバーになりました

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Jリーグ サッカー論

さよなら、よっち。いや、武藤嘉紀。その前夜に記す。

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    今日はたっぷり時間があったのに、全然原稿が進んでいかなかった。
    席に座るとすぐに立ち上がりたくなったり、関係ない調べ物を始めたり、気分転換のつもりで口にふくんだウィスキーをいつの間にか飲み過ぎていたり……

    虎の子Four Rosesがもう空になってしまう……

    唸りながら原稿を書き続け、22時半にようやく気付いた。

    ぼくはイライラしているらしい。

    明日は、FC東京vs清水エスパルスの試合であるが、我々にとって最大の関心事は試合の勝敗ではなくなっている。

    ドイツのクラブ「マインツ」へと移籍する武藤嘉紀のラストゲームなのである。

    ああ、書いててちょっと辛くなってきた。

    海外志向であることはずっと前から知っているし、一人の選手のキャリアとして海外挑戦は全く悪いことではない。東京でもう少しプレーするという選択肢も当然あったし、検討はしただろう。

    しかし、FWとしては既に若手とは言えない年齢になりつつあるから早めに行きたいところだろうし、後半年東京に行くと移籍交渉や移籍後の環境整備が難しい冬のマーケットで勝負する羽目になる。後一年だけ東京でプレーしたほうが、もしかしたら最終的には選手として向上する可能性は大いにある(もちろん逆の可能性も大いにある)。

    しかし、才能に溢れ、野心に燃える一人の青年の挑戦を誰が止められるだろうか。数々の失敗事例を踏まえて、リスクが高いのを承知で、それでも行きたいという若者を止めることは出来ないのだ。

    頭ではわかっている。しかし、清水戦を最後に「東京の武藤」が見れなくなってしまうと思うと、やっぱり辛い。いつの間にか武藤の成長を見守るのが生きがいになっていたらしい。


    明日の試合を見終わったときにはどんな気持ちになっているだろうか。今の自分の心情も何だか自分でよくわからないし、明日どんな心情になるのかもよくわからない。

    明日は必ず点を取って勝たないといけない。
    自力で点を取って、その上で勝利する。
    そのくらい出来ないと、世界では成功出来ない!

    などと無根拠に言いたくなる。

    今シーズンから、マインツの試合だけはなるだけ見る。これだけは決めた。でもスカパーでコースを増やす余裕はないし、BSだけかなぁ。

    うーん、頭の中が支離滅裂である。

    明日は昼過ぎまで原稿を書いて味スタへ。子供を連れて行かないとだから、大変なんだけど、この日には是非立ち会わせたい。伝説の目撃者になるのだ!

    日曜日は、赤スポで行われるスペリオ城北の試合を見に行く。

    何とも濃厚な週末になりそうだ。

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