データを整理していたら、なかなか面白かったので、グラフに表れているものを読み取ってみようというコーナー。
グラフに表れていることしか読み取れないため(観客数が増えた、減ったなど)、相殺的なファクターはわからない。
例えば、○○○というネガティブな要因があったにも関わらず動員が減っていない、など。
後から、クラブの歴史をすべて把握するのは不可能に近いため、多少粗っぽくはなるがグラフから見えることを考えてみようと思う。
放映権料があまりあてにならないJリーグにおいて、入場者数はそのクラブの財力を現していると同時に、クラブの地元人気も現しているため、非常に重要なファクターである。
※2014年は10月2日現在
結果(図表から読めること)と考察(結果をもとに思いついたこと)
・1998年にJリーグ参戦し、1年で降格する。
・降格したものの、入場者数は落ちず(1999~2000年)
・2001年に、J1に昇格すると入場者数が飛躍的に上がる。
⇒ここまでは、数値上は非常に良好な流れのように思われる(J1の平均を大きく超えたため)。
・2002年に降格した後は、10000人程度で安定(J2時)する。いずれの年度もJ2の平均を大きく超えている。
・2008年および、2012年はJ1を戦うが残留できず。入場者数もJ1の平均に届かず。
⇒J2としては大きいが、J1としては小さいと言えるかもしれない。
・J1昇格時の入場者数を比較してみると、2001年は22228人、2008年は14547人、2012年は12008人と、昇格するたびに入場者数が減少している。最初の二回はJ1平均を上回っているが、後ろの二回はJ1平均を大きく下回っている。
⇒クラブの状態(強さ)によるものなのか、サッカーが地元に根付き切らなかったためなのか、あるいはその他のファクターによるものなのか検討してみる必要がある。
今後について
J2としては十分な入場者数であり、また減少傾向は見られないことから、大きな危険はなさそう。しかし、J1に定着するのは一筋縄でなさそうに数値上は見える。
レコンビンや小野の獲得という施策は、人気をジャンプアップさせようと目論んだものなのだろうか。
野々村社長を中心に、様々な興味深い展開を打ってくると予想されるため、楽しみなクラブである。昇格がなかなか適わなかったとしても、入場者数が右肩上がりになっているようなら未来は明るそうに思える。
減らない凄さと、増えない苦しさを両方抱えている状態だろうか。
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コンサドーレの入場者数推移は、2004年の日ハムの札幌移転が大きなファクターの1つになると思います。 RT @hato_note: 【お勉強】平均入場者数の推移『コンサドーレ札幌』 - http://t.co/V8TG9IocTd
— あそぶ_t (@takoyuu) October 3, 2014
2008年、2012年にJ1昇格したにも関わらず、以前ほど入場者数が伸びなかったのは、日ハムの影響もありそうにみえる。
社長の本も、なかなか興味深い内容のようだ。