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週3ワークが呆気なく実現し、書店業の密度が増す。

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週3ワークになりました\(^o^)/

ディティールはこれから詰めなければならず、契約をこれから再び締結する必要があるが……。現実として、週3日くらいの仕事量で、得意な書籍部門を中心に働けることになりそうなので、とても嬉しい。幸せだ。

沈んだ太陽が、また昇ろうとしているかのようだ。

ところで

マックスむらいさんを知っているだろうか?!

ゲーム動画を配信するYoutuberの走りのような人なのだが、個人ではなくAppBankという会社の経営者である。

ぼくとしては、モンストというゲーム動画でちょこっと見たことがある程度なのだが、かつてはパズドラ動画を中心に飛ぶ鳥を落とす勢いだったらしい。

しかし、社員の一人が億単位のお金を横領したことが発覚してから坂道を転がり落ちるように人気がなくなっていった。これまで支援していた人にとっても、自分たちが払ったお金がクズ男のキャバクラ代に消えていたと思うと、失望は大きいだろう。

横領の被害者になった上に人気までなくなるというダブルパンチ。いや、それにともなってアンチ発言にフルボッコにされるというトリプルパンチ。さらにいうならば、売り上げが落ちて会社も傾くというクワドロブルパンチである。

その結果、マックスむらいさんは、仕事終わりにお酒を飲まないと家に帰れなくなったという。やはり仕事上のストレスが溜まっていたのだろう。それまでは全然飲まなかったらしいのだけど。

このへんの話はYoutuberヒカルさんの動画に出てくるので良かったらどうぞ。見応えのある動画。

https://youtu.be/qzSdlsYjnqc

なんで唐突にムックスむらいさんの話をしたかというと、ぼくも同じような状況だったなぁと。

4月の終わり頃から、飲まずにはいられなくなった。夜になるとすべてを忘れるくらい飲み続けたくなったし、休日は何もする気にならず、寝ているか、昼からお酒を飲んでいるかしかなかった。

このストレスだらけの酒漬けの日々に、創作活動で飛躍するのは無理があった。創作には余白が必要だ。肉体的に消耗せず、精神が透明な時間がないといけない。そういう時間じゃないと良いものは生まれてこない。

切っ掛けは何だっただろうか。
そうか、夏休みだ。

休みを取って東京サマーランドに行ったり、朝から釣りをしたり、子供とサッカーをしたり……。その間も、仕事上の問題点は、新しい上司がサクサクと整理して解決して行ってくれた。

そのうちの最大のものが、勤務時間だったのだが、驚くべき速さで解決したので拍子抜けしたくらいだ。勤務時間が減る分、仕事の密度を上げなければならない。

ここ2日間の12時間勤務の中で、これまでの4日分くらいの仕事は出来たはず。書店業務は、基本的には裏方なので、どこにどんな本を置こうかと考えたり(陳列)、どんな本を入荷しようかと検討したり(発注)する時間がどうしても必要になる。

何も考えずに発注・陳列をすればあっという間に終わるという意味では楽な仕事だけど、それでは本屋にならないのである。

これまで学んできたすべてのことをぶつけても、完璧な書店員にはなれない。「総合的な知性」を得る必要があるし、マーケティング的な思考も必要だし、ロジカルシンキングとそれを壊す力(ロジカルブレークとでも言うべきか)も求められる。

秩序だてて本を並べる必要はあるが、図書館のように整然と並んでいるだけでは面白くないので、秩序を壊す必要がある。

秩序の中に正しくコントロールされた混沌を作ることで、驚きが生まれ、セレンティピティを誘発し、幸福に満ち足りることが出来る。

ただ、これは難しい。計算すると言うよりも偶然生まれることを期待して配置していくしかない(だからぼくは「発注」にはこだわるが、陳列は他のスタッフに任せてしまうことが多い、その方が面白くなることが多いためだ)。

本はアルファベットではない。
1つの本から受けるイメージは人によってまったく違う。

漫画「この世界の片隅に」を見て、主人公への共感から切なくなる人もいれば、戦争の恐怖を感じる人もいるし、まったく関心を持たない人もいる。

「abcde」という風に本を配置したつもりでも、人によっては「d8A91」と読めるかもしれない。まったく違う意味に受け取られてしまうわけである。

書店員は、罠猟師のような仕事だと感じたことがある。 猪の通り道を見つけ、餌を置き、その餌を食べていると、籠が落ちてきて閉じ込められてしまうのと同じである(この程度の罠では猪は捕れないかもだけど)。

本という罠を配置し、購買意欲を誘い、購買へと導くのである。大枠としては間違っていないのだが、うちに来るお客さんは個性的な人が多いため、予想も付かないものばかり売れていく。

お客さんのことを強く思いながらの仕事だし、お客さんに常に裏切られる仕事とも言える。だから、書棚を前にしてお客さんと話すのはとても楽しい。本から得られるイメージのすりあわせが行えるのだ。

お客さんとしても書店員が何を考えて本を置いているのかを知るのが楽しいようだし、こちらとしても意見を聞けるのが大変参考になる。何より本の話をするのがとても楽しい。

というわけで、仕事の拘束時間は落ちるが、密度が非常に高くなりそうなので、充実感は増していき、かつ、表現活動をする余白が増えていくと期待したい。

あと勤務時間が減る分、キャッシュフローはかなり悪くなると思われる。そこをどう埋めるべきか。書籍原稿を書き進めることと、後はライター業を増やすしかないかな。

2018年ロシアワールドカップまでに物事を整理して、2022年カタールまでに飛躍する。あー ロシアももう1年切ってるね!!今年の冬はチケット争奪戦やらエアの手配やらでテンヤワンヤになりそうだ。

今年の残り3分の1。
朝方に生活を改善し、突っ走っていこうと思う。

ここ5日はお酒も飲んでいない。
ビール1杯だけしか!!

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