東大に11年在籍した後、タクシードライバーになりました

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レビュー

1月に観た映画「ホペイロの憂鬱」「スターウォーズ4,5」「SCOOP」「アイアンマン」など

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昨年、良い出会いがあった。
岐阜在住のDDD(@writelefthand)さんが、わざわざ会いに来てくれたのだ。

DDDさんは、3年間、細々と続けてきているラジオチャンネル『ハトトカ』のリスナー(通称ハトトカー)である。

ハトトカ ~いつかあなたと文化祭~

ハトトカを隅々まで聴いてくれていて、ぼくの情報に、ぼく以上に詳しいこともある。人は言葉にした内容をすべて記憶しているとは限らないのである。

DDDさんが会いに来てくれたと言っても、実はぼくに会うのは主目的ではなかった。とある集いが午後からあるということで、午前中が空いていたのだ。昼頃まで東京駅のカフェで雑談した次第である。

ハトトカは、気まぐれ変人のぼくに、メンバーが根気よく付き合ってくれるため成り立っているわけだが(みんな本当にありがとう!)、拡散されづらい音声チャンネルの特性もあり、なかなか先に進めないでいた。

しかし、DDDさんのアドバイスから、ネクストステージへと進む手がかりを得たので、実践しようと思う。

それが、映画!!!

実はハトトカで結果が出ているコンテンツはすべて映画なのだ。異次元の知的怪物五百蔵容さんのゲスト出演にも助けられ、「シンゴジラ」や「この世界の片隅に」について語った回は大きく拡散された。

DDDさんもシンゴジラを切っ掛けに『ハトトカ』を知ってくれたようである(本人は記憶が曖昧なようであったが)。

映画について語るには専門性が必要だ。やれ監督だ、やれ役者だ、やれ演出だ、脚本、カット割り、配給会社などなど。詳しくないと語れない要素がちりばめられている。

ライムスターの宇多丸さんや、町山智宏さんの鮮烈な映画批評を聴くと、こんなものはとても真似が出来ないと考えたのだ。だから、ハトトカは意図的に映画を避けていた。

カモがネギを背負って撃たれにいくこともないからだ。
一方で、ハトトカの認知を広めるために貢献しているのは映画だけなのである(サッカーは専門だから当然として)。

大まかな言い方だが、「みんな、映画が好き」なのである。本を読む人よりも、映画を見る人のほうが多い。たいていの人は、お気に入りの映画の2本や3本をあげることが出来る。

確かに、飲み会などで映画の話をすれば必ず盛り上がる。飲み会で盛り上がる話をするのが、おしゃべりチャンネルとしてあるべき姿なのかもしれない。

というわけでハトトカをネクストステージへと導くために、映画に力を入れることにした。

元々映画は好きなのだが、どうしても専門知識が足りないので語るのに躊躇していたのだ。一大分野なので、最初は月並みな素人感想を並べるだけで独自の境地にはなかなか至らないと思うが、「達人になってから戦場に出る」のでは遅い。

戦いながら考えていこう!!

ちなみに、ハトトカで映画を強化すると言っても、番組の3分の1程度には抑えるつもりである。このへんも反響を見つつ、さじ加減を調整したい。

ハトトカ、次の舞台へ。

ハトトカシネマティックユニバース(HCU)を展開するのだ!!

というわけで、毎月10本程度は映画を鑑賞しようと思っている。せっかくなのでブログにも鑑賞履歴を残したい。あくまでもログを残すことを目的としてるので簡潔に書く。

映画を鑑賞した後、7つの項目について、5段階の度数評価をする。

印象値……直感的な評価
主役……主役の評価
相手役……主役の相方の評価
脇役……上記以外の俳優の評価
ストーリー……整合性や魅力について
意外性……想定していた以上のサプライズがあったか
演出……演出に満足したか、工夫を感じたか

これらは、あくまでも「好み」の問題である。高得点の映画は、ぼくの好みの映画であることを示しているのであって、優れた映画かどうかの評価ではない。

俳優についての評価項目が3つもあるため、その映画に出てきた人物像が気に入ったかどうかが、総得点の評価に大きく影響する。

ブログでは、総得点のみを示し、すべての項目について点数を公表しない。1つにはいちいち書くのがめんどうだから。2つには、書いたからには説明が必要でさらにめんどうだから。3つ目には、主演の評価を1などとした場合にはファンの心情を傷つける可能性があるから。

