趣旨
飲み会やドライブ中などに、「じゃー 今から人生の影響与えたマンガベスト3を発表しよう!!」とか唐突に言い出すことがある。選ぶのはなかなか難しいのだが、「今日限定のランキングでいいから、なんとか決めて!」と言って、ベスト3を選出してもらう。そして、各自がベストスリーと選出理由を聞きながら、時間を過ごすのである。
これは、なかなか楽しい時間なのだが、いつも頭に引っかかるものがあったのも事実。本気で、今まで読んだマンガを採点してみたら、一位はどの作品なのだろうか。
マンガを採点するのも、ランキングをつけるのも野暮ったいことであるのは間違いないのだが、「あくまでも自分の中のランキングであり個人的なランキングにすぎない」と断った上で発表するのは、書き手としても非常に楽しめそうだと思い立った。
概要
これまで読んだ漫画をピックアップし、一定の基準に基づいてランキングをつけた。
採点したのは400種類だが、こち亀、はじめの一歩、ジョジョに関しては切りのいいところで分けて採点した(こち亀、はじめの一歩はおおよそ30巻ごと、ジョジョは部ごとに採点)。
作品によって読み込み方はぜんぜん違うのだが、敢えてそのまま採点した。つまり、思い出に残っていて印象が強い作品は高得点になり、仮に良い作品であったとしても、それほど熱心に読み込む機会がなかったものについては、低評価となる。
あくまでも個人的なランキングなのだ。
例えば、最近話題の「黒子のバスケ」は、あまり高評価ではない。なぜなら、最初の10話程度しか読んだことがないためである。今後、読み進める機会があった場合には、評価は上昇する可能性が高い。あくまでも、現時点で出会ったマンガを、現時点の理解度に応じて評価するということを主たる目的にしたい。
採点項目と採点方法
各項目の得点は、1~5の5段階で評価した後、以下の比率に基づいて重み付けした。
思い出補正 : つかみ : 伸び : 面白さ : 影響度 : 夢 =4:3:3:3:5:2
重み付けした後、合計値が20~100点になるように補正した。
1.思い出補正
強く思い出に残っているものは高評価。最近読んだものは不利になる。ぼくの主観を強く反映したファクター。
4~20点。
2.つかみ
1話や1巻でどこまで心を掴まれたかどうかを評価した。作品を読むかどうかを判定する上で重要なファクター。
3~15点。
3.伸び
中盤から終盤にかけて物語が盛り上がっていくかどうかを評価した。読後感や「読み出したらヤメラレナイ」感を評価するファクター。
3~15点。
4.面白さ
単純に面白さを評価した。
3~15点。
5.影響度
今の自分に作品が影響を与えているのかを評価した。主観的ファクター。
5~25点。
6.夢
作品に夢があるかどうか。ワクワク感があるものも高評価。
2~10点。
その他
昔読んだ作品の中には、アニメとマンガがゴチャゴチャになっているものも多い。「キテレツ」「ドラえもん」など。そういった作品については、敢えてゴチャゴチャのまま評価した。そのため、マンガの評価であっても、アニメ版の印象が加わっていることがある。
戯言
ぼくは、マンガと共に育ってきた。
マンガがなかったら別の人格になっていただろうと思うし、マンガのおかげで人生が良くなったことも悪くなったこともある。しかしながら、良い気分転換の友であり、終電を乗り逃した後に唯一助けてくれる友であり、夢を持って生きることについて強く背中を押し続けてきてくれた親友でもあるのだ。
マンガの思い出を語りたい。