東大に11年在籍した後、タクシードライバーになりました

はとのす 

はとのす日誌 書くことについて

文章の書き方講座のようなものをやりたい。

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ここのところ、ブログを真面目に書くべきなんじゃないかと思うようになってきた。

昨年の11月くらいからもちょこちょこ更新はしているのだが、主目的が動かしていなかったブログを動かすことと、「書き癖」を取り戻すことであったので、ブログの内容とか、読者の役に立つとかいうことは一切考慮していなかった。

そういう文章もあってもいいと思う。
自由に、暴れまわるような文章を読むのも、ある種のエンタメとして成立するかもしれない。
それは、釣りたての魚にその場で噛み付くような類の楽しみ方だ。

一方で、ぼくはちゃんとした料理も作れる。
魚は新鮮なら新鮮なほど美味しい、というのは大きな間違いだ。
イワシなどの鮮度が落ちやすい魚種は早めのほうがいいが、大抵は2,3日経ったくらいが食べごろなのである。

魚の話はどうでもいいのだが、ぼくが言いたいのは、文章を読んでもらうためには、板前さんが魚を調理するような工夫が必要なのだ。

それは、ある種の心遣いであったり、媚態であったり、テクニックであったりするのだけど、長年かけて修練しないと身につかない類の能力なのは間違いない。

若くても良い文章を書く人もいるといえばいる。でも、それは、若い割には良いとか、若さが出ていて良いというものがほとんどである。「天才子役」とか「初々しい学芸会」のようなものだ。

若いからっていい文章はかけるよ、と若い人は言うかもしれないし、実際にそういう人もいるだろう。肉体の年齢と、精神の年齢は一致しない。しかし、文章を書くためには、多くの経験が必要なのだ。いろんなものを見て、嫌な思いもたくさんして、いいこともあって、人の優しさに触れ、友達が自殺未遂したり、薬物中毒になったりするのを見ながら、ちょっとずつ文章は良くなっていくのだ。

かといって、経験が豊富ならば文章が良くなるというものでもない。

センスも必要だけど、それはほんのちょこっとでいい。作家業をやるような逸脱した人はもうちょっとないといけないかもしれないが。

今ぱっと思いつくのはこんなところ。

語彙と日本語文法、数学的思考、自己表現、主観と客観の使い分け、論理、エンタメ力、リズム感、知識、経験。

後は、文章が2つの意味に読み取れないように書くとか、読みやすく短く切るとか、そういうライティング技術も必要だが、これは割りと用意に身につけられる。

語彙は本を読む以外の解決策は思いつかない。
文法は、日本語を勉強中の中国人の友達と語ると上達する。
論理力については各種の教科書が出ている。
エンタメについてはお笑いや映画を見るとわかってくる。

とかこういうのをまとめて、人の教える講座をやりたいなと昔から漠然と思っていたのだが、すぐにでも実行可能なことがわかってきた。普通のライティング講座では得られないことを教えられる気がする。

とりあえず、仕事が落ち着いてくる&みんな年度末から解放される4月くらいを目処に、ちょっとずつ始めてみよう。

平日夜 渋谷のカフェでぼくの勤務終了後に開催予定。

最初は大々的に募集せずに、SNSなどで興味があります〜と言ってくれた方だけをお誘いしてこじんまりとやろうかな。現在、横浜FCサポの某氏だけなのでまだまだ余裕あり(最大5名を想定)。

お魚検定を一緒に取る勉強会もやりたいけど、こっちは本格的に誰も興味がなさそうだなぁ。

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