というわけで1月に観た映画について。

『SCOOP』

監督 大根仁
主演 福山雅治 
出演 リリーフランキー 二階堂ふみ 滝藤賢一 吉田羊など

Score 4.7

5点満点で4.7と、のっけから高得点。とても好きな映画。ガサツで性的に露骨で、とても繊細な福山雅治演じる記者の好感度が極めて高い。

栄光なく廃れていく男達の傷のなめ合いには強く共感。駄目なやつ同士だからこそ、大笑い出来る時ってあるよね。リリーフランキー演じるチャラ沢のインパクトが絶大。

後半のアレのシーンだけもうちょっと何とかしてくれたら満点だった。展開に無理があるという声もあるようだが、映画だし、このくらい刺激的でいいかと思う。

ぼくの場合、「意外性」という意味で高評価となった。福山雅治、二階堂ふみ、リリーフランキー、吉田羊、滝藤賢一など役者陣が素晴らしすぎて、それだけでご飯何杯も食べられる。

疲れたときにまた観よう。殿堂入り。

『アントマン』

監督 ペイトン・リード
主演 スコット・ラング
出演 エヴァンジェリン・リリーなど

Score 3.7

マーベルシネマティックユニバースの新しめの作品。面白い。とにかく面白い。とにかく笑える。

機関車トーマスのシーンにたまたま長男が現れて大爆笑していた。

数値上の評価は低いのは、役者陣がそれほど印象的ではなかったため。映画としては抜群に面白い。

『キングコング 髑髏島の巨神』

監督 ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
主演 トム・ヒドルストン
出演 サミュエルLジャクソン ブリー・ラーソンなど

Score 3.1

人間版キングコングこと、サミュエル・L・ジャクソンが大活躍する映画。

というわけでもないのが問題といえば問題。深いことを考えずに楽しめる娯楽映画。ああ、そういうこと?と巨大トカゲの出演でシステムがわかってからは楽しめた。選曲のセンスも良い。

自然系の映画にはどうしても突っ込みを入れまくってしまうので、得点は低くなってしまったが面白い映画であった。

戦争映画、怪獣映画、日本のアニメなどのパロディが各所にちりばめられているので詳しい人ほど楽しめると思う。監督は日本マニアなのだそうだ。

この化け物はエヴァンゲリオンの使徒をイメージしましたとか。ぼくはモンハンのティガレックスかと思ったけど。

ファンタジーに振り切ってくれたらそれはそれでいいんだけど、リアルなものとして描いているのが突っ込まざるを得なくなった原因か。

『渇き。』

監督 中島哲也
主演 役所広司
出演 小松菜奈 妻夫木聡 オダギリジョー  二階堂ふみなど

Score 3.6

夜中の2時に目が覚めてしまった。
どうにも寝付けそうにないので映画でも観よう。

お、NETFLIXに役所広司の映画があるやんけ。これでも観ながら寝ようかな。

で、無事死亡。こんな映画を見ながら眠りにつくことは出来ない。

いい人イメージが定着している役所広司が暴れ回る映画。笑顔で人をひき殺すシーンが有名だが、それ以外でもなかなか気が狂っている。

女を殴る、女を犯す、男に殴られる。

この3つがメインコンテンツといえるだろう。

挑戦的な演出には賛否があるようだが、ぼくは好き。ただし、演出によってストーリーの主筋を見失いやすいのが難点。

小松菜奈の演技がとても良いと思ったのだが、監督からは「これじゃあかん!」と指導されまくっていたと聞いて、なかなか難しいものだと思った。

バイオレンスだけどグロすぎずエロすぎないというバランスを保っているので、そういう意味ではお見事。『冷たい熱帯魚』のようにトラウマになる危険性は低い。

『アイアンマン』

監督 ジョン・ファヴロー
主演 ロバート・ダウニー・Jr
出演 グウィネス・パルトロー テレンス・ハワードなど

Score 4.7

面白かった。
文句なしに面白かった。
IT系ベンチャーをやっている人の夢のような話。

ざっくりいうと、自分の知識や経験を駆使して、少しずつアイアンマンになるためのスーツを自作していくのだが、そのプロセスが面白い。制作過程に十分な時間を割くのは非常に勇敢だと思う。

とても面白い作品。細かいことはどうでもいい。疲れたときに観ると元気になれそう。殿堂入り!!

