ブラジルW杯紀行 第十話 「クイアバでのんびり過ごし中」


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第九話「我々はサポーターであったのか」

昨日クイアバに到着。ここはアマゾン時間なので、東京との時差は-13。高級マンション風のお宅をシェアさせてもらっている。

本来であれば一日後にチェックインであった。
別の場所に泊まろうと思っていたのだが、交渉がうまくいかず、仕方がないので空港で寝ようと思っていた。

「空港で寝るから、アーリーチェックインしたい。何時からなら大丈夫?」と、家主のアーサーにメールしたところ……

「それなら、一日早く来たらいいよ。空港まで迎えに行くよ。」と返事をもらった。

ブラジル人はみんなこんな調子。気持ちが温かくなる。


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朝食はアーサーと2人だったので、色々話す。大学ではモノグラフを専門にしていたらしいけど、何度聞いても何のことかわからなかった。

サブジェクトの見方を提示するみたいなこといってたんだけど…… 後で調べると数学の一分野っぽいね。深入りしないでおこう。

ぼくの英語は滅茶苦茶だし、アーサーもそこまででもない感じなので、意味がわかったりわからなかったりだけど、なかなか楽しい朝食だった。

気温が25~30度くらいあるクイアバは今が「冬」らしい。

「Have you ever seen “Snow”?」

「Oh impossible!」


合間にワールドカップについて記事を書こうと思うんだけど、旅の中で記事を更新するのはなかなか大変だ。仕事として取り組んで、旅をある程度犠牲にすれば書けるかもしれないが、それはそれで勿体ない。

それに、「“まともな”文章を書く」ためには、思考を整理して体系化し、価値付けをして、自分の中での編集を行い、魅力的になるように仕上げをするという作業が必要だ。

そこまでやっている時間はない。
一番しっかりと時間が取れたのは、リオデジャネイロのパブリックビューイングについての記事だが、これも全然時間が足りない。

執筆に要したのは5時間ほどだが、あの内容の記事であれば最低でも倍の10時間は必要だった。鋭い指摘を1つもらってしまったが、確かにあの文章には瑕疵がある。でも、ある程度時間をかけないと、そういった困ったものは消えていかない。

どうしても追いつかないから、後でちゃんとまとめたいなという気持ちになってきた。

ただ、ワールドカップ紀行は、「サッカー」よりも「旅」について書く割合が大きくなりそう。そういう意味では、「サポーター本」とは全く違った書き口が求められる。

でもそんなの書いている暇あるかなぁ。とはいえ帰国後すぐに書かないと、永久にお蔵入りになるだろうし。

出版できる段取りはついてないし、交渉するの大変だから電子書籍に挑戦してみるのもいいかもしれない。旅の途中で読みたくなるのは、圧倒的に電子書籍なのだ(かさばらないしね)。

ということにすれば滞在中はログをつけることに専念することができる次第。

「ワールドカップ旅本」か。ワールドカップに行くたびに書くってのは今後の人生を過ごしていく上での楽しみになるかもしれないなぁ。

書きたいことが多くて、なかなか大変だ。しかし、表現したい欲望が枯れそうにないというのは悪いことではない。

旅に出るのは好きじゃなかったんだけど、こういうのは悪くないなぁ。
クイアバの乾いた空気はとても気持ちがいい。

というわけで寝よう。今日は8時間ものんびり昼寝したけど、まだ眠い。

第十一話「ギリシャ戦のゴール裏から」


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