秋口に風邪を引く。カンボジア&シンガポールまでに仕事を一段落させるぞ!!


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すっかり涼しくなったのはいいのだが、風邪を引いてしまった。ゴホゴホと重い咳が出るタイプのものである。そんな状態でも福島ユナイテッドin会津を強行したので悪化してしまった。

といっても、驚異的に牧歌的な会津のスタジアムと、五色沼などの福島の自然を堪能できたことに後悔はない。後で文章にするのに十分なほどの良い体験が出来たと思っている。

ただなぁ……、いつ書けるだろうか。既にある程度まとめてあって、後はブラッシュアップして出すだけのものが約10稿。執筆準備を整えて後は書くだけのものが、約10稿。まだ、散らかっているものが約20稿。要するに福島の原稿は、これの一番後ろに並んだのである。

この状況は……。まずい……。ピンチである。


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いや、この状況は今に始まったことではない。ぼくはずっと前からピンチであったのだ。といっても、やるべき仕事が溜まっているという意味では大ピンチだし、これらを片付けていかないと収入にならないという意味でも苦境である。

仕事を溜めに溜め、収入も全く入らず、家族に負担をかけっぱなしである。要するに、無能の人なのである。前にどこかで紹介したかもしれないが、漫画家のつげ義春が描いた『無能の人』の主人公と自分がかぶって自嘲したくなることもある。

無能の人(amazon link)

河原で拾った石を売って生計を立てようと思うのだが、売れる石が選べず、また石の売買のコミュニティにも上手くなじめない正真正銘の無能の男が主人公の哀愁漂う味わい深い作品である。

といっても、ぼくは無能ではない!!!

無能の人的なセンチメンタリズムから、「実は飛べるんだ」という類いのバンプオブチキン的中二病ワールドへと突入していくのである。

段々うろ覚えになりつつある研究用語で敢えて語ると物事が整理できる。

調査とサンプリングは粛々と行ってきているし、予算不足からペースは遅いものの十分に成果を上げてきている。何せ、4,5冊分の書籍になるだけのサンプリングを既に終えているのだ。これは驚異的な成果であると自負していい。

つまり、ここまでは成功している。ここまでというのは、研究計画を立てて、実際のサンプリングに落とし込み、実験するなり調査をするなりしてデータを取っていくことまでは十分に出来ているのだ。

文章を実際に書いていくことよりも、「文章に書くべき事柄」を得ることのほうがはるかに難しい。もちろん、どんな些細な事柄でも文章にはなる。しかし、多くの人にとって魅力的な文章というのは、書いてある内容も同様に、人の心を惹きつけるものである必要がある。

要するに、大したことがない事柄を、「文才」という存在するかどうかも疑わしいフォースによって誇張することは出来ないのだ。どれだけ良いサンプリングをするかが、文章の最大の肝である。この「肝」のことを記者さんは「取材」というけど、ぼくの場合は適当だから「取材」とは言いがたい。やはりサンプリングが適当かな?

さて、途中まではいいのである。次の研究成果を発表するステージが進まないのだ。


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いくつか問題があった。大まかに言うと「実力不足」「信念の欠如」「体調とスケジュール管理の不順」「家事・育児と仕事のバランスが取れない」などなど。

実力不足はしょうがない。しかし、努力の成果もあって、文章を紡ぐ力は日々伸びていると思う。ただ書けばいいというものではなくて、自分が描いている世界を存分に描くには、1年前では実力が足りなかった。

信念。不足していた。人の言うことが気になるのは、自分がどうやって「表現」と向き合っていくかについて決着がついていなかった。また、Jリーグに対してどう向き合っていくのかについてもフワフワしていた。だから悩んだり、ブレたりすることもあったのだ。今は確固たる信念が出来た。

体調とスケジュール管理は本当に情けなくなるくらいうまくいかない。家事・育児その他で時間をごっそり取られ、残った時間で収拾をつけようとするから無理が生じ、一気に体調を崩すというパターンを繰り返しているのだ。11月からはようやく楽になりそうだから、ターボボタンを押して走り抜けたい。

文章を集中して書いているときは「トランス」しているようなやばい状態になる。目はギンギンに冴え、多動気味になり、トイレは近くなり、夜はなかなか寝付けないし、すぐに目が覚めてしまう。研ぎ澄まされた状態になる。スイッチオンである。

どこかで意図的にスイッチオフに出来るといいのだが、今は家の中が「怪獣映画状態」なのでスイッチを切れずにいる。これが大きな問題。3日スイッチを入れたら2日は切らないと、必ずどこかで体調不良にぶち当たる。研究時代は1ヶ月近く入れっぱなしのこともあったが、その後心身共に大きく消耗してしまった(体重も確か6 kgくらい落ちていたはず)。

あれも研究室に泊まり込みで、2日で1時間睡眠みたいな無茶が出来たからこそスイッチを入れ続けることが出来たわけで、今では再現不能。

文筆業は、酸素がないところでパクパクやっている仕事。常に息苦しい。溺れそうになる。でも、これがぼくが望んだ世界なのだ。酸素が足りなくて苦しくても、深いところへと潜っていかなければ。深みの深み、遙かなる深淵に沈み込んで初めて、文章は力強く躍動するのである。今年の冬から来シーズンの始まりにかけて、今サンプリング済みのものについては、全部形にしていきたい。

全部とは言わずとも8割方は達成できていなかったら、精神衛生上非常によろしくない。

無能の人のままでは終われない!! まだこれから!! 『サポーターをめぐる冒険』よりも面白い作品を山ほど残すのだ!!


というわけで、最近は近況を書いてすらいないので、簡単に。

今年はスケジューリングを失敗しすぎて、あんまりホームの試合が見れずにいる。試合に行けないことがこんなにもストレスになるとは思わなかった。奥歯がギリギリ鳴るぜ……。

しかし、今年はあと5~7試合分くらいはサンプリングしておきたいところ。

11月のOCLには行けたら行きたいのだが、旅費がががが……。海外遠征(後述)の後だし色々厳しいかもしれないし、ホーム最終戦とかぶる……。当たり前なんだけど、色々なクラブの試合をみようと思うと、自分の所の試合を犠牲にしないといけなくなる。

サポーターは趣味だし、サンプリングと文章化は仕事。かぶったら仕事を優先する。これが正しい姿勢だとは思うが、奥歯がギリギリ言うのは止められない。全ての予定が金、土、日に集中するからしょうがないんだけどね。

OCL、JFLの入れ替え戦、チャンピオンシリーズ、J2/J3入れ替え戦、J2昇格プレーオフ、天皇杯と見所は盛りだくさん。OCLはOretachi no Champions Leagueの略で、地域リーグ決勝のこと。ロック総統の革命用語である。


11月8ー18日は、シンガポール&カンボジアまで日本代表戦応援ツアーに行ってくる。

ぼくの参加するツアーはかなりお安いので、平日に休みが取れる方がいたら是非一緒に行こう!

ウルトラスツアーINカンボジア 発表 : ULTRAS NIPPON Official BLOG

ウルトラスツアーINシンガポール 発表 : ULTRAS NIPPON Official BLOG

さっき聞いたら、参加人数には若干名余裕があるとのこと。

観戦チケットなどの裏情報も色々ありますが、ネットに書くのもアレなので詳しいことは、SNSのメッセージなり、メールなりで聞いて下さい。 ※ 中村のメールアドレス lifeisluck007@gmail.com


ともかく、タイトルにも書いたように……

カンボジア&シンガポールまでに仕事を一段落させるぞ!!

そして、気持ちよく旅をするのである!


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