今年の夏はとにかく暑い。あまりの暑さに体調を崩してしまったり、気力が減退してしまっている人も多いのではないだろうかか。かくいうぼくも、心気力すべてが減退して、げんなりした状態で過ごす羽目になってしまった。
ぼくを苦しめたのはまず冷房病。クーラーにあたると寒くて全身が冷えてくる。冷えた状態では免疫系統の機能が落ちるらしく、お腹を壊したり喉が痛くなったりした。これが夏風邪。そして、夏風邪がなかなか治らず、ずっと辛い状態が続いたのは、睡眠障害によって上手く休息が取れなかったためだった。
諸悪の根源は冷房病
ここ数年、夏になる度に冷房病にかかっている気がする。症状としては、体温調節機能が狂ってしまうため、暑さにも寒さにも弱くなってしまう。夏の暑さが辛いのに、冷房の中に入ると寒くて仕方がなくなってしまう。
ぼくの場合は、冷房の設定を29℃にすると暑すぎて仕事にならず、28℃にすると全身が冷えて寒さで座っていられなくなってしまった。
冷房病の詳しい症状はこちら
冷房病 - Wikipedia
冷房病の対策はなかなか難しい。クーラーを切ると暑すぎて弱っていくし、クーラーを入れると寒くて弱っていく。冷房病になってしまうと、安眠するのが難しくなる。寒いと寝れないし、暑くても寝れない。挙げ句の果てに朝は、身体が冷え切っているか、汗だで不愉快すぎる状態になっている。朝から疲労困憊した状態になってしまっている。
原因と対処法
原因は、冷房を浴びすぎたことで体温を調節する自律神経の働きが弱まったことと言われている。そして、よく聞く対処法としては以下のものが挙げられる。
- クーラーの風を直接浴びない。特に首の後ろ。
- 軽い運動をする
- 全身浴or半身浴
- 睡眠をしっかりとる
ぼくの場合は、クーラーの風にやられたらしい。確かにぼくのデスクは首の後ろにクーラーの風が直撃する。そのため、気付くと冷えすぎているという状態になっていた。
お風呂にゆっくり入るのが有効とよく書いてあるが、ぼくは効果を実感できなかった。この真夏に、お風呂に1時間入り、出た時には寒くて凍えそうになっているという異常な状態だった。毎日1時間入っても効かなかったので、それでは治らないのだろうと考えた。
最終的にぼくが取った手段は「漢方」だった。冷え性に効く漢方などを探した結果、薬用養命酒が効くらしいということがわかったので、早速薬局に行って買ってきた。お値段は1600円ほど。味はあまり美味しくないのだが、慣れると何とかなるレベルだった。
最初は「当たればラッキ-」程度に考えていたのだが、劇的な効果があった。あっという間にお腹の中から暖まってきた。冷え切っていた足先や胸のあたりにも、じんわりと熱が戻ってきた。消化器系の調子が悪かったのだが、2,3日で改善して「快食・快便」状態となった。
腸が動き始めたのか、「おなら」や「げっぷ」が頻繁に出てちょっと恥ずかしいくらいだった。夏だというのにビールを飲む気にもなれずにいたが、一週間ほどで美味しいビールを飲めるようになった。
難点は、いまいち美味しくないことと朝からお酒を飲まなければいけないこと(1日3回飲むものらしい)。
ともかく、冷房に弱く、内臓が弱りやすい人には養命酒はとてもお勧め。
秘技・養命酒ロック
最初のうちは真面目に飲んでいたのだが、最近はロックグラスに入れて飲むようになってきた。常温で飲むよりは「薬草臭さ」が緩和されるのがメリット。お味は、紹興酒にたっぷり砂糖を入れて飲む感じにちょっと似ている。
まぁまぁ美味しいが、二杯目を飲む気にはならないので、飲み過ぎる心配がないのがメリットだろうか。養命酒の美味しい飲み方を研究したいような気もするが、あんまり美味しすぎても「養命酒の飲み過ぎで二日酔い」という本末転倒な結果を招くかもしれない。ほどほどにしておきたい。