覚えたかハトトカです。
まだまだ言うけどハトトカです。
しつこいけれどもハトトカです。
サッカークラブ「ファジアーノ岡山」のサポーターが、岡山にあるクラブであることをPRする際に歌う伝説のチャント(応援歌)をオマージュして、ハトトカをPRしたい年の瀬でございます。(原曲の動画はこちら)。
ハトトカのページ
「皆様こんにちは、文化祭実行委員長のハトです。」
などという自己紹介をしつつウェッブラジオをやっている私です。お喋りのチャンネルで「作家の中村慎太郎です」と名乗るのも何とも重苦しいものなので、こっちでは「ハト」と名乗っています。
そんなぼく自身の話をすると、2015年は、著作を出版するという目標は達成できませんでした。そういう意味ではうまく行かなかった一年でした。デビュー作である『サポーターをめぐる冒険』は、ブラジルW杯までに書き上げなければならないという、強迫観念的な締め切り効果によって何とか書き上げることが出来ました。しかし、言ってみれば、ビギナーズラックのようなものが作用したのかもしれません。
今年は、コンスタントに作品を作って行くためには決定的に「何か」が足りないという状態でした。そして、没原稿を積み重ねていくうちに気付いたことがあります。
「こんなん続けてたら、死んでしまう」
自殺は偉大な小説家の勲章などと言う人もいますが、ストイックに自分と向き合い続けると死にたくなっていくのは間違いないことだと深く実感した2015年でございました。
一方で、これなら作家としてやっていけそうだなと思えるようになったのも2015年でした。その理由の一つが今回紹介するウェッブラジオ「ハトトカ」です。ハトトカでは、実行委員の3人が興味のあることを語り倒していますが、この作り方が文章とは全く違います。大まかなテーマだけを決めて即興で話を作っていくので、予想も出来なかった結論に落ち着くこともあります。
文章を書く場合は、書き始めで悩み抜き、受けをどうするかで苦しみ、終着点をどうするかで発狂しそうなほど悩むことになります。しかし、お喋りの場合は、結果としてうまくいかないことがあるにせよ、スタートしてしまったものは必ずどこかに辿り着きます。そして、無理に終着点を決めてストーリーを作ると必ずといっていいほどうまくいきません。スケジュールを厳密に組むのではなく、集合時間と進む方角だけを決めて、ざっくりと旅をするようなやり方のほうがうまくいくのです。
だからもう、これは気楽にやるしかないんだとわかったわけです。ぼくはハトトカを始めたことで、ある種の「気楽さ」を習得できました。これ以上のことはなかったんじゃないかな、と自分では思っています。
というわけで、ハトトカを紹介したいと思います。
まずは、番組の内容と聴き方についてです。
【内容】
ハトトカという名前は、大まかにいうと「語感の良さ」からつけました。話す内容は「文化祭」についてです。文化祭と言っても過去の思い出を語るばかりの番組でありません。副題の「いつかあなたと文化祭」に表現されている通り、大人になったぼくたちが、あの時の青春を思い出しつつ、みんなでアーダコーダ言いながら「文化的な何か」を作っていこうという番組なのです。
その「何か」が何だかわからず、そもそも「文化とは何かね」などという根本的な疑問も湧いてきたり、話しているうちに何だかお腹が空いてきたりするのでなかなか文化祭の準備は進みません。
文化祭は、みんなで作り上げていくものであり、その結果そのものだけではなく過程に価値があります。ハトトカという番組自体も、喋りの素人3人があーだこーだと相談しながら作り上げてきました。
時には猛烈に話が逸れていき、文化祭とは全然関係なさそうな方向へと向かっていくこともあります。けど、イマニュエルカントばりに理性の力を発揮して、すべての道を「文化祭」へと繋げていくことが、実行委員長としてのぼくの主な仕事です。
具体的にどんな話をしたかというと、「はとりっぷシリーズ」と題して、大分、カンボジア、シンガポール、赤羽などへのサッカー旅について語ったり、スターウォーズや東京オリンピックなどの時事的な話題について語ったりしています。代表作を挙げるとしたら、メンバーの一人である「まっちゃん」がイングランドにサッカー留学してセミプロまで登り詰めたやつと、赤羽の街をぶらり飲み歩いた後、スペリオ城北の試合を観戦したやつでしょうか。オススメエピソードについては後ほど説明します。
【聴き方】
ハトトカは、インターネットが繋がる場所なら「どこでも」「無料で」聴けるラジオ番組です。2015年の6月にスタートして現在は二十五回まで来ました。基本的に毎週金曜日に更新しています。※時々お休みします。