『ホペイロの憂鬱』

監督 加治屋彰人
主演 白石隼也
出演 郭智博 松田勇希 水川あさみ 佐野史郎 永井大 小室ゆら 菅田俊など

Score 4.0

ハトトカに出演してくれた郭智博さんが出演している映画。
松田勇希という新人俳優が非常に存在感があった。彼ほど見事に怒られる役がこなせる役者は、古今東西を探しても見つかりそうにない。

これは、役者としての経験値と言うよりも、これまでの人生で怒られ続けてきたことをうまく演技に活かしていることが効いているのだろう。

バモちゃん、ロック総統、ライト曹長、人力さんなど、知っている人が多数出てくる映画。

【特別回】郭智博くんが来てくれた。映画「ホペイロの憂鬱」について語ろうとしたら、サッカーを熱く語っちゃったスペシャル 前編 | ハトトカ いつかあなたと文化祭

『STAR WARS EPISODEⅣ A new hope』

監督 ジョージルーカス
主演  ケニー・ベイカー
出演 ピーター・メイヒュー アンソニー・ダニエルズ マーク・ハミル ハリソン・フォード キャリー・フィッシャーなど

Score 4.6

今更ながら初めて観た。
かなり昔に、ハトトカで説明してもらったことがあるのだけど、今更ながら見てみた。

第二十五回『あのスターウォーズを松田がにわか勉強してきたらしいで!』 | ハトトカ いつかあなたと文化祭

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の1と2を観て思ったことがある。

「宇宙ものの映画は、スターウォーズを観ていないと駄目だ!」

そんな折りに旧友宅に家族で泊まりに行くというイベントがあったので、というわけで基礎教養として見始めた。

結果……これは名作だ。
1977年制作の映画なので、張りぼて感を感じるシーンも多々あるが、それも「味」に感じられる。非常に迫力がある映画であった。

オビワン・ケノビが弱すぎる問題や、殺陣のシーンが子供が箒で遊んでいるようにしか見えないなど……。どうしても気になるところはあるのだが、ザ・映画と評価できるほど映画らしい映画であった。

ただ、主演のピーター・メイヒューがどうもあまり好きではないらしい。役者がというよりも役柄なのである。ただ、スターウォーズの主役がルークではなくR2D2であることに気づいていてからはその問題点も解消された。

もっとも賢く、もっとも忠実で、もっとも勇敢なのはR2D2なのである。

日本的なモチーフが多数登場する映画だが、機械に強く共感するような作りは、手塚治虫の影響だったりするのだろうか。スターウォーズについての書籍は死ぬほど多数出ていると思うので何かしら読んでみよう。

『STAR WARS EPISODEⅤ The Empire Strikes Back』

監督 アーヴィン・カーシュナー
主演  フランク・オズ
出演 ケニー・ベイカー ピーター・メイヒュー アンソニー・ダニエルズ マーク・ハミル ハリソン・フォード キャリー・フィッシャーなど

Score 4.1

続いてエピソード5。
4での華々しい成果がすべてリセットされ、いきなり劣勢になっていることに「なんでやねん!!」であった。

これ、全世界の人が突っ込みを入れたと思う。
5は、つなぎの映画であった。5だけでどうこうというものではない。

ただ、きわめて多くのパロディを見てきたヨーダを初めて生で見れたという意味では貴重であった。

想像していたよりもさらに弱そうだったよ、ヨーダ。

というわけで1月に観た映画の感想であった。
1月は8本。2月はもう少し減りそうではある(だってモンスターハンターが!!)。

マイペースで毎月やっていこうと思う。

とりあえずスターウォーズを見続けるのと、郭くんが出ている映画を何か観てみようと思う。名作系も観ていきたいところ。

あとはマーベルだな!!

というわけでまた3月に!

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