水戸ホーリーホックについて
この記事は、敢えて平均入場者数だけを見た結果と、そこから考察できることを書いている。簡単に調べられるものや、特に気になったものは調べたが、あまり深くは追求していない。
これだと、ちょっと変化が見づらいので、拡大。
※2014年は10月2日現在
結果(図表から読めること)と考察(結果をもとに思いついたこと)
・2000年からJ2に参加。
・初年度は2021人と少ないが、翌年はそこから500人減少し1500人に。
・ちょっとやばい傾向かなと見せかけて、そこから上昇傾向に。
・しかし2004年の3773人を極大値として、減少を続け、2007年には2415人に。
・2008年は3044人に回復するが、2009年はまた減少。
⇒低位不安定とも言えるこの傾向には、データ上、不穏なものを感じる。
・2010年に、3608人を記録し、翌年は微減するも2012~2014年にかけて上昇し4733人(10月2日現在の数字)に達する。
・J2の平均入場者数との差が非常に小さくなってきていることに注目したい。
今後について
データからは、次第にクラブへの求心力が増加傾向であることが読み取れる。
右肩上がりの状況が続くのかどうか、J2平均に追いつけるのか、追い越せるのかに注目したい。
タイムリーにJ論で以下の記事が紹介されていた。「地域に浸透し始めた」という主旨の内容だが、それはスタジアムにいった際に、空気として感じられることなのだろうか。
"輝かしくない"水戸ホーリーホックが、3年連続黒字となった「3つのきっかけ」 - [J論]
詳しくは記事を参照して頂きたいのだが、水戸ホーリーホックが変わったきっかけとして、「東日本大震災」が挙げられていた。
クラブ運営にとってはネガティブ要因であるはずなのだが、その時の貢献によって地域の信頼が得られるようになってきたとのこと。
この記事を執筆されている佐藤 拓也さんの著書が興味深かったのでついでながら紹介したい。コバルトーレ女川については、次回作以降で取りあげることを検討しているので、資料としても購入したほうがいいかもしれない(もちろん、町田もいずれ登場させたいのだけど、こっちは資料はなくてもいけるかなという印象)。