これに入りきらなかったのでサプリメント記事を書く。
2018年J1第一節 FC東京vs浦和レッズ【筋トレサッカー観戦 vol.3】 | | はとのす
箇条書きで処理していく。
るー魂に遭遇
飛田給駅でるー魂にばったり会う。大好きな映像作品を持ち、どろんぱの尻尾をつけて歩いていた。駅でばったりというパターンは意外に少ない。友達の多くはソシオの列に並んでいるからだ。
るー魂も、ぼくと一緒で、トイレにいたせいで2得点とも見逃したらしい。仲良しである。なお、一緒にトイレに並んでいたわけではない。
久保建英のプレー
大学院をやめるきっかけの一つとなったのが久保建英であった。当時は、もう本当にしんどい状況で、夢も未来もあったものではなかった。そんな中、日本の子供がバルサのカンテラ(寮)に入ったのだという。
当時は、ナショナリズム的な代表サポだったこともあって狂気した。そして『おれ、バルサに入る』(文藝春秋)を読んで開眼。今思うとちょっと幼稚なのだが、大学院の教育は間違っていると悟り、やめることを決意した。
この本は、もう増刷はされてはいないようだ。久保くんサイドの理由なのか、出版社側の理由なのかはわからないが、もしかしたら本人が嫌がったのかもしれない。
そう、ぼくは、あまり久保くんを見ないようにしていた。まだ何の成果もないうちから持ち上げたり、注目したりするのはよろしくないなと感じたからだ。
いや、正直見たいという本音はあったが、自分の息子のサッカーを観る方が、親としては本分なのである。
ただ、今はもう、立派な大人の選手であり、FC東京トップチームの一員なので、ようやくちゃんと見ることが出来る次第だ。
さて、久保建英のプレーはどうだったのかというと、率直に言って良かった。少ないタッチで正確に前線へとパスを供給できるのは素晴らしい。J1でもトップクラスの選手に囲まれて、日本代表クラスの槙野ですらユニフォームを引っ張ってまで止めようとしていた。これは名誉である。
一度、東へと出した後、リターンをシュートしたのだがミートしなかった。
あれ、思うにリターンパスが来るとは思っていなかったんじゃないだろうか。普通に考えたら東がシュートするか、少なくともシュートフェイントくらいはするはずだ。
自分で決めたいという気持ちをもってプレーしている選手なら、あのまま左足でシュートしているだろう。コースは狭めだったが、ディフェンスの足下をくぐらせてファーか、ニアの高めをぶち抜くという方法もある。
しかし、シュートをしないことに定評のある東は、右足のアウトサイドでボールを止めた。絶対にシュートをしないという意志が表れていた。
ぼくもちょっと驚いたが、リターンパスを久保が綺麗に左足で打てたということは、間違った選択ではなかったようだ。流石東なのである、色んな意味で。
視野が広く、パスセンスがあって、周りが見えすぎてしまうため、ゴールよりもパスの優先度が上がってしまうのだ。
リターンが来るものと予想していたら、もう少し強く踏み込めていたと思うだけに……
久保よ!東先輩はかなりの高確率でパスをくれる!!(なぜならあなたが見えているから
久保よ!永井先輩はよほど前が詰まっていない限りパスをくれない!!(なぜならあなたが見えていないから
こういう感覚を身体で覚えていくことが大事なんだろうと思う。
久保建英のパスは怖い。
キラーパスという言葉があるが、あれに近い。
100点満点のテストで180点を取って、担当している先生を凍り付かせてしまうようなパスだ。あのパスがあるなら、前線の中心選手が久保になる日も近いように思う。
東先輩とはいい連携が出来そうな気がする。こんなことを書いているが、ぼくは東のことが大好きなのだ。
東慶悟のシュートが決まるには
東のシュートは大体、1テンポか2テンポ遅れて放たれ、ゴールの上に浮かんでいる幻のゴールに入る(シュートが上に逸れる)。
なぜこうなるかというと、見えすぎているからなんだろうと思う。ぼくのように視野狭窄の人間からすると羨ましい次第だが、それはそれで大変なのだろう。
東のシュートが決まった時を思い起こすと、ゴールの目の前で「パスターゲットがゴールしかない」状態の時のように思う。人に出せるときは、かなりの高確率で人に向かって出す。
40%で決まる自分のシュートよりも、60%で成功する味方へのパスを選択する選手なのである。
開幕戦でのゴールは、単独で前線に出ている上、ディフェンスとGKに挟まれパスコースがなかった。唯一見つかったコースが、ゴールの左隅だった。だから、正確にそこにパスをしたのだろう。
凄い選手なのである。いつもこれをやって欲しいところだが、そうすると東の良さもなくなるわけで、シュートが大好きな選手カモン。
やっぱりヨネが好き
ヨネが元気にディフェンスしているところを見るだけで、スタジアムまで来た甲斐があったなと思う。
富樫がすばらしい件
横浜F・マリノス時代に、いい選手だなぁとかべた褒めしていたら、うち相手に点を取った選手をほめるなとか言われて、Jリーグについてツイートするのめんどくさいなと思ったある意味思い出の選手。
2015年のガチガチマッシモディフェンスの時に、中村俊輔のクロスに頭でずどんと合わせたのが、その日がデビュー戦だった富樫敬真。
あの時のFC東京相手に点を取れるっていうのは、若手としてはとても凄いこと。浅野に鮮やかに決められたこともよく覚えているが、やはりあれも浅野だから出来たことだったのだ。野津田から浅野へのパスも凄かったなぁ(遠い目)
その富樫だが、途中出場してからは、玉際が強く、常にゴールを目指して攻め気のあるパスを出す選手で、これはもうお気に入り一直線である。久保と富樫で攻撃を組み立てる形になると、ぼく好みのチームになりそうだ。
といっても久保選手についてはまだよくわかっていないので今期はどういう引き出しがあるのかを探し続けるというのが楽しみになりそうだ。
東京サポ飲み
試合後は調布駅まで歩く。歩けないこともないが、それなりに遠かった。多分もう歩かない。
調布まではおおよそ3km。ぼくはゆっくり歩くタイプなので、かなり時間がかかる。
浦和美園から東川口まで歩いたときよりはマシだったが。今みたら3.5kmもあった。埼スタから駅まで2kmくらいあるので、なかなかの距離である。
調布のジョナサンで原稿を書こうと思ったのだが、ビールを飲んで寝るだけでほぼ終わってしまった。近くの席では、高校生くらいのグループがジュースを飲んでいたが、よくみるとFC東京の大旗を持っていた。
近くでサッカー仲間が飲んでいることに19時頃になって気づいて合流。先日突撃インタビューしたアオさん、かずちゃん、世界中に現れる妖怪東京サポのやまさん、爆笑王のなおさん、フォーリンデブさんのそっくりさんなどと久しぶりに飲む。
なんでやまさんがぼくの中で妖怪になったかについては、Jornadaというブラジルワールドカップ紀行に綴ったはずなのだが、自分で書いていてよく覚えていない。
みんなサッカーが好きという以上にスポーツが好きで、ワールドカップや冬季オリンピックの話などで盛り上がる。誰もスポーツに関心がない世界で1年働いた後、こういうところに戻ってくるとほっとする。ああ、これがぼくがいたい世界だなと感じ入った次第。
とりとめはないが、こんなものにしよう。4時間後には次の試合が始まってしまう。