更新は毎週金曜日ですが、聴くタイミングはいつでも大丈夫です。ブログ記事を読みに行くのと同じように、アップロードされた音源を聴きに行く方式です。このようなシステムであるため、過去のエピソードも聴き放題です。今のところ全エピソードを公開しています(どこかで過去のものは閉じていくつもりですが)。
詳しい聴き方はにも書いてありますが、大まかに言うと「スマートフォン・タブレット」や「パソコン」などがインターネットに接続できる環境があれば聴くことが出来ます。
ホームページには、1つのエピソードごとにブログ記事があります。気になった記事をクリックしてもらえると、「すぐに聴く」というボタンがあるので、そこをクリックすれば聴くことができます。
Podcasting(ポッドキャスティング)という配信方法を取っているので、Itunesなどに購読登録をすれば、自動的にダウンロードすることも可能です。詳しくはホームページでご確認下さい。
パーソナリティ紹介
文化祭実行委員長「ハト」
要するにぼくです。blogや書籍の文章や、SNSのつぶやきとはまたちょっとイメージが違う「ハト」なのではないかと思います。ハトトカでは、何の話をするかを考えたり、大まかな話の構成をすることが多いです。
滑舌の悪さを少しずつ攻略して、自分の言いたいことが言えるようになってきました。
ハトトカをやっていく上で一番気をつけていることは、なるだけ美味しい食べ物を用意することです。美味しいものがあれば会話も弾むし、バラ色の楽しい会話ができます。ハトトカの中でも、ぼくの差し入れについて時折言及されていますので、個人的にはそこを是非チェックして頂きたいです!!! 大分編なんてわざわざ「かぼす」を買って帰って来たのだから!!
サッカーの話が得意ではあるものの、ハトトカは「サッカーの香りがする」という程度に止めるつもりなので、幅広く色々なことを語っていきたいと思っている。
書記「まっちゃん(松田勇希)」
常識では考えられないような動き方をする天才型のレフティー。イングランド4部でセミプロ生活をしていたことがあるので、サッカーはとてもうまいです。元「ギョーカイ人」であり、「カンサイ人」である。あまりにも自由すぎてとてもじゃないけど型にはまりません。
この男、なかなかトリッキーですが、残念ながら話は面白いです。犬も歩けば棒にあたるという言葉がありますが、松田があるくと異常な出来事が巻き起こっていくという定めにあるようです(そのせいでハトトカも簡単には進みません……涙)。後に紹介する松田エピソードの話を是非聴いてみて下さい。遠くから眺めている分には面白いですよ。恋人には絶対お勧めしません。
「まっちゃんはサッカーも上手いし、なんかお洒落だし、話も面白いし素敵だわ!」
そう思った女性達の何人が、半年後には「騙された……」と失望していったのかと思うと涙が止まりません。全国の良心的な淑女の皆様、こんな人を愛してはいけません。しかし、遠目に見ている分には最高に面白いと思います。ハトトカで話を聞くくらいの距離感が本当にちょうどいいと思うので、是非聴いてみて下さい!!
あ、そういえば「サッカー解説者」を目指すと番組内で宣言していました。解説者なんて本当になれるんでしょうか?皆さま、是非半笑いで見守って下さい!
制作「54(こし)」
番組紅一点にして、ハトトカが誇る秘密兵器。クリアーなよく通る声は「54さんは。プロの声優さんなの?」と時折尋ねられるほどであります。ある種の趣味の人には強力な力を発揮するようで、とある東京サポを一発KOし、ハトトカリスナーへと引き込みました。そんな54ですが、最近は「あの人、女芸人なの?」と言われることも増えてきました。順調に育ってます。
54は声優でも芸人でもなく、普通に働いている会社員です(ぼくと松は普通ではありません)。なので、最初はラジオ番組をやるといっても何を話したらいいかわからないし、サッカーのこともよくわからないと言っていたのですが、美味しいものをちらつかせて勧誘したところ、コロっと仲間に入ってくれました。
ハトトカの収録は、毎回ではありませんが、やむを得ない事情があって「お酒を嗜みながら」行っていることがあります。これはしょうがないのです。やむを得ない事情があるのですから。
ぼくらが飲んでいるかどうかは、54のテンションと声を聴いてもらえればわかると思います。酔いどれ54たん、人気急上昇中です。
話すのも好きだけど、話すよりもはるかに作ることの方が好きらしく、制作に没頭し始めると尋常ではない集中力を発揮します。ハトトカのイラストや制作物などはすべて54が作ってます。夏にはこんなのも作ってました。なすのねこばす、通称なこばす!
