ザスパクサツ群馬について
この記事は、敢えて平均入場者数だけを見た結果と、そこから考察できることを書いている。簡単に調べられるものや、特に気になったものは調べたが、あまり深くは追求しない(2周目以降に違うファクターを追加するかもしれない)。
記事執筆の主目的は、著者が情報を整理しながら勉強すること。
ちょっと拡大
※2014年は10月2日現在
・2005年からJ2に参入(参入時の名前はザスパ草津)。同期は徳島ヴォルテス。
・初年度は4000人弱。
⇒滑り出しは上々だろうか。
・2年目は微減するも、3年目から微増を続け6年目(2010年)に最大値、4424人。
・2011年に1000人以上の減少。
⇒震災の影響だろうか?
・2012年以降は3500人前後。
・データの傾向は、「低位安定」
経営問題が報道されるのを目にすることも多く、状況は芳しくなさそう。
しかし、そんな状態でも、入場者数は減っていないことは、ポジティブに捉えられるだろうか。
結果(図表から読めること)と考察(結果をもとに思いついたこと)
今後について
昔どこかの雑誌の特集で読んだことがある。
温泉街に泊まり込みで働きながらサッカーを続けた選手達のエピソードであったように記憶している。
練習の後に温泉に飛び込む生活も今は昔で、本拠地は県庁所在地である前橋へと移った。
検索すると経営難の話ばかりが見つかる。
ビジョンなき経営方針の陥る罠。債務超過のサッカークラブは募金で本当に救われるのか? | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
この記事から引用する。
「募金活動以外に具体的な対策が見られないなど、体制は変わっても、本気でザスパクサツ群馬というクラブが変わっていくという気持ちは残念ながら今のところ見られない。
体制を一新した今、群馬がやらなければならないことは目前の危機を乗り切るとともに、短期、中期、長期の明確なビジョンを作成し、サポーター、行政、スポンサーの理解を得ながら、進めていくことだ。
(中略)
Jリーグに残れたとしても、今の状況をある意味チャンスと捉え、自分たちの足で立てるようにならなければ、近い将来必ずまた同じ境遇に陥ることになるだろう。」
今年の4月に書かれた記事の内容であるが、このようになかなか手厳しい。
wikipedia 将来の計画
wikiによると2017年にクラブハウスと練習用グラウンドが整備される予定とある。
予算的に難しいとは思うが、“ついでに”専スタが作れるなどすれば、一足飛びで良い方向へと転がっていきそうではあるが……
何か突破口が欲しいところなんだけど、いまいち見えていない状態なのかもしれないな、と感じてしまう。
クラブの成り立ちにはドラマがあるので、それは後々求心力になる可能性はある。
驚くことに本も出ていた。
既に絶版の様子。
サッカーのトレンドを調べるために読むというよりも、論文を書くために資料を閲覧するというノリが近い。