東大に11年在籍した後、タクシードライバーになりました

はとのす 

サッカートピック

上西小百合議員と石川直宏選手のツイートから「真のフットボーラー」に思いを寄せる

投稿日:

Tweet
このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket
LINEで送る


上西小百合衆議院議員のツイートがまわってきて驚いた。

「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ。」

何があった。
何があったんだ上西議員。

少し前にワイドショーを騒がしていた議員さんだけど、こんなことを言うのはとんでもないことだ。

「ムカつく」っていう語彙は、議員としてどうなんだ?ぼくが小学校低学年のときに、「ムカつく」という言葉が流行って、親に「それ何とかしなさい」と注意されたことを覚えている。

ムカつくというのは、胃などの消化器系が不快感を覚えて吐きそうだという意味のはずだが、大人がオフィシャルな場で使う言葉では絶対にない。ましてや議員が公式アカウントで使うのはダメ、絶対。

これは半分冗談なんだけど、半分本気だ。どんな言葉を使ってもその人の自由ではあるのだが、少なくともぼくは支持出来ない。

そして、一番致命的なのは、政治家が応援者を非難してしまったこと。

政治家というのは、別名を代議士という。
つまり、国民に代わって議論をすることで、政策を決定する立場の者のことだ。
そして、代議士の最大の要件は、多くの人に支持されること、応援されることである。

ぼくは政治や法律に詳しいわけではないので、それほど自信を持って言えるわけではないのだが、政治家はある意見を持つ国民の代表であることは間違いない。

多くの人の応援を受けて、その人生を背負って走り続けるのが政治家なんじゃないだろうか?

「政治家の応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ。」

こういうこと思っているんじゃないかなぁと邪推してしまいたくなる。

ぼくは、国会議員になって国政を動かすことは出来ない。それだけの胆力も、コネもないし、能力もないだろう。

だけど、民主主義国家では政治に参加することが出来る。自分が信じる議員を応援し、票を投じるという方法によって。

そして、自分が信任し投票した政治家が活躍したら、自分がやったかのような気分になることもある。

そ れ の 何 が 悪 い の か ?

日本のシステムに基づいた正しい精神的態度ではないだろうか。

それに対して、「ムカつく」となってしまうとしたら、多くの国民の期待と信頼に基づいた応援によって、国会に立っているという意識があるのかどうか疑わしくなってしまう。

これは、衆議院議員の公式アカウントからのツイートなのでシャレにはならないのだが、ぼくも似たようなレベルでの個人的な「ムカつき」を覚えることはある。ツイートすることはないけど、したくなることがないでもない。

そういえば、この前飲食店でご飯食べている横で大音量で掃除機書けられて「ムカつきツイート」したこともあった。心情としてはわかるし、ぼくは彼女に投票していないので怒る義理もない。

議員先生がどう言おうが、サッカーは面白いし、サッカーを応援するのも面白いのである。

それはさておき、ぼくは感動したのだ。小西議員の発言に対して、敬愛する石川直宏選手がツイートを返していたのだ。

言葉を継ぎ足す必要もない。

反論して相手を潰すのではなく、自分の思いを伝えた後、試合を見に来て欲しいとスマートに伝えている。

石川選手!!セカンドキャリアは、議員になってください!!全力で応援するから!!!

石川直宏は、「真のフットボーラー」だ。
観客の思いを乗せて走り、走り、走り抜き、ゴールをこじあける。

我々の気持ちは、絶対に無駄にならない。
10分でもいい。いや、5分でもいい。
石川直宏が出場し、走り抜けてくれるだけで人生が少し軽くなるのだ。

そして、そのままシュートをぶち込めば、それだけで人生が豊かで幸福なものへと変わるのだ。こんな特別な選手は他にいない。いや、もしかしたら、ぼくにとっての石川直宏のように、他のサポーターにも自分の人生を託せる「真のフットボーラー」がいるかもしれない。

サッカーというスポーツが退屈に見えるときも正直いってある。しかし、石川直宏が出ている時間に退屈な時間はない。

そういえばこんなの書いたな。
石川直宏がアクセルを踏み込んだ時、何かが起こりそうな予感がした。 | | はとのす

この時は適当なシュートにみえたけど、ああいうのちゃんと狙っているんだってね。古いサポーターに怒られてしまったよ。ふふふ。

このナオのツイートをみてはっとしたんだけど、ぼくだって人の人生を背負って走っている意識をもうちょっともたないと!!そういう仕事を選んだわけだから。

ぼくも走ろう!!捻挫が治らなくても筆を走らせることは出来る!!

-サッカートピック

Copyright© はとのす  , 2023 All Rights Reserved.