オススメのエピソード
音声チャンネルなので「聴いてみて!」としか言いようがないところもあるのですが、特に反響が大きかったものをいくつかピックアップします。やはり一番最初に来るのは、「残念ながら」の松田のイングランド留学です!
日本国内で落ちこぼれサッカー選手として挫折を味わった後、全く英語がわからない状態でイングランドへのサッカー留学へと赴いた若き日の松田勇希。彼を待ち受けていたのは、ホストマザーとの死闘であった。カタコトの英語で多くの人と知り合っていく中、サッカーの女神は唐突に松田に微笑みかけた。松田は、サッカーの母国イングランドのピッチへと足を踏み入れることとなったのである。
日本では考えられないようなロングシュートの練習をしたり、ハードなフィジカルトレーニングに耐えたりする日々の中で、松田の中で何かが目覚めていった。
普通の高校生が、本当にイングランドのセミプロサッカー選手になってしまった驚愕のストーリー。
そして、このエピソードの行く末は……
三部作の長編ですが、本当に面白いので是非聴いてみて下さい。そして、こんな松田ですが、サッカー解説者を目指して迷走しているので是非応援して下さい!
第九回『サッカーの母国イングランドへ。 思春期の決断の裏側にあった、 サッカーとの出会いと挑戦の話。』
第十二回『遂に辿り着きしはサッカー母国イングランド。そして、16歳の僕を呑み込んだ逆境と波乱万丈の留学生活』第十三回『異国の地に転がるボールと揺れる恋心。 松田が見つけたひとすじの光』
P.S. いつかもう少し詳しく聞き取りをして小説にしてやろうかと思っているくらいです。
長編から入ったので次は1回で完結するものをいくつか。
ジブリ映画について。ちょっとアクセル踏み込みすぎてマニアックになっていきましたが、熱く語りました!
第二十二回『大激論!ジブリ映画で一番面白いのは?!』 | ハトトカ いつかあなたと文化祭
世間を騒がせた「東京オリンピックのエンブレム問題」から始まって、文化とは何なのかを考えた骨太のエピソード。
第十一回『東京オリンピックと文化祭的物作りのことを語らせて!』
54がコスメについて基本から教えてくれたエピソード。男女ともに好評です。
第十四回『自分の顔は好きですか?~コスメ入門編~』
松田がスターウォーズについて語ってくれたエピソード。いくつかセリフや設定を間違えたらしいですが。
第二十五回『あのスターウォーズを松田がにわか勉強してきたらしいで!』
はとのす読者の皆様にはこのへんを聴いて頂きたいです!
第五回『奈良クラブとスペリオ城北について喋ってみた』 | ハトトカ いつかあなたと文化祭
第二十一回『サポーターをめぐる冒険』は文化祭的作品である。
第二十三回『はとりっぷ 土佐高知で地域決勝を観戦しつつ四万十川へ。』
第二十四回『はとりっぷ 日本代表と共にシンガポール&カンボジアへ』
そして、最後に長編もういっちょ!
Jリーグの至上命題は、地域にサッカーを根付かせることでありますが、東京は赤羽の地に根付こうとしているサッカークラブがあります。このエピソードは、赤羽の街で、朝9時から飲んでくれてのレポートをするところから始まる、楽しすぎる回でした。
このエピソードは喋りのチャンネルですが、「はとのす的」な構成をしています。是非聴いてみてください!
第十五回『赤羽で朝9時から飲んだらこうなった。』
第十六回『赤羽でサッカーを見てきました!』
番外編『お出かけ延長戦@池袋・居酒屋バッカス!!』
ジョギングをしながら、通勤・通学をしながら、家事をしながら、単純作業をしながらなど、何かしながら気楽に聴いて頂けたらなと思います。
年末年始にハトトカ!年末年始にハトトカ!年末年始にハトトカ!
ハトトカです!ハトトカです!
しつこいけれどハトトカです!
というわけで是非よろしくお願いします。
そうそう、正月特番もやりますよ! 2016年1月1日、ハトトカホームページに是非ご覧下さい!!