東大に11年在籍した後、タクシードライバーになりました

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子供と一日過ごしながら、インタビューサイトをやったらどうなるかなと考えていた。

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今日は息子を連れて終わりなき旅。
千駄ヶ谷から原宿方面へと移動し、セミナーに参加。

息子の耐久力が限界に達したため、質疑の時間に退出。

原宿あたりから徒歩でドコモタワーを目指す。なぜならそこに踏切があるからだ。
北参道のあたりの裏通りは、専門学校が多いらしい。

というわけで、息子と代々木の踏切を堪能。

目の前には、湘南新宿ラインと成田エクスプレス。
頭上には総武線と中央線という、息子的には天国である。

踏切をわたる途中で、パパは止まって、踊り始める。
ちょっと先に進んでいた息子は、パパが踊っていることに気づく。

あわてて戻ってきて、手をつかむ。

「危ないよ!!電車が来たら引かれちゃうよ!!早く渡らないと!!!」

まだカンカン音がしているわけでもないから危険はないのだが、息子としては超危険地帯に接近する大冒険なのだ。

その後、代々木から新宿へ。新型の山手線に乗りたいというので、4本待ってようやく乗る。中央線に乗りたいというので新宿からお茶の水へ。

お茶の水の三省堂に行き、トーマスの絵本を2冊買い与える。かなり字が多いものにしたので、自分では読めないはず。しかし、トーマスだから読みたいはずだ。

頑張って読むのだよ。

その後、子供と回転寿司屋に寄って帰宅。可能な限り安いお店を検索したのだが、たまたま当たりを引いた。

ネタもなかなかいいのだが、何よりシャリが美味しかった。回転寿司でシャリが美味しいと思ったのは初めてのような気がする。まずい寿司屋はシャリがまずいのである。

そうだ、よこちんのところ行けてなかったから早く行かないと。今日寄れば良かったなぁ。

なんちゃら酒場 ともえ(地図/写真/練馬/居酒屋) - ぐるなび

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サッカー仲間で未だに行ってないのぼくだけだと思うんだよな。まだ行っていないという不義理ものが他にもいたら是非お声がけください。一緒にいきましょう。

というわけで帰りの電車の中。
神保町から九段下経由で東西線へ。

と思ったら、逆方向に乗ってしまって大手町に着く。
大手町から乗り換えればいいやと思いなおすと。

「くだんしたから行きたい」

「だって、ここからもいけるよ」

「だって、くだんしたからいくことにしたんだよ」

「いやいや、遠くなるから」

「ちかくなる!!」

「なんで九段下がいいの?」

「くだんしただからだよ」

ええい、めんどくさい。我が子なのでよくわかるのだが、一度言い出すと聞かない。面倒だが一度九段下まで戻る。

「パパ、ぼくがいなくて寂しかった?」

唐突に聞かれた。

「どういうこと?」

「ぼくが生まれる前は、一緒に遊べなくて寂しかったんだよね。」

そういうことか!息子と遊べて本当に楽しいし幸せだよと常日頃から言葉にしているからだ。

ぼくは、息子のことが大好きで、一番大事で、一緒に遊ぶことより楽しいことはないと言葉に出して言うようにしている。世界で一番好きなのは君だよって。

それが伝わっているらしい。

子供はパパのことが大好き、パパも子供のことが大好き。でも、お互いずっと一緒にいたいわけじゃない。

昨日だってサッカーに誘ったら、「今日は用事があるの、ごめんね」とか言われたし。笑っちゃうけど。

今日一日は無駄な一日。
仕事をする上で、自分が楽しむ上で、勉強し教養をつける上では、全然無駄な一日。この先、何度も何度も無駄な一日を重ねていくことだろう。

それが育児というものだし、それが家庭というものだし、それが幸せというものだ。

家族と過ごすのは不毛なんだ。自分の生産性は犠牲になる。しかしながら、不毛だからこそ楽しいし、幸せなのである。そこで何かを得ようとしてはいけない。

とか言いつつ、頭の片隅ではあることをずっと考えていた。

育児になれてくると、子供に集中しながらも、1~2割くらいは脳が使えるようになってくる。子供は相変わらず不注意なのだが、その不注意さにもある程度傾向があって、脳のセンサーを少し緩められる瞬間が出てくるのだ。

