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探鳥論 書評

「島と鳥特集!!」書評 BIRDER 2013/07

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BIRDER2013年7月号は「この夏こそ!島でバードウォッチング」特集だった。この特集を、宮古島にいるときに読んだため大変参考になった。今、島にいるにもかかわらず次の島はどこにしようかと考え出す羽目になった。

特集の冒頭に大阪大学准教授の高木昌興先生の「島の鳥」についての総論が掲載されていて大変参考になった。島と鳥という漢字は紛らわしくてよく見ないとわからない。「島の鳥」という書き方をしているのはわざとだと思うけど。わかりづらくすることで、逆にコピーライティングの効果をあげるという技もあることに気付いた。そういう意味でも一本取られた。

面白かったのが、島の面積と大陸からの距離によって鳥類相が異なってくるという説。我らが宮古島には、「大陸から遠い、大きい島」という位置づけになるようだ。宮古島で繁殖する種数は24種で、「大陸から近い、大きい島」である西表島の37種よりも少ないらしい。その差となっている13種には何がいるのかが気になるところだが、この特集を見る限りではわからなかった。

高度情報紹介においては、調べようと思えば簡単に調べられれるはずだが、自分で西表島に行くときまで謎のままにしておこうと思う。

後半で、島嶼域における種分化の原因は近親交配による変異によると確定的な記述がされているけど、これはどうなんだろう?突然変異というものは多かれ少なかれ一定の確率で起こるものとすると、島嶼のように隔離された環境においては、いずれ種分化が起こると考えられる。そして、近親交配によって非常に大きな変異が起こるのであれば、種分化の速度が加速していくことは理屈としては成立するし異論はない。けど、それってどの程度まで確かめられていることなんだろうか。

種分化についてはバードウォッチャーとしてのちょっとした興味がある。種分化する瞬間に立ち会い、Life listを後からいじってみたい!つまり、メジロとリュウキュウメジロは亜種の扱いなので、現在は1種のカウントだが、将来的に2種に分かれた瞬間が来たら楽しいだろうな、と。自宅から出ずに、双眼鏡すら持たずにLife listが増える瞬間というのを一度味わってみたい。

形態的に区別できる上に、分類学上も亜種まで来ているのだからいつ別種になってもおかしくないと思うし、死ぬまで鳥を追い続けていればそういう瞬間も来るだろうと思う。

そのためには、いまのうちに島嶼域の亜種をなるだけ見ておかないといけないな。そう考えると、宮古島でリュウキュウメジロとおぼしき個体を真面目に観察しなかったことが悔やまれる。ヒヨドリも何か違っていたと思ったら、リュウキュウヒヨドリという亜種がいるらしい。今度行ったときは亜種を意識しよう。

だいぶ斜めの方向にずれてしまい最早書評とは言えない感じになってしまったので慌てて話題を戻す。

この特集を読んで、行ってみたいと思った島はこちら。

利尻島(夏に行く、ウニが食べたい)
天売島(ウミスズメ類が見られると聞いて!!行くなら4月か)
奄美大島(オーストンオオアカゲラ、アマミヤマシギ、ルリカケス、アカヒゲ、オオトラツグミ)
沖縄本島(アカコッコ、ノグチゲラ、ヤンバルクイナ)
西表島&与那国島(鳥が多そうなので)

父島&母島も行きたいけど、遠すぎるのでちょっと後回し。

バリ島&ランカウイ島にも行ってみたい。ボウシゲラってあれなんだ?どんな大きさなのか見てみたい。各種カワセミ類がいるのも魅力。ハトはいるのかな~

「野鳥ラボ」
シラサギ類の識別。
正直苦手だったので助かった。特にクロサギの白型、コサギ、カラシラサギ、アマサギ(冬羽)の区別をいつも忘れる。

「ぶらり鳥見散歩道」by鳥くん
コシジロウズラシギを見に行った話。残念ながら今のぼくのレベルではとても識別ができず、また見たとしても喜びを感じられそうにない。

以上。今号も大変面白かった。

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