タイトルの通り、朝日新聞に『サポーターをめぐる冒険』の記事を掲載してもらえる見込みです。
新聞というメディアは、政治思想的に左右に分かれているもので、自分のいるサイドの新聞を購読する人もいるし、敢えて逆のものを読んで偏りをなくすという人もいるし、全て読むという人もいるし、全く読まないという人もいます。
ぼくは定期的に購読をしていなくて、この間数ヶ月限定で購読したのが「信濃毎日新聞」という変わりものなので、偉そうなことは言えないのだけど、明日の朝日新聞は是非皆さんに読んで頂きたいです!!!
というのも、どんな内容の記事が、どのくらいの分量で載るのか全くわかららないからです。
是非このドキドキ感を、はとのす読者の皆様には共有して欲しい!!
ぼくはジャーナリストとしての訓練を受けたわけでもなくて、むしろ研究者とかナチュラリストとかの方法論を用いて、取材をしています。
非効率な部分もありますが、普通にやっているだけでオリジナリティのある原稿が書けるという意味では面白いメソッドだと思っています。
そんなぼくが取材を受けたのは1ヶ月以上前のことでした。
取材を受ける立場になったことはゼロではなかったものの、今回の取材は本当に勉強になりました。
朝日新聞社の一角に赴き、コーヒーを片手に質問されたのが、「どうしてサッカーが好きになったのか。」ということでした。
それを紐解くと実に長くなります。半生を語ってきたといっても過言ではないほど、どうしてサッカーが好きになったのか、どうしてサッカーのことを書こうと思ったのかなどについて根っこのところから詳細に語ってきました。確か2時間以上、3時間近く話していたはずです。
ここまで行くと、もはや、「自分でもわかっていなかった自分の発見」という境地にまで達していきます。
取材対象が思っていること、発言したことをそのまま記事にする「スピード印刷」みたいな記事の書き方もあります。一方で、今回のように、取材対象が思ってもいないところまで踏み込んで、多量の素材を練り合わせていく「陶芸」みたいなやり方もあるようです。それを実感しました(サッカー関係の記事でも両者がありますね)。
その結果がどんな記事になるのか、楽しみでしょうがないというのが今の心境です。
もちろん、取材した内容をすべて書くわけではないし、紙面の都合などであまり大きな扱いにはならない可能性もあります。また、どんな切り口の記事になるのかもよくわかりません。
最初は書評記事なのかなと思っていたのですが、どうも違うような気もするし……
ただ、どうしても期待してしまいます。何故なら、記者さんから言われた言葉が何度も頭をめぐるからです。
「こういうサッカー本が出てくるのを待っていましたよ」
サッカーを「競技」として捉えるのではなく「文化」として捉えたことを大きく評価してもらえたようですが……
さて、どうなることか。
どんな内容の記事が、どのくらいの分量で載るのか全くわからない状態ですが、明日を迎えるのが本当に楽しみです。ちなみに、写真も撮影したのですが、撮影場所は…… 写真が載ってないと困るので、内緒にしておきます。
では、明日の新聞をお楽しみに!!