そこをうまくつかって、考えていた。

やはりインタビューサイトをやろうということを。

note.muのマガジンとして始めれば気軽に出来る。売り上げも多少ならば入るかもしれない。といっても有料記事をガンガン載せるということは考えていなくて、投げ銭としてちょっとおまけを作るくらいにすることを想定。

なんでインタビューがしたいのかというと、インタビューが楽しくなってきたから。それに、インタビューをすると本を読むよりも、知的好奇心を満たしてくれる。と、同時に、誰かともっと仲良くなりたいという願望にも答えてくれる。

そして、ぼくが興味を持って聞いた内容は、文字に起こせばインタビュー記事としても面白くなる自信がある。なんで自信があるのかというと、なんでだろうか。

ぼくは、その人の魅力、その人らしさを直観出来ている、気がする。もちろん、インタビューしても面白くならない人もいるかもしれない。

例えば、誰かの本で読んだ情報をつなぎ合わせるだけの人は駄目だ。根拠が自分の中にあれば、世界一とか日本一とかいうレベルである必要はない。

というか、日本一の何とかという人のインタビューが面白いとしたら、それは日本一という言葉に引きがあるからであって、インタビュー記事自体が面白いわけではないと思っている。

インタビュー自体を楽しみ、その楽しさと共に、クリエイティブで、知的な喜びをお届けするようなマガジンを作りたい。

そんなことを考えていた。

クリエイティブ何とかマガジンの編集長とかいう肩書きを勝手に作れば、ツイッターの流行りに乗れるし。

自由気ままに楽しくやる突撃インタビューをブログに展開し、ある程度まとまったテーマを決めたインタビューをnote展開する。

noteは、サッカーとサッカー以外で分けよう。自分のマガジンがあれば、自由にインタビューが出来る。問題は労力とマネタイズなのだが、そこはまだ計算できていない。

最近、宇都宮徹壱さんと話す機会が多かったのだが、インタビューをすることで、人と縁が深まるというお話をされていて、ああ、それは羨ましいことだなぁと思った次第だ。

飲み会であって話しても、それほど深い話が出来るわけではないから、結局興味持った人は、ずっと興味を持った人のままなのである。

一緒に旅でもすれば、深くわかりあえるのだが、なかなか一緒には旅が出来ない。

もう一つ、最近一部上場企業の社長にインタビューをする機会があった(まだ何とは言えない)。いや、インタビューというよりも、構成役のライターなので、音声を録音して後で記事を作成するだけなのだが、これが非常に楽しかった。

一年間ITベンチャー企業に所属して、悲喜こもごもを見てきたので、実感を持って話が聞けるのがとても大きい。

インタビューは楽しいのだ。文字起こしは大変だが、慣れもあるし、収益をあげられる構造が組めれば、外注も出来る。

しかし、外注は本当はしないほうがいい。文字起こしをしている途中で、その人が持つリズム、癖、良い部分と悪い部分すらも浮かび上がってくる。

不思議。とても不思議。
インタビュー記事は、前からもちょこちょこやっているのだが、書店を退職してから急に面白く感じられるようになった。

いや、今までも面白かったのだが、ブレイクスルーしたというべきかもしれない。

というわけで、息子にもインタビューを敢行してみた。

しんたろう: ねぇ、インタビューしていい?

ジュニア: いいよ

しんたろう: 好きなものはなに?

ジュニア: わからない

しんたろう: トーマス好き?

ジュニア: わからない

しんたろう: 好きな食べ物は?

ジュニア: わからない

……駄目だ、これは。

何か考え事をしていたようだ。ぼくの息子なので、一緒に遊んでいても突然考え事の海に沈んでいくことがあるのだ。今度リトライして、我が子へのインタビューを成立させたいと思っている。

あー、話を聞きたい人がいっぱいいる!! 見栄えのいいインタビューメディアを作らねば